ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

病理解剖

2013-11-07 22:41:25 | Weblog
 今日は何年ぶりかで病理解剖。
 新患外来の日だったが、余り混んでなく、暇かなっと楽観していたら、病棟から電話で、某患者さんの不調の連絡があった。
 研修医と一緒に診ている方で、ちょっとマズイかもの気もあったが、もう少しは頑張れる、いや、頑張ってっ欲しいの願望があったが、砕かれそうな予感で、焦りながらも焦りを顔に出さないようにして、病棟へ行く。
 何とか超低空飛行で保ってと、もう願望しか残っていない。
 しかし、残念ながら、午後になって限界に至ってしまった。
 一年目の研修医はきっと感じ入るモノがあったろう。
 それでも、研修医が呆然としている間に、この患者さんは是非とも病理解剖をすべきと考え、御家族にその話をして、承諾を御願いする。
 そしたら、意外とあっさりと同意をして下さった。
 この後、病理部門に連絡を入れ、承諾書を書いて貰い、時間設定を確認し、事前雑務の連続後、漸く病理解剖となる。
 研修医は全く初めてだったようで、些か気にしていたが、それはもう既に医師、それなりに自分の役割を果たしてくれた。
 病理解剖では、病理医による、その場での見た目からの診断と後日病理標本からの、即ち顕微鏡を通して、細胞レベルでのミクロ的診断がある。
 後者が出るには日にちを要すので、「ずっと先になりますが、後日に報告させて頂きます。」となる。
 全てを終えるまで、約5時間近く掛かって終了で、昨日は電車でよそ行き、今日はこのような事情で遅めと疲れそう。
 合間に看護師さんが3名も見学に来て、興味を示してくれたのも、ちょっとビックリ。
 まあ、研修医もこの症例をそのうちに、まとめなければならなくなりそう。

※ 今度は、デトロイトで乱射、これって日常茶飯事にみえてしまう。
コメント
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