トシの読書日記

読書備忘録

5月のまとめ

2009-06-01 17:35:41 | Weblog
5月に読んだ本は以下の通り



辻原登「約束よ」
金井美恵子「目白雑録(ひびのあれこれ)」
大江健三郎「さようなら、私の本よ!」
藤枝静男「田紳有楽/空気頭」
白石一文「この世の全部を敵に回して」
筒井康隆「恐怖」
中島義道「悪について」
庄野潤三「せきれい」
山田太一「沿線地図」
西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」
井上荒野「雉猫心中」
グレイス・ペイリー著 村上春樹訳「最後の瞬間のものすごく大きな変化」



12冊でした。ゴールデンウィークやらなんやらで前半は全然読めず、月の後半だけで8冊くらい読みました(笑)


5月は、これといった突出したものがなかったですねぇ…井上荒野「雉猫心中」、庄野潤三「せきれい」、筒井康隆「恐怖」、藤枝静男「田紳有楽/空気頭」、大江健三郎「さようなら、私の本よ!」あたりですかね。


本屋で「1Q84」がなかったので、くやしまぎれに西村賢太の最新刊を買ってきました(笑)もう読むことはないとか言ったんですが、この心境の変化、自分でも説明がつきません。子供がなにか汚いものをさわっていて、親が「そんなものさわるんじゃないの!」って言われてもまださわっているような…そんな感じかな(笑)

人生は猛スピードで過ぎてゆく

2009-06-01 17:18:28 | か行の作家
グレイス・ペイリー著 村上春樹訳「最後の瞬間のものすごく大きな変化」読了



世界のハルキファンが待ちに待った長編書き下ろしが発刊され、私も書店に走ったんですが、すでに売り切れ… 仕方がないので、春樹訳の本を手にとってみました。

全部で17の短篇が収められたものです。


残りのページ数が少なくなるにつれ、この感想をどうやってブログにアップしようか、悩みながら読み終えました。なんといったらいいんでしょうか… まぁ、いかにも村上春樹が好みそうな小説ではあります。僕にはちょっとしっくりきませんでした。普通の小説のつもりで読むとえらいことになります(笑)


話がどこへ着地するのかまったく見当がつかない上、時系列もシチュエーションもまったくセオリー無視でほんと、くたびれました。以上です(笑)