片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

浴槽内「スクワット」、ゆっくりバスに沈む!

2018-02-17 15:51:51 | ディサービス・ケアハウス

低気圧が発達しながら北海道付近を通過します。日本海側だけではなく太平洋側にも発達した雪雲がかかり、急に積雪の増える所もあるでしょう。風も非常に強く吹きます。近畿の日本海側や山陰も、雪や吹雪でしょう。関東から西の太平洋側や九州は日差しがありますが、次第に冷たい風が強まります。(tenki・jp)

帝国データバンクが16日発表した2018年度の賃金動向に関する企業の意識調査によると、正社員の賃金改善を見込むと回答した企業は56.5%(前年度調査は51.2%)に上った。
業績改善や人手不足を背景に、06年1月の調査開始以来最高となった。(時事通信) 

9:30分 「絆。jp」送迎車に迎えられ、鹿塩1丁目小規模通所施設「きずなディケアセンター」へ、毎回途中、小林で送迎するIさんは風邪をこじらせてお休み中。
一人住まいのIさん、年末から年始にかけてのディケアセンターお休み中に体調を崩され、加えて年明け後のインフルエンザまん延に感染されたことが原因のようだ。

熱い「生姜茶」をいただきバイタルチェック(血圧125-75脈拍73体温36.5℃)後、朝日新聞オピニオン&フオーカス”閲覧 ”最低限の住まいとは”札幌市にある共同住宅で火災があり、11人が亡くなった。「奥田知志さん」NPO「抱擁」理事長、牧師
♦そしあるハイム「無届け施設」と言いますが「あえて届け出なかった」と思う。此処は40代から高齢者までいて、住まいの確保から就労支援、食事の世話、介護まで担う施設の枠組みは日本になく、届け出のしようがない。
♦縦割りで「入居者を限定する施設」ではなく「誰でも入れる施設」が必要。限定しない公的制度を創設する事です。
♦民間施設には「貧困ビジネス」もあり、玉石混合です、このハイムでは生活保護受給者でも月に3万円程度手元に残る良心的な施設でした。

10:30 入浴 脱衣場は電気ストーブ暖房、浴場内は43℃の湯気で結構温かいので暖房をオフにしてヒートショックを防ぐ。
先週、上り際に「クラッ」ときたので大事を取る。
脱衣場から浴室へ手際よく誘導される手摺を掴みながら横長バス縁へ、右足に体重を負荷し、慎重に麻痺左足をバスに沈める。
両足でバス底「滑らないマット」の感触を確かめてスクワット姿勢を保つ、リハビリを兼ねて3~4回下肢膝を折ってスクワット運動に取り組む。

最後は、右手で浴槽取り付け手摺を握ってギリギリまで腰を降ろして、全身を湯舟に委ねる。
頭を湯舟上部に乗せ、両足を湯舟足先の壁に伸ばすと最高気分、全身をめぐる血液の循環を感じながら硬直筋肉の緩みを満喫し目をつぶる。
伸ばした両足のふくらはぎ、ふとももを右手で丹念にもみほぐし、仕上げは贅沢に持ち込んだタオルで両足、胸部、頭部を擦って洗い流す。腹式発声練習の合図で介助支援に来られたスタッフの助けで湯舟から抜け出し、浴室椅子に座って一息つく。
ゆっくり血圧低下を実感しながら脱衣場で運んで貰った冷水を飲んで、着衣に取り掛かる。
下着姿で隣室ベッドへ、朝湯・朝寝の気儘な極楽気分で横たわる。マシンを使ってトレーニング中の仲間の声を聞いているうちにグッスリ居眠りに落ち込む。

お昼の呼び声で食堂へ、入浴中に来所された仲間に挨拶交わしながら食卓に着く。本日の1汁4菜は・卵スープ・牛蒡の豚肉巻き・チーズ挟み蓮根焼き・キャベツのサラダ・青梗菜煮物・ご飯
食後は読書タイム 北康利著「命もいらず 名もいらず 西郷隆盛」に夢中になる。

13:30分 「詩吟研修会」利用者N講師の指導で発声練習は音階1本~5本で始まる。♫ア エ イ オ ウを腹の底から腹筋のみでメロディに乗せて絞り出す。
この練習成果が吟詠に反映、片麻痺患者は直立不動の姿勢が取れずハンディになるが座ったままでの挑戦が続く。

本日の課題曲は、賀知章がちしょう作「郷に返りて偶書す きょうにかえりたたまたましょす」、”少小にして家を離れ老大にして返る 郷音改まる無く鬢毛催す 児童相見て相知らず 笑って問う客は何処より 来るかと”講師の詠吟に合わせて連吟を4~5回繰り返す。

【意解】若い時に故郷を出て年老いて今帰って来た。何年たっても故郷のなまりはなおらないが、頭の髪の毛は白くなってしまった。子供達は自分がこの土地の者だということを知らず、自分もどこの家の子かも分からない。笑いながら「おじさんはどこから来たのですか」と問いかけるのであった。

独吟指名は、先輩諸兄姉から6番目、相変わらず1行目の出だしが上手くいかず、2行目からコンダクターの音階に合わせて先ず先ず吟詠終える。