河野多恵子「臍(へそ)の緒は妙薬」読了
たまにはまとも(?)な小説を読もうと、未読本の棚から手に取ってみたのでした。
やっぱりいいですね。河野多恵子、倉橋由美子、大庭みな子、富岡多恵子といった、いわゆる昭和の女流文学者たちの小説は、安心して読むことができます。
四つの作品が収められた短編集です。どれも中年(40代)の女性が主人公になっていて、十分に分別をそなえた女性の中に、じょじょに少し常識の範疇からはみ出しかけた欲望がうずまき、ついにはそれを決行したり決行しなかったりと、河野多恵子の華麗な筆さばきに酔いながら、どきどきしながら読み終えました。
いやぁうまいもんです。こういうのを手練れの技と言うんでしょうかね。堪能しました。
たまにはまとも(?)な小説を読もうと、未読本の棚から手に取ってみたのでした。
やっぱりいいですね。河野多恵子、倉橋由美子、大庭みな子、富岡多恵子といった、いわゆる昭和の女流文学者たちの小説は、安心して読むことができます。
四つの作品が収められた短編集です。どれも中年(40代)の女性が主人公になっていて、十分に分別をそなえた女性の中に、じょじょに少し常識の範疇からはみ出しかけた欲望がうずまき、ついにはそれを決行したり決行しなかったりと、河野多恵子の華麗な筆さばきに酔いながら、どきどきしながら読み終えました。
いやぁうまいもんです。こういうのを手練れの技と言うんでしょうかね。堪能しました。