杞憂天井

　中央自動車道トンネル中、コンクリート製天井の板が突然崩れ落ちた。　
　地震や嵐でもないのに、普通に自動車道のトンエルを走っていたら、天井が落ちてきた。
　この事故を見聞きして、すぐに思い出したのは、“杞憂”の言葉。
　“杞憂”＝中国古代の杞の人が天が崩れ落ちてきはしないかと心配したことから、取り越し苦労のことをいう。
　だけど、落ちてくるはずのない、そんな事なんて全く考えてないのに、頭の上から天が崩れ落ちてきてしまった。
　これは、まさに“杞憂”の如き災難、お気の毒の極み。
　これからは、建設後何年を基準に考えたらよいのか分からないけれど、古そうなトンエルはいつでも崩れるかもと思って入るしかない。
　この秋に点検、黙視と打診で調べて、異常は認められなかったというのなら、その検査法では何も分からなかった。上っ面では役に立たなかったと言うこと。
　次から、どんな検査をしたら、この異常を事前に知ることができるのか、それも知りたい問題でもある。　

　今日は空気も冷たく、長期予報のように寒い冬がやって来そう。

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