筒井康隆「ダンシング・ヴァニティ]読了
第4回絲山秋子賞受賞作(ってそんな賞もらってもねぇ・・)
久々の筒井文学を堪能しました。これはすごいです。面白かったぁ・・・ちょっと疲れましたが(笑)タイトルにあるように、あらゆる場面で同じ記述が執拗に繰り返されるんですね。読み継いでいると「あれ?ここ、もう読んだよな」ってことが何回もあって、それがちょっと疲れたということです。しかし、同じ記述といっても、その繰り返しは前のそれとは微妙に違っていて、ちょっとづつずれていく感じが、えもいわれぬ快感となっていくわけです。
ネタバレになってしまいますが、最後に主人公である渡真利氏が死ぬことで、それ以前のことはすべて、回想だったのかと思わせる仕掛けになっているんですね。
たしか、この作家は、もう70代だったと思うんですが、ますます気鋭の作家というか、新鮮です。頼もしいかぎりです。
第4回絲山秋子賞受賞作(ってそんな賞もらってもねぇ・・)
久々の筒井文学を堪能しました。これはすごいです。面白かったぁ・・・ちょっと疲れましたが(笑)タイトルにあるように、あらゆる場面で同じ記述が執拗に繰り返されるんですね。読み継いでいると「あれ?ここ、もう読んだよな」ってことが何回もあって、それがちょっと疲れたということです。しかし、同じ記述といっても、その繰り返しは前のそれとは微妙に違っていて、ちょっとづつずれていく感じが、えもいわれぬ快感となっていくわけです。
ネタバレになってしまいますが、最後に主人公である渡真利氏が死ぬことで、それ以前のことはすべて、回想だったのかと思わせる仕掛けになっているんですね。
たしか、この作家は、もう70代だったと思うんですが、ますます気鋭の作家というか、新鮮です。頼もしいかぎりです。
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