大学へ紹介

　先週、闇に向かってステロイド投与をした方。淡い期待も虚しく、効果は認められなかった、『残念！』、無駄な鉄砲は当たらず、無駄撃ち。
　一週間だから、目立つ副作用も出ず。
　もう、どうしても困ったら、最後は大学病院へ紹介。
　勿論、大学だって全てが解決する訳ではなく、程々の限界を教えてくれる。
　まあ、地方病院よりは知識が集約され、患者さんも集まり、それなりの納得をさせてくれる、“困った時の、大学頼み。”で、少しでもの期待。
　某新患患者さん、「４時間も待った！」と入ってくるなり不機嫌を晒す。
　そりゃ待たせたことは十分分かるけれど、順番はそれなりに公平。緊急度がなければ、現在新患患者さんに予約体制は取ってないので、無理。
　この方も、病気だけれど、緊急性はなく、順番は狂わせられない。
　こんな不満は年に数回あるが、そっとかわす。それに、このような不満を言われる方に重症患者さんはいなかった。
　研修医、高齢患者さんの付き添いの方にまくし立てられ、半分忍耐が切れているのが背中に見えた。これを経験して成長を待つ。

※ 北朝鮮が中国漁船を拿捕して、金を要求、半分“海賊”並み。