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無意識日記
宇多田光 word:i_
 



スーツケースやキャリーバッグを持ってる人がちらほら居るな〜いやはや、気が早いというか1日早くお休みをとったということなのか。うん、夏休みなんだねぇ。

夏休みといえば、そうね、ダラダラと映画やアニメを寝っ転がって観続けようかなと怠惰な事を考える。ポップコーンやポテトチップスをつまみながら…こういうのカウチポテトって言ってたなぁと思って意味を調べてみると、ちょっと微妙に違っていて元々は「ソファー(カウチ)に座り込んだ(寝そべった)まま動かず、主にテレビを見てだらだらと長時間を過ごす人を、「ソファーの上に転がっているジャガイモ」にたとえて揶揄または自嘲した、アメリカの俗語的表現」だったと、Wikipediaには書いてあるな。

同じ言葉でも違う文化圏に触れたら異なる解釈をされる。この場合はポテト、じゃがいもというモノに対する日常的なイメージや接し方が米国と日本で異なっていたということか。ポテトといえば米国ではごろごろ転がっているもの、日本ではまずポテトチップスだったんだろうかな。

まぁそれにしたって歳取ると映画やアニメを観るのも結構疲れるものでな…。いやそれはいいんだけど。

日本の商業音楽も、こと音楽性に関しては20世紀の間は米国のものを輸入することが多かったが、そのままの解釈では日本に馴染めず、それなりにアレンジして&ローカライズして市場に咨る事が多かった。

宇多田ヒカルがデビューした時は、ニューヨーク出身ということもあって、そのリズム感の「日本人離れ」っぷりが話題になった。ヒカルのリズムの解釈は日本人のそれではなかったのに、歌う歌は日本語だったからそれが斬新で受け入れられた、という側面もあった。

問題は、そこからだ。ヒカルは少しずつDTM、デスクトップミュージックで音楽を構築していくようになり、R&Bのリズムはその中で相対化されていく。で。いつも言ってるように初期のヒカルはDTMに備え付けのリズムループを基調にしてコード進行とメロディをつけていく事が多かった。

DTMデフォルトのリズムループは、その多くが結局は米国の大衆音楽由来なので事態は変わらないかと思いきや、ヒカルは独自路線を貫き今に至る。日本語という縛りとの兼ね合いの中でリズムパターンも決まってきた気がするな。

UGFでのTAKUさんによるリミックスの数々をみて、そもそものヒカルの楽曲のポテンシャルの持つ多様な可能性について考えていた。例えば『Too Proud』に関しては、ラフダクのそれとUGFのそれでは、聴衆の反応が全く違う。『踊らにゃ損・損!』でコール&レスポンスが成立するとか楽し過ぎるだろ…というのもあったし、あとラップパートね。ラフダクでは日本語だったけどあれはCD化はされてない。UGFでは確か他国語だったはず(なんでうろ覚えやねん)。そこでのグルーヴの違いをどう捉えるかということで、「同じ曲でも日本と米国でリズムの解釈が異なっていく話」に帰着する。そう、カウチポテトが導入だったのはそれでだよ。…なんなんだよ?(笑)

ファンの濃さの違いもある。Wall & Wallに集いし「ガチ勢」の若いみなさんならノリノリで踊ってくれるだろう一方、アリーナに集まる老若男女にはラップも日本語の方がわかりやすくて楽しいだろう、という対比。ラフダク自体、踊らせたがってたSFとはコンセプトが異なって聴かせる意志が強かったしな。

それを考えるとSFツアーで『Find Love』か『キレイな人(Find Love)』をやらなかったのはもったいなかったな。ITF 2010の『Passion & Sanctuary』のような繋ぎ方もあり得たし、そこで日本語の作るグルーヴと英語の醸し出すグルーヴの違いを浮き彫りにするのも面白かっただろう。

結局の所その自在性は、ヒカルがバンドセッションやジャムや個人の楽器演奏ではなく、DTMで曲作りをしているという形態に根源がある。解釈の多義性の由来を吟味しつつ、各自としては会場では思い思いに音楽を楽しんでいきたいところなのでした。


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そういやそのUGFアフターの飲み会でHさん @charrrybradshow に「あの量の日記をどうやって書いているのか?」と問われてまともに答えられなかったんだよな。今夜はちらっとだけ書いてみるか。


突き詰めてしまえば、要は私、日本語で考えてないのよね。かといって勿論英語で考えてる訳でもなく、脳内に存在する「自分だけの言葉」で思考している。それを日本語に翻訳してここに書いてる感じ。

自分だけの言葉…言葉といっても文字や音声で構成されてるわけではない、漠然としたイメージの集合体で、放っておくとアメーバみたいに離合集散して形になったり消え去ったりしてくれる。基調となるのは「調和」で、同時に各テーマを鳴らした時にうまくハモるかどうかで内容が面白くなるか決まっていく。かといって実際の音楽のように演奏時間はほとんど必要なくって、ネタを放り込んだらほぼ一瞬で決着がつく。

そういった、感覚から感覚に渡っていった先の「結論」を日本語に翻訳して、それを逆から構築していく感じ。なので、この日記は短文がメインだけど、かなりの長文も書けるわよ。

ただ、ここに「実際に字を書く」という行動が絡んでくるとガラリと様相が変わるのだがその話はもっと長いのでここで切り上げるとして。

と書いてて気がついた。あらこれってヒカルさんの「魚釣り」と似たところがあるわね? ヒカルさんの場合大海と向き合って「じっと待つ」ことで釣果を、成果を上げるのだけど、私は実験観察って感じの違いはあるのだが。なおメロディの現れ方はもっと異様で(以下略)

返す返すも、ハラリ氏の的確なツッコミに対してもっと掘り下げて欲しかったなと思い直さずにはいられない。あれですよ、魚が沢山来て選別するのか、それともたった1匹の狙いの魚が来るのをずっと待っているのかってやつ。私もそこは気になってるので。

私の場合は釣り堀に必要なものを放り込んだら一瞬で決着がつくのだけれど、それはつまり沢山の魚を放り込んでハモらせて何が残るかをみるということで、個々の選別とはまた違った法則がある。音の波のように、重ね合わせて強まるところと弱まるところがあるという意味で、粒子のビリヤード対決とかよりは、波動の足し算引き算に近いかなと。

これまた書いてて気がついたんだけど、私の「自分だけの言葉」は、その意味で部分的・断片的にではあるけど、相当に音楽的なんだな。AIのアルゴリズミックなアプローチとは多分いちばん遠いヤツだわ。あーこういう話も、UGFの後にはしてたんですのよ…いやちょっと違うか、ここに至るような前段階の話を、してたんですのよ、か。リアル無意識日記トークを聞きたい方は、是非リアルイベントにも積極的に参加してね⭐︎


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今週、私には珍しくインプレッションが5桁になった投稿。

「#UGF TAKUさん @takudj を間近で観て感じたのは「この人実年齢+15歳分位の音楽的語彙がある!」って事で。斯様な温故知新を自らに課しつつ現代の音も分け隔てなく取り入れる柔軟さとロジックとフィーリングを高いレベルでバランスする平衡感覚+殆ど初めての聴衆をも即魅了する瞬発力!凄い方でした !」
https://x.com/i_k5/status/1952021219244728387?s=46

もちろんそれは、TAKUさんが引用してくれたおかげさまです。

「最高すぎてびっくりする褒め言葉😳
どうもありがとうございます!!』
https://x.com/takudj/status/1952022974980342201?s=46


これを見て何が嬉しかったって、ほんの僅かではあってもUGFのイメージアップに貢献できたかもしれないってこと。演者の受け取るライブの評価に関しては、99%くらいは現場でのオーディエンスのリアクションに依るのだろうけど、1%くらいは終演後のTwitterでの反応もあるんだと思う。現場では控えめだったりした人達の本音が聞けたりね。で、TAKUさんからこういう反応を引き出したってことは、「またここからのオファーがあったら是非やりたいな」と思わせる為の援護射撃がほんのちょっとでも出来たんじゃないかなと!現在自負しているところでありまして! 「あそこのイベントでプレイしたらこんなに褒められた。とても嬉しい。」から「またやりたいな」まではそんなに遠い距離じゃないはずだから…!

それって、UGFを継続的なものにする為には結構重要な事だわよね。たとえTAKUさん本人がプレイしないとしても、彼から話を聞いた人がオファーを快諾する流れを作れるかもしれないし。評価と評判をリアルの場でもネットの場でも細々とでも繋げていくのは、これからの事を考えるなら必須とも言えるので。あの場のその瞬間が楽しかったからこそ、またその次のその瞬間を追い求めるのは自然の摂理でな…!

っていうあからさまな思惑(笑)もあるので、皆さんも、終わってもう数日経ちますが、なんぼでもTwitter等で感想を発信してくれればなと思います。終わって落ち着いて冷静になってから見えてくることもあるしさ。


…ふむ、最初「私が人に賛辞を送る時に考えてる事」の話をしようかなと思ってたんだけど字数と時間の都合で断念しましたよ。最初に引用した投稿↑をみてくれればわかると思うけど、最後の一言以外「ただの事実の羅列」なんですよ。それでいてご本人から「最高すぎてびっくり」と、ちゃんと「非常に高評価」というこちらの意図をとても正しい認識で受け止めて貰っているのが、ミソなんです。あぁ、いろいろあるんだけど、訊きたい人はまたどこかでリアルで会った時にでも喋るから! 兎に角、あのm-floのTAKUさんとこういうコミュニケーションがとれて楽しかった! これもUGFのおかげさまです。運営してくれたスタッフ・キャストの皆様、現地で好リアクションを返してくれたオーディエンスの皆さん、どうもありがとう!


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UGFは終わった後も一日楽しい。午前中にDJイベントが始まり二次会三次会もあっという間に終わったなと思ってたのに家に帰る頃にはWTTブラジル大会の女子単準決勝が始まっていたんだもの。(時差を把握してないとイマイチわからないやつだこれ)(もう23時ごろでした)

最後の飲み会(※私下戸)でHさん@charrrybradshowと同席して「ヒカルさんのどのコンサートのパフォーマンスがよかったか」という話になった。ひとつひとつのツアーを吟味しながら私と彼では随分と評価が異なるなぁと感じつつ話を進めていくと彼が「自分の中では『Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios 2022』の評価が高い」という旨語ってくれて。私は「なるほどそれはライブに対する評価軸が根本的に違うな」と合点がいった。

普通、自分とかなり意見の異なる人が目の前に居たら若干緊張感が走ったりするものだが私は楽しくて仕方がなかった。彼の方は何か私を敬って?くれているようなので少し動揺していたかもしれないけれど(だったらすまんことをしたと謝りたいッス)、意見や感想の違う人とこうやって膝を突き合わせてどこがどう違うのかを追究できる機会なんて、半世紀近く生きてるけどそうそうないんですよこれが! なのでだから興奮せずにいられようか!

そんな風なことが出来るのも、お互い宇多田ヒカルが大好きだという認識がベースにあったから。そして、やっぱりUGFがあったからだよね。

彼の名前は多分Twitter上では15年前くらい?から見かけていたのだけど、顔を合わせて挨拶するのは今回が初めてで、冷静に考えたら実質初対面の相手と何をいきなり濃い話をしてるんだとツッコミたくなるのだけど、あれですよ、そりゃあ午前中からUGFを体験してきてるってだけで仲間意識が違う。そりゃすぐいろんな話が出来るのですよ。彼は帰りの時間があるらしく少し早めに帰ったがまだ話し足りなそうだった。次に会う機会が楽しみで堪らない。お互い少々遠隔なので少し間は空くだろうけれど。

そうなんですよ、UGFって別に展示会とDJタイムに留まらないんですよ。こういう出会いの場でもあるわけです。Hさん(どうやらご本人は「HIRO」というお名前のつもりらしいのだが、んなもんプロフにも書いてないのにわかるかいなっ!(笑))はなんかi_さんに会えて感動していたですよ(自分で言うと鬼のように恥ずかしいなこれ!)。そう、ネットでしか、名前やテキストでしか知らない人とも顔を合わせるチャンスだし、なんなら「DJタイムで騒ぐとか、あんまり気乗りしないな」という人も、アフタータイムを狙って参加しちゃってもいい。TAKUさんも仰ってたように、楽しみ方なんて各自それぞれでいいんだからね。確かに20代30代の若いファン主体のイベントだけれど、私みたいな初老以上の人間が居ても全然居心地悪くなかったですよ。ここらへんの空気作りはスタッフの精鋭の皆さんの力がホント大きいのよねぇ返す返すも。第1回に引き続き何度でもアピールするけどさ。彼らが運営を担ってくれてなかったら、たとえHASEBEさんやTAKUさんやMarmeloさんをブッキングできててもここまでの成功はしてなかったと断言したくなるほどに。

ぶっちゃけ、今の主宰をはじめとしたメンバーが運営に参加できてるうちにイベントに一度は参加した方がいい…ってずっと言いたかったんだけど第二回がすぐにソールドアウトになりやがるからそういう推し方出来なかったな〜。次があったら、第1回第2回とご縁の無かった方々にも是非参加して欲しい。前日キャンセルになっちゃった人も居て私ひとりひそかに画面揺らしてたもんな。(ブラウン管時代にはありがちだったやーつ)

ま、てことで、イベント後のお楽しみをイベント後にアピールしてみたのでした。いやもう日曜日も随分と遠くなったけど、ほんに一日中楽しかったぁぁぁ!



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これだけ毎日暑いと冬眠ならぬ「夏眠」、冬ごもりならぬ「夏ごもり」とかあってもいいんじゃないですかねぇ? 「夏に向けて食糧を備蓄するぞ」とか。いや農業は夏抜きでは成り立たんか…せやね…。

日本の夏は8月6日広島原爆の日、立秋(今年は8月7日)、8月9日長崎原爆の日、お盆、8月15日終戦の日と、先祖を悼むモードと甲子園とスイカと素麺と風鈴が混ざり合う季節。私個人でいうと7月末日がSACKYの命日なのでそこから終戦日まで半月そのモードかな。暑さと怠さと祈りの気持ちが蝉の声をバックに蜃気楼の中浮かび上がるような、そんな心象風景だわね。

3年前の今日ヒカルはNHKに出て『BADモード』を歌っていた。歌の前にミニインタビューがあって、あの短い時間でも心の優しいところを存分にみせてくれていたので直接は関係ないにしても8月6日のしっとりした雰囲気とよく合うなというのを感じて歌を聴いていたら歌詞が何の修正も入らない“fuck”の連発で苦笑い。心の優しいお姉さん、英語圏なら放送禁止用語な単語を連発するの巻でしたね。英語の障壁ってこういう時は心強い。それはさておき。

その優しさの雰囲気を3年前の私は「“優しい”が服を着てた」と表現している。よく伝わってくるなと3年前の自分を褒めたい。デビュー当時の何年かでは、出る音楽番組が軒並みお笑い色の強いものだったこともあり、地上波でそのヒカルの優しい性格が前面に出てくる事はなかったので隔世の感があったな。


今回の #UGF は非常に平均年齢の若いイベントで、そのバラエティな歌番組をリアルタイムでは知らない世代も多いのだろうなとは思ったが、それにしてもパッと見で「あぁ宇多田ヒカルが好きそうな顔だ」と思える人が何人も居たのは印象的だった。シンプルに宇多田ヒカルという人が好き、という理由でファンをやるのに何の不思議があろうかと思われそうだけど、デビュー当時は時の人だったから極端な話たとえ気に入っていなくても宇多田ヒカルは評価しなきゃいけないくらいの御威光があったのだ。まぁあの年収と英語力があればそれもすんなりだったのだけど、それはつまり、ファンになる人もそれだけ複合的で、いろんな理由が重なり合っていた。

今は、ヒカルの方が自分らしさをマスメディアに出すのを躊躇わない。昔どれだけ自分らしさを抑えたり出したりのバランスに葛藤があったかは初期の歌詞の数々を聴いてくれればわかるかと思う。『For You』とかね。今、ファンの面々の顔を見て、現在のヒカルが自分の気持ちに正直に生きているのを痛感してるとこなのでした私。ふむ、感慨深いわね。少し感傷的になってしまうのも8月6日マジックかな。現実は途轍もなく重かったのだろうけどね…。


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ほんと現在の宇多田ヒカルファンのパワーは凄いなと思う。今回のUGFは20代〜30代の、私から見れば“若手の皆さん”を中心にして運営されていたのだが、そうなのだ、当たり前だけどその人達は全員宇多田さんより歳下なのだ。うちらヒカルを15歳のデビュー時から(中にはCubic Uをテレビで観たというツワモノまで居ますけども)知ってるだけに、あの時小学生だったり何だったらまだ生まれてなかったりする人たちがあれだけのイベントを完遂してしまうのは驚愕以外の何物でもない。というか恐ろしい。何が起こってるんだ一体!?

ついつい考えてしまうのは(アフター後の飲み会でもちょいと話に出たのだけど)、「宇多田公式はこっからどうすんの!?」ってこと。最近のレコード会社の体力だと、たとえ対抗意識を持ったとしても、生半可な企画では太刀打ちできないっすよ。イベントの内容もそうだし、グッズ関連も、UGF1&2のお土産の数々を見返すと「金取るんならかなりのものを用意しないと見劣りする」まであるからな。いや、そういうのを較べるのは至極野暮だとわかってるんだけど、敢えて言ってみてます今。

更に、ファンイベントならではの利点とかもあるよね。例えば、これは前回第1回の話も含むのだけど、Mikihhi(そう彼はHikkiより歳上)が展示してきたグッズには出版社とかレコード会社とかの縛りがないわけですよ。ある意味、現行のエピックレコード&U3MUSICには無理なことだって出来たりしてしまう。かなりの強みよね。

勿論、宇多田公式には「本人起用」という最上にしてバカデカい手段があるのだしそれに注力してくれればよいのだけど、ヒカルさんの肩書が「プロデューサー/コンポーザー/リリシスト/アレンジャー/シンガー」である以上、仕事してる時間のうち9割くらいは裏方さんなので、そんなに沢山は表立った企画に本人を使ってこれない。そこで公式スタッフさんたちは今まで各所でのDJイベントとかステーションヘッドとか、本人不在の時間帯のお楽しみを色々と提供してきてくれててとても嬉しかったのだけど、こうやって「ファン主催でDJイベント成功させちゃいました⭐︎」になってしまった現状をどう捉え直せばいいのやら?


これが、「宇多田ヒカルのファンはその時代の常に若い人たち」というだけならまだいいのだけどさ、うちらヒカルより年上の、デビュー当時から知ってる人たちがまだ現役のファンで、更にそれぞれが地道に活動してるとなるとボリュームが膨れ上がる。先述のMikihhi @mikihhi は今でも日夜Hikki Good’s Collection を充実させてるようだし(断捨離も頑張ってね♪)、とみねえさん @tomineen は毎日そこら中からニュースを拾い集めてきて連日メールマガジンを発行してくれてるし、かつて『トレビアン・ボヘミアン』の文字起こしを先導したゆりさんはコアなファンを呼んでSpotifyなどでラジオを配信してるしと、長年のファンも元気なんだよ。グッズ/ニュース/ラジオをファン側から自前で提供してるんだからね。かなり公式の補完が出来てるわよ?

あとチェリー師匠 @fubuki59 のお祝いの達人ぶりは最早伝統芸能の域だしさ、ジャックくん @jack_m_s_ の博識ぶりは公式からも頼りにされるほど…特にこの2人(は共にHikkiより歳下)は前々からその「公式超え」っぷりに唖然とさせられてきたんだけど、この度 UGFを2回成功に導いたアトラス主宰@Atlas_0424 をはじめとした皆さんがこんなことまでやっちゃってさ! いやアテクシも自分の周りの人間が凄過ぎて何が何やらで、すーさん@sususususu_san と2人で「みんな凄いねぇ」って縁側でお茶飲みモード(妄想)になる始末ですよ、えぇ。

今時間ないから名前を出し切れてない人達も何人もいて(ごめんなさいっ!)悔しいんだけども、何が言いたかったかというと、デビュー27周年を迎えるこのターンに来て、ファンの世代は30年以上の幅を持って、それぞれに得意分野を活かしてアウトプットをし続けてきてくれているので、あれだ、これからの宇多田公式は、自ら頑張るばかりじゃなくて、ファン参加型の企画をもっと増やしていった方がいいのかもしれないなと。ファンクラブがないから大々的なものは無理にしても、枠は作るから中身はお前ら入れてくれ的なスタンスでもこの際いいんじゃないかなって。ぼくはくまの合唱コンテストやぬりえコンテストみたいなん、今やったら当時以上に盛り上がるかもね? そう思いたくなるくらい、日曜日にWall & Wallに集まったみんなは頼もしかったですよ。オフィシャル&アンオフィシャル、両方しっかり手を携えてヒカルさんのモチベーションあげてこ?どう?


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UGFのTAKUさんは流石の一言。もう内容に関しては文句無さ過ぎて敢えてひとつひとつ取り上げるのが野暮に思えてくるくらい。作り上げる方にとってはそれじゃ寂しいってのもわかるんだけどね! でもまぁ、Wall&Wallのサイズでの人心掌握くらいならお手のものなんだろうな。ライブパフォーマーとしての経験値と理解度が頭抜けてた。更に異例な事にオープニング・トークまであったからね。これが効果的だった。普段のクラブイベントであれば聴衆はクラブ慣れしてるだろうけど、UGFはそれとは層が全く違う。宇多田ナイトとも違う(見たことある顔はちらほら居たけど)。となると、ステージに引き込む為の入り口として親近感と仲間意識を即席に作り上げるにはこういうアプローチもアリよね。そして効果は抜群だった。TAKUさんの英断に拍手。

、、、って、いやだからそのペースで書いてたら長くなり過ぎるからさ(笑)。

なので全部すっ飛ばして結論だけ書いちゃうと、

「宇多田ヒカルと宇多田公式は今回のTAKUさんとMarmeloさんのステージを映像で観ておいた方がいい」

ってこと。

だって、宇多田ヒカルはこのサイズではやれないからね!? これくらいの人数を相手に、それなりの濃さ度のファンが集結したときに、あの曲やこの曲への反応がどうなっているのかって情報を大量に仕入れられるのだからこれはチェック不可避ですよ。更に言えば、既述のように宇多田ナイトに来れない人達も来てるので、どちらかといえばより実際のコンサートのバランスに近い感覚をもったオーディエンスが集まってた筈だし、公式スタッフさんたちはナイトに視察に来るならUGFにも来るべきだよね。実はもう来てたんなら言うことないんだけど!

そして、TAKUさんのステージは、ヒカルさん自身ががっつりチェックすべきもの。自信のマテリアルをどうリミックス(というかあそこまでいくとリプロデュースと言いたくなってくるが)したら、オーディエンスとのコミュニケーションが高まっていくのか、実例と共にレクチャーしてくれるという意味で。特に『Gold 〜また逢う日まで〜』な! そうなんですよ! ライブでやったらこうなるのよ!? いや私が楽しかったってことなんだけど! SFツアーでやらなかったのをここで取り返せるとはね! 嬉しかったなぁ。

勿論、アリーナクラスの聴衆とは特質が違うので一概に言える事はそう多くはないんだけど、一万人程度なら「ひとりひとりの顏が視える」ヒカルなんだからそこのスケール・オルタネーションは連続的に可能な筈だわ。

今回のみんなの盛り上がりをみて、『Utada In The Flesh 2010』のオーディエンスを思い出したのよね私。ツアー初日だというのに大きな熱量で、老若男女肌の色も何も関係なく、大声で『Come Back To Me』(英語の歌)と『First Love』(日本語の歌)を大合唱してたあの熱い人達のことを。

恐らくだけど、TAKUさんのステージを観たヒカルは大いに悔しがるんじゃないかな。「私がSFツアーで成し遂げたかったのはこれだったのに!」って。何しろ最終二公演では時流や自身のポリシーに逆らってまで「撮影はご遠慮ください」のカードを切って場内を盛り上げたかった現在の、最近のヒカルなので、この大興奮の坩堝と化した(まぁみんな優しい性格なのでおとなしめではあるのだけどね)Wall&Wallの熱気に爪を噛むこと請け合いなんですよ。

Takuさんにおきましては、これでヒカルを大いに煽って頂いて(笑)、ヒカルのなにくそ精神に火をつけてくれたら、いや、炎を燃え盛らせてくれたら嬉しいです。てか、今度は宇多田ヒカルのコンサートのステージに上がって欲しい! これは皆も熱望するかと思うあの洗練されたステージングを見せつけられたらね! 返す返すも、素晴らしいパフォーマンスでございましたっ!


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Twitterをみると絶賛の嵐なのでもう私がくどくど書くことも余り無いのだけど、ほんのちょっとだけメモ程度にUTADA GALAXY FESTIVAL のステージ上の話も綴っておきますよ。


トップのMARMELOさんは前回も含めもう何度か聴いてるけど、やっぱり「宇多田ファン側」の目線で構築してくれてるなというのがいの一番にくるよね。午前中からのパフォーマンスということで、曲の並びもよく考えられてるなと。るなる〜なさんが曲メモっててくれたのがこちら。
https://x.com/lunaluna_33/status/1951929595307200988?s=46
これ概観すると目を引くのが『Exodus ‘04』で、これだけUTADA曲なのよね。

そこらへんの選曲の意図を聞きたくて、ちょうどすーさんが彼女に話しかけられていたタイミングに割り込んで(悪い奴)、こんなこと風なことを聞いてみた。

「頭の方で『Exodus ‘04 (Double J Radio Mix)』使ってはったけど、後ろから見てると歌が入った瞬間に反応してた人が何人か居たから、『EXODUS’04』のEPはこれだけ濃いファンが集まってても聴いてない人が居るっぽい。他のUTADAのEPも同様なんだと思う。やっぱり、曲を流しながら反応を見て、ファンの“濃さ”度をみてる?」

実際はこんな口調でも言い方でもなかったんだけど文字にする為にアレンジするとこうなるのか。まぁいいや。

それへの彼女の返答は、端的にまとめれば「Yes」だったんだけど(え?もっとはっきり詳しく書けって?ご本人に掲載許可取ってないのよ!)、測るとか試すとかいうよりは、ファンと楽しく戯れてる雰囲気だね彼女は。なので、身構えたりとかそういう捉え方をする必要はなくって、リミックスまで含めて、宇多田ヒカル&UTADA名義でリリースされてる音源を端から端まで聴いていれば聴いているほどMARMELO’s DJ Timeは楽しくなるという仕掛けになってる、と言った方がいいのかもしれないな。そこらへん、やっぱりファン・イベントっていうのをよく踏まえててくれてて嬉しかった。二回目ということで見通しもよかったのかもしれないし。


てか、そうよね、サブスクになってから初めてUTADAのEPを聴いた人も多いのかもね。発売当時は輸入盤で、日本のレコードショップ店頭に並ぶことはそうはなかったからさ。

『Devil Inside (Club Mixes)』(シングル扱い)
『Exodus ‘04』(アルバム扱い)
『Dirty Desire (The Remixes)』(シングル扱い)

の3つの作品がサブスクで配信されてますので、次にMarmelo’s DJ Timeをもっと楽しみたい!と申すなら是非聴いておいてくださいね。今回のUGFで「リミックスもいいもんだな」と思った方々もどうぞ〜。


はぁぁ、まだまだ全然昨日の嬉しい楽しいの余韻と疲れが取れないぜっ!(正直者)


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昨日は(疑われるのも仕方ないけど)“ファンメイドイベント”である「UTADA GALAXY FESTIVAL」の第2回に遊びに行ってきました。楽しかった!

いやもうイベントとしての完成度が凄いのなんのって。まずは勿論メインアクトのお二人、DJ Taku from m-flo & marmelo 御両人のパフォーマンスが素晴らしかったというのは大前提として、私が感心&感動したのは更にパワーアップした主宰をはじめとしたスタッフの皆様の働きぶり! そこらへんはもうTakuさんのツイートを引用すればわかるかなと。

「スタッフの皆さんも、まるでイベントのプロのようで、プレイに集中できました。どうもありがとうございます!」
https://x.com/takudj/status/1952038843315782052?s=46

演者からの「プレイに集中できた」は大絶賛に値するよね。何の不安もなく自分の仕事にあたれたんだものなぁ。これがほぼほぼ“ボランティア”(志願者)な人たちによって成されたってのが恐れ入る。

ずっと周囲に気を張って何か問題はないかと動きながら、それが凄く楽しそうなのが印象的で。思わず本人たちに言っちゃったもんね。「あんたらスタッフはもはやキャストさんだな!」って。

夢の国のスタッフの皆さんってキャストって呼ばれてるじゃないですか。単なる仕事というよりは、夢の国の世界観を積極的に構築していく側の矜持と技術をもって自らのお仕事にあたってる方々。演技も含めてだけど、皆んなが楽しんでる時に不機嫌な顔はみせません。夢の国のイメージを壊すようなことはしません、っていう特殊な訓練?を受けた方々さ。待遇の如何はともかくとして。

周囲に気を配ってるとどうしても神経が張り詰めてぴりぴりしがちなんだけど、UGF2ではそんな空気なんかおくびにも出さずにスタッフの皆さんが終始笑顔で優しく楽しく応対してくれるもんだからいやもうそれだけで既に会場の雰囲気がよくってですね。その一方できびきびと動いてひとつひとつお仕事を澱みなくこなしていくのは、いやこれ金貰っても無理だよと前回以上に痛感しましたわよ。

ちょっと奇跡的なとこあるよね。情熱はあってもお金や時間や権利権限がない若い人たちにも無理だし、ちゃんとお金が動かないと思い腰を上げられない大人にも無理な。よくこれだけの人を集めたな、集まったなというのは驚き以外の何物でもなくて。前回から続投の人たちも今回から本格的にな人もどちらからも胸いっぱいの「愛」が伝わってきましたわよ。どうもありがとう。


にしたって、だよ! 10年前に「宇多田ヒカルとArcaは将来コラボするかもね」って予想をして見事当てた私からしても! まさか「ライブで共演したArcaと宇多田ヒカルのコントをハイクォリティなコスプレでファンが披露する」場面に居合わせられるだなんて夢にも思ってなかったわよ! 宇多田ヒカルよりも予想を上回ってきたよあんたら! もうみんなで今回の大成功に胸を張って欲しいと思います。これだけのことを成し遂げられたのだから、今後の人生で何かがあった時に何とかするだけのものをみなさんもう持ってるんだと思います。かえすがえすも、どうもありがとうね&おつかれさま!乾杯っ!


…でもこんなクォリティまで到達して第3回どうする気? 本気で心配だよ!



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昨日、日本レコード協会が2025年6月度のストリーミング認定を発表した。その結果宇多田ヒカルは

『Can You Keep A Secret?』
『花束を君に』

の2曲がプラチナ認定されました! 即ち1億回再生突破っすね⭐︎ あなめでたや!

他のアーティストでも起こっている事で別に宇多田ヒカル特有でもないんだけど、それでもやっぱり24年前の曲と9年前の曲という時代が全然異なる2曲が揃って1億回再生って恐れ入る。どの時代も満遍なく大ヒット曲をリリースしてるってことだもんね。片や月9ドラマの主題歌、片やNHK連続テレビ小説通称朝ドラの主題歌ということでタイアップ相手も最大級のもの。だから大ヒットするのは当たり前というのではなく、そもそもこの枠に推されるだけの実績をそれまでに収めてたってのが大事なんだな。


んでんで。日記タイトルで「キャンシーと花束」って曲名を略称で呼ばせて貰ってるんだけど、書きながら少々不安になるところもあり。っていうのもね、この日記、昔は『First Love』のことを“初恋”って呼んでたのよ。うわぁ懐かしい。

当時は日記投稿をキャリアメールで行っていて(今でもミラーリングは大体そう)、メールの題名の文字数制限が全角15文字、本文が500文字でね、半角一文字たりとも無駄にできなかったのでヒカルの名前は「光」で統一、曲名もFoLとかトラベとか兎に角短くするのが通例だった。となると『First Love』は“初恋”か“FL”かでねぇ。まさかその頃は2018年にそのものズバリの『初恋』というタイトルの曲とアルバムがリリースされるだなんて、夢にも思ってなかったのよ! だから今、昔の日記を「初恋」で検索すると『First Love』の話が出てくるのだけどどうかそこはお目溢しをお願いします。

って、こんなことを言ってるのも、「今度は“花束”って危ねぇんじゃねぇか?」と今懸念してるからなのよ。ちょうど15年前の今日はメッセで花束の話題になっててな。

https://x.com/hikkicom/status/1951037656013717983?s=46

この約一週間後に人間活動宣言をするということで、職場では「今までお疲れ様でした」の意味で花束を贈られたようにも思えるのだけど、なんかこれ読んでたら「また今後ヒカルさん、花束をタイトルに含んだ歌を歌うんじゃないか?」と妙に気になり出して。『花束を君に』という代表曲があるからこそ、それに臆する事なく新しい花束の歌を歌ってくる…『First Love』があるにも拘らず『初恋』を堂々と歌ってきた時と同じ事が起きるんじゃないかと、そう思えてきてねぇ。

『嫉妬されるべき人生』では歌詞の中で、なんとなく手慣れてるふうに?花を替えていたけれど、ヒカルも花との関わり方が、時を経るにつれて変わってきてるのかもしれないので、今後花束の歌を歌うとしたら大分様子が変わるのかもしれません。まぁ、そうなった時の為に今の時点で「こ、今度は予想してたからね!?」と言い訳をしておこうと、そんな浅ましい気持ちの朝なのでありましたとさ。


ま、今はそんなことより、この2つの代表曲が令和の現代でも聴き継がれていることを素直に寿ぎましょう。あらためて、おめでとうございます!


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『Letters』のヒカル直々のキャッチフレーズ『硬派浪漫』の意味についてずっと考えてる途中。答えはまだ見えない。


取り敢えず、当時のメッセ。

『ちなみに"Letters"はこれまた宇多田的新ジャンルでねっ、勝手に「硬派浪漫」って名付けて一人ではしゃいでるんだよね(笑)歌詞がそんな感じなのだ。』
https://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/utadahikaru/from-hikki/index_86.html


『歌詞がそんな感じ』なのだそうだ。うーん?


私は今そこの迷路に迷い込んでる最中なのだが、サウンド面では(これまたHiron@kukuchang が指摘してくれたのだが)、一流のギタリストが6人も勢揃いしてくれていて、これは確かに「夢の共演」「男の浪漫」と言ってよく、『硬派浪漫』という字面にも響きにもよく似合う。

ヒカルもこんな風に呟いている。

『「Letters」は自分の作品の中でも特別好きな曲の一つ!実はアコギでCharさんやGLAYのHISASHIさんも加わってくださってるのよ・・・無駄に豪華で本当にすいませんおはようございくまぼんじゅーーーる“(`(エ)´)ノ彡☆ !!』
https://x.com/utadahikaru/status/21751323615567872?s=46

他にも沢山呟いてくれてるのだが現在twilogがトラブルでメンテ中…。なのでどうしようかなと思ったら宇多田共和国さんがスクショしてくれてた!偉い!(単なる自画自賛)
https://x.com/hikkicom/status/1477769169978363905?s=46

ここにフクさん@fu9ma がリプしてくれてる通りその面子は

「『Letters』の豪華アコギ演奏者さま
 Char
 HISASHI (GLAY)
 鳥山雄司
 秋山浩徳
 Skingg(宇多田 照實)
 本田Larry優一郎」

と本気で豪華な6人なのだ。ざねっちもああみえて藤圭子の旦那だからな(みんな知ってるわ)。

charとはラジオでかのミニー・リパートンの“Lovin’ You”のカバーでセッションしたこともある。
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm25141659

他のメンバーも初期のレコーディングやらライブやらで関わりが深い。

なぜここまでのことをしたかったのかはヒカルが語っている通り。

『6人のギタリストが「いっせいのせ」で録ったものを2テイク重ねてるから聞いた感じは12人!ジプシーキングスみたいな感じにしたかったんです。』
https://x.com/utadahikaru/status/21767175257718785?s=46

そう、ジプシーキングス・リスペクトだったのですよ『Letters』のギターサウンドは。ヒカルは彼らの“Inspiration”が大好きでね。


***** *****


2008.01.17
想像を絶するもの


鬼平犯科帳
池波正太郎の原作もいいよ!とか
さいとうたかを先生のマンガもいいよ!!
ってメールで教えてくれた人がいくらかいたけど、私はやっぱりテレビシリーズじゃないとダメなんです。
マンガも読んだよ!めっちゃ面白いよ。ゴルゴ13より鬼平の方が好きよ!さいとうたかをせんせ!
でも!!
TVシリーズの、音楽なんです。
エンディングテーマ!!
ジプシーキングスの「インスピレーション」!
なんという奇跡的な選曲(つДT)
今も、DVDのメインメニュー画面でずっと流れてる。
やばいよやばいよ。エンディングでこの歌が流れ出すたびに、胸が苦しくなるよ。
毎回ちょっと泣いちゃうの。うをぉおお やられたーーーー あおーーーーん!って感じっす。
こ、この音・・・悲しみをたくさん通って飲み込んだ人にしか出せない音(つДT)
ギターを奏でる指先が見える(つДT)
いくらでも聴き続けられる!
生の楽器はやっぱりすごいっす。
今回のアルバムではさっき話した歌と、あとFlavor Of Lifeの2曲かな、生のストリングス入れたの。
両方とも基本的なストリングスアレンジはやらせていただいたのですが。プログラムしたシンセのストリングスを生のストリングスにさしかえる時。なんか震えるよ。
アコギとかレコーディングする時もそう。
ストリングスもギターも、どんな音が出るかは良く知ってるし、レコーディングも何度もしてるのに、やっぱり本物が入った時、全然違う世界が見えるの。
もちろん自分がイメージしてアレンジしたとおりに、やってくれるんだけど、そのイメージを、超えてくれる時。想像を超える、絶するものが返ってくる時。
嬉しい、のかな?私が書いたフレーズやラインを、それ以上に再現、というか実現、させてくれるから。
「がっかり」の正反対。
圧倒的な満足感。「感動」かな?
これを求めて私は生き続けてるのかな、と思う。
想像を超えて素晴らしいものが返ってくる、想像を絶するほどの恐怖や大惨事がふりかかる。
どっちでもいいから、私には必要。
いや〜。それにしても鬼平犯科帳簿のボックスセット。
買ってよかった(つДT)
こりゃええ買いじゃ(つДT)


https://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/utadahikaru/from-hikki/index_27.html


***** *****


お、思わず全文引用してしまった…。
それくらい熱い、熱の籠った力の入ったメッセージだ。

ここの、

『悲しみをたくさん通って飲み込んだ人にしか出せない音』

っていうのが、かなり『Letters』の歌詞の世界観に合い通ずるところがあって、『硬派浪漫』ってこういうことなんじゃないかな?と思ったという話でしたとさ。まだまだ今後も『硬派浪漫』に関する考察は続きますが、今夜気づいたのはこんなところじゃ!


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今度の日曜日のUGF2(表参道Wall & Wallで行われるソールドアウト・イベント、宇多田ギャラクシー・フェスティバル)は、いろんな人の顔が見られるってんでそれはそれで純粋に楽しみなんだけど、一方で「電車乗り間違えたらどうしよう?」とか「途中で急にお腹痛くなったらどうしよう?」とか、出掛けるにあたってはいろんな心配が頭を過ぎるので、その点に関しては気が重い。差し引きしても楽しみの方が優るから結局出掛けるんだけどね。てか、まぁ似たような心配は毎日してるか。忘れ物はないかとか服を前後表裏間違えて着てないかとか…。

何も手伝わずに気楽に参加する方ですらそんなのなのだから、いちから組み上げてこのイベントを成そうとしてくれている運営側の皆さんの心労の数々を思うとこちらは頭が上がりませんのです。凄いよねぇ。どれだけのシミュレーションを重ねたらいいか見当もつかないもんね。また主宰が欲張りだから(いちばん大事な資質です)あれもこれもやろうとしてて傍から見ててハラハラドキドキ。第1回でフレグランスがどうのと言い始めた時は「そこまで気が回せんの!?」とビックリしたもんだ。第2回もそこは徹底するそうなので(いい意味で)呆れてる。

更に今回は迎える人がm-floのTAKUさんだからねぇ。彼と接する人、関わる係のスタッフの人の心労はどれくらいなのかもう想像に余りあるわよ。失礼のないように、、、とは思うだろうし(まぁそれは顧客対応としては誰が相手でもそうだけど…って今回はこっちが雇い主か!ややこしいな!)、Twitterを見てる限り、少々のトラブルなら怒らずに面白がりそうな人柄に見えるので警戒し過ぎると逆に落ち込ませるかもしれないかな。たから普通に接してくれたらいいかなとは思うんだけど、あれですよ、この人は『Gold 〜また逢う日まで〜』のリミックスや『traveling (Re-Recording)』をHikkiとほぼ合作してる人なのですよ。つまり、何の隔ても無くヒカルさんと連絡を取る手段を持ち合わせてる人なんですよ。日曜日のイベントの後に「今日こんなことがあってさ」ってヒカルさんにテキストメッセージを送る事も十二分に想定されてるわけですよ。運営の皆さんは、つまり、その自分たちが頑張った成果をヒカルさんに殆ど直で報告して貰えるラインを現在構築出来てるのよね、多分。これは気合い入るんじゃないかな? 場所がWall&Wallだから「ああ、あんときのあそこかぁ」ってヒカルさんもわかるわけだしね。なのでTAKUさんにはアフタームービーなどなどを強引に送りつけておきましょうね。いやもう算段済みかな?

昨年9月1日のツアー完遂写真を持ち出すまでもなく、ヒカルさんと宇多田公式スタッフたちは、心の底から有難い事にファンとリスナーの宇多田ヒカル応援活動をしっかりと見てくれているので、なんというか、うちらほんまに幸せだなって。今回も、いいイベントになるといいね。…ここで「いいイベントにしようね!」と力強く言えないのが私なのでありましたとさ。やれやれ!


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本日はカムチャツカからの津波で日本列島中がてんやわんや。これだけのトラウマを喚起する現象もそうはない。

今でもサザンオールスターズは「TSUNAMI」をライブで歌っていないのだろうか? もちろん楽曲には何の罪もないので、メンバーの皆さんの意向に従ってくれればいいのだけど、外野としては「あれだけの曲を、もったいないなぁ」とはやっぱり思う。あれがなくても彼らのライブは幾らでも成立するだろうから必須ではないのですが。

宇多田ヒカルなら『First Love』を封印するに等しい? いやどちらかといえばその立ち位置には「いとしのエリー」が入るだろうから『Flavor of Life (Ballad Version)』の方が近いかな? 人気度で言えば『One Last Kiss』か? ふむ、まぁあまり意味の無い比較。

曲を封印する理由なぁ。確かに、SFツアーの『Keep Tryin’』で国家公務員のパートを歌わなかったのは邪推されちゃうかなと思うけど、他に特に危なっかしい歌はないかな? 『Kiss & Cry』も「食品のCMに血はどうなん?」という事もあったみたいだし、ライブで歌詞を復活させるだけなら問題ないか。

私も戦争を知らない世代だけど、更に若い世代は戦争中のエピソードも知らない? 英語が敵性言語だってんで、戦時中の野球は英語禁止だったんだってさ。アウトは「引け」とかストライクは「よし/正球」とか。それに倣うと『プレイ・ボール』は「始め」になるらしい。それでは聴いていただきましょう、宇多田ヒカルで「始め」。あら、『光』とか『あなた』とかあるから案外違和感無いわね? なんだったら名前が「ハジメ」の人は狂喜乱舞だね?

いやいや、現実にはそんな話にはならない。英語禁止なんだからそもそも英語の歌詞が歌えない。第二次大戦までは日本の商業音楽ではそうそう英語歌詞のヒット曲は少なかったから、現代とは起こる問題の比率が違う。宇多田ヒカルの歌はUTADA含めて殆どアウトである。いや殆ど引け!か? なんのこっちゃ。

てことで、日本が戦争になったら宇多田ヒカルの歌はどこでも聴けなくなりますからね? 宇多田ヒカルだけじゃないわね、Mr.ChildrenとかMrs.Green Appleとか、英語のバンド名は軒並み引けだわね。いやアウトだわね。Superflyは越智志帆名義で活動すればいいけどさ、とか言い出したらキリがない。

それだけ、昔とは事情が違うのだ。洋楽ファンは至極当然、J-popファンも戦争には絶対反対しとかないと後悔するよ。いや、それより大事なものがあるってんなら知らないけどさ。

結局、私が大人になって痛感したのは、戦争が地球上から無くならない理由って、別にヒトの業が深いからとかの難しい話じゃなくって、戦争したがる人が居なくならないからっていう単純なものだったってこと。もつれにもつれた双方の事情をもはや解きほぐせなくてとか、悲しみの果てにとか怒りに狂ってとかがあってもなくても戦争したがる(こちらからみたら)狂人が居なくならないから終わらないのな。理由がシンプルなだけに、確かに解決は恐ろしく難しい。戦争したがる人を止めるには、人の権利と自由を標榜する以上、それを実際に始めてからしか止められないもんなぁ。どんな狂人相手だろうと、基本的人権の尊重と法治主義は凹ませてはならんのだ。

ん、何の話だ。嗚呼、周りの雰囲気が夏休みっぽくなってるから、こういう話をしたくなったんだな。嗚呼、こういうことが「当たり前過ぎてわざわざ言わなくてもよかった」時代が懐かしいぜ。またその頃に戻れるなら戻りたい。いや、進んだ先がそうなっていて欲しい。暑いね今日も。避難している皆さんもそうでない皆さんも、くれぐれも自分の不機嫌には気をつけてくださいね。


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夏といえば「扇風機 西瓜に風鈴 高校野球」なんていう人も多いだろう。ヒカルの唯一の野球曲『プレイ・ボール』は歌詞が『8月“末”』な為、夏の高校野球には遅いし秋の大会には早い、かといってこれプロ野球にしても中途半端?という疑問の出る謎の時期設定となっている。つまり野球より夏休み終わりの花火を放つ夏祭りの時期って方が大事だったんだろうかな。

他の国の事情は知らないが、日本語圏というのはスポーツ、とりわけ野球が政治との関わり合いと深く、音楽はなるべく政治から距離を取ろうというバランスなのが興味深い。アメリカのスポーツと商業音楽のバランスとは逆っぽいんだわよね。歌の歌詞が政治的で物議を醸す話はよく耳にするが、個々のスポーツ選手の政治的主張はともかく、チーム全体や競技全体が政治的にどちらかにつくなんて話はあまり聞かない。そもそもアメリカスポーツに関心が薄いからかもしれないけれど。あそこまだまだ卓球が盛んじゃないからね。この間ラスベガスでやってた大会は盛り上がってたけども。

日本の野球は新聞社との結びつきが非常に強い。夏の甲子園は朝日新聞社、春の選抜は毎日新聞社、職業野球はまず読売新聞社と、それぞれに政治的主張の強い会社同士が覇権を争って一世紀以上だというのだから恐れ入る。レコード会社は、多少天下りくらいなら関係あるかもしれないが、どっちかというと政治より官僚との関係の方が深いかな。

『Mine or Yours』のおかげさまで政治の話題に巻き込まれる事が増えてうんざりしてる人と活き活きしてる人(文句を言う時元気になる人居るよね)と両方在るだろう。秋の国会でまた夫婦別姓の話になるかどうかはわからないが衆参のバランスを考えると案外続きがあるかもしれない。私としては新サイバー犯罪条約の批准をなんとかして頂戴という方が関心事なのだけど(ここにそんなに抵抗があるだなんて考えていなかったもので)、ことによったら初夏より秋の方が『Mine or Yours』の再生回数上がったりするかもしれないしな。前にテレビで夫婦別姓を取り上げた際に流すBGM曲としても使われてたみたいだし?

ただ、だからこそ宇多田公式は秋になる前までに新曲を出しておいた方がいい…という論述展開は単に次の曲をいつでも聴きたいぞという意見表明にしかならないのだけれど、こちらとしては次の発表があるとしても10月辺りなのかなと目星をつけているのもあり、まだまだどうなるかはわからない。

今の活動サイクルからすると、ヒカルが来日するなら昨年のように息子の夏休みにあたる7月8月辺りが適当な訳で、そうすると今年の夏はテレビ局行脚なんかはなさそうかなと思ったりも。いやまだ可能性はあるか。もうちょい粘り強く待ってみますかね。


…野球と新聞社の話をもうちょい突っ込んで語ろうかと思ったけどやめた結果今朝はこんな日記と相成りました。ま、野球観ない人には関係ないもんね。うちらはまずその『プレイ・ボール』を聴きながら夏を乗り切りましょうぜ。


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この間この日記で『Letters』を取り上げたということもあり、Hiron@Kukuchang に『Letters』の歌詞について訊いてみた。すると「イントロから等間隔にSEが鳴ってて」という主旨の話を振られて「そんなんあったっけ?」となった私。かなり呆れられたのだけど、うん、では改めてじっくり『Letters』を聴いてみますかねと。

親切にも秒数まで教えて貰えてやっとわかりました。0:08から「シャララララランッ!」って鳴ってるヤツね! あったあった、そういやこんな音鳴ってたわ! これはライブではパーカッショニストが担当するツリーチャイムって楽器だな。或いはそのサンプリングか。
(ツリーチャイム参考動画:https://youtu.be/Sk4Mu0WbJC8 )

これが?等間隔で鳴ってるの? うわぁ、全然気づいてなかったな。相変わらずHiron@@Kukuchang は耳がいいのであった。鳴ってる箇所を「⭐︎」印で示すと、1番のAメロはこんな具合。

『⭐︎
 暖かい砂の上を歩⭐︎き出すよ
 悲しい知らせの届かない⭐︎海辺へ
 君がいなくても太陽⭐︎が昇ると
 新しい一日の始まり⭐︎』

最初の「⭐︎」が0:08のだね。なるほど、パーカッショニストが担当する音だろうとはいえ、この等間隔っぷりをみると、リズムに合わせてというより、どちらかというといえば歌詞のセンテンス、一行毎に文末に合わせて鳴らしてる感じだね。となると、サウンド上の要請というよりは、歌詞の流れに合わせて鳴らしている可能性の方が高い。これは確かに興味深いな。

Bメロでも

『今日選んだアミダくじの線が
 どこに続くかは分か⭐︎らない
 怠け者な私が毎日働く⭐︎?理由』

という具合にやはり文末に現れる。「⭐︎?」となっているのは、ここでは「シャランッ」と短く切られているので正直ドラムスのオープンハイハットやクラッシュシンバルとあまり区別がつかない為ツリーチャイムやウィンドチャイムかどうか確信が持てないのよさ。サビでもそれっぽい音が鳴ってるんだけどね。

2番も同様に

『︎⭐︎
 忙しいと連絡 たまに忘れ⭐︎ちゃうけど
 誰にだって一、二度はあること⭐︎

 今日話した年上の人は
 ひとりでも大丈夫だ⭐︎と言う
 いぶかしげな私はまだ考えてる⭐︎?途中』

という風に、1番と同じ箇所に同じ音色が響いている。いやはや、言われないとこんな規則性を持った音が鳴ってただなんて気づかなかったわ。この23年間で何百回『Letters』聴いたと思ってんだ(笑)。それでもまだ見つけてない音があっただなんて感激だわ。ありがとHiron。


ここでふと思った。これ、去年出た『SCIENCE FICTION』の『Letters (2024 Mix)』ではどうなっているのだろうかと。早速聴いてみると、このようになっていた。

『⭐︎
 暖かい砂の上を歩き出すよ
 悲しい知らせの届かない⭐︎海辺へ
 君がいなくても太陽が昇ると
 新しい一日の始まり⭐︎』

比較の為に、オリジナル(2002年にシングルとアルバムに収録された音源)のも再掲するぞ。

『⭐︎
 暖かい砂の上を歩⭐︎き出すよ
 悲しい知らせの届かない⭐︎海辺へ
 君がいなくても太陽⭐︎が昇ると
 新しい一日の始まり⭐︎』

そう、2024 Mixでは効果音の出番が半減、歌詞で言えば“一行おき”に鳴らされるようになっていたのだ。1番Bメロや2番Aメロも同様である。こんな感じ。

『今日選んだアミダくじの線が
 どこに続くかは分からない
 怠け者な私が毎日働く理由⭐︎?』
『︎⭐︎
 忙しいと連絡 たまに忘れちゃうけど
 誰にだって一、二度はあること⭐︎』

はてさて、これをどう解釈すべきか。機会が半減してるとはいえ、等間隔に並んでいることには変わりはない。2024 Mixを担当したのはスティーブン・フィッツモーリスで、恐らく日本語歌詞はわからないだろうが、最終ミックスはプロデューサーのひとりであるヒカルさんが耳を通しているだろうからOKは出しているはずだ。果たしてこの効果音は歌詞とどんな関連があるのか。2024Mixでの演奏機会半減は何か意味があるのか。まだ私この状況に気づいたばかりなので考察は今後挑戦してみたいと思いますね。何か思いついたら書くし、何も思いつかなかったらこのままお蔵入り! ふむ、なかなかに骨のあるテーマになりそうだわ。





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