無意識日記
宇多田光 word:i_
 



ぼくはくまの絵本の絵の線には幾つかの交差点がある。本来絵では紛らわしいので複数の輪郭線が×にならないように僅かにずらすものだが光画伯はお構いなしだ。逆にその紛らわしさを愛してるようにすら見える。気付いてみれば、歌詞に見られる音韻(例.ねだり&ネェダーリン)とは"コトバの交差点"とはいえまいか。意味上では無関係なモノ同士が音という表面上の(みための)性質によって結び付けられていくサマは立体としては違う位置にある物同士が画面上では(みためでは)輪郭線で交わるのと似る。意味と表象が絡み合う中に創作の種があるコトを教えてくれているともいえる。


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