ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

今年の目玉、舞踊ショー!

2016-02-09 08:47:27 | 地域文化

 川西町芸術文化協会の新年顔合わせ会、今年も参加した。町外者だし、分野が演劇と異質だし、顔も名も知られてないからいつだって隅の方に小さくなってる。去年あたりまでは、置農(置賜農業高校)の演劇部の先生って見知られ方がほとんどだったが、今回は、菜の花座見てます!とか、あの舞台は面白かった!とか、次の公演はいつですか?なんて話しかけられて、おお、菜の花座も僕もちっとずつ知名度を上げつつあるな、と心の底で胸を張った。

 でも、それはほとんど女性会員のことで、男どもは相変わらず、演劇?知らん!菜の花座?なんじゃそれ?のレベル、隣りに座った写真クラブの大先輩、つまり高齢者、は、置農演劇部の活躍も、まして菜の花座のことも、それどころか、川西に劇団があるってことも一向にご存知ないようだった。向かい合って座った俳句クラブの方が、一生懸命説明してくださったけど、どうも最後まで、菜の花座とか演劇とかって像は結ばなかったみたいだ。それでも、なんか表現活動頑張ってる男だ、くらいの認識は芽生えたようで、ご自慢のミニ写真集をくださった。昨年は鳥居にこだわり、置賜中の神社の鳥居をカメラに納めたとのことで、下から仰ぎ見る鳥居像は空転に飛翔するかのような力強さを感じさせ、印象に残る写真群だった。すべてお一人で撮影に回っていると言う。つい、えっ、車なだ運転してるんですか?と聞きかけたが、そこはぐぐっと自重。

 取りなし役を買って出てくれた方は、俳句を始めて10年、最初は句会が回ってくるのが苦痛で、句会ならぬ苦界だったが、今では、月1回仲間と集まって句をひねるのが何にもます楽しみになったと嬉しそうに語ってくれた。お年からして、退職後、何か打ち込めるものをと始めた俳句なのだろう。そう言えば、置農演劇部が演歌舞踊の手ほどきを受けている藤柳美香次さんも還暦間近に始めて10数年と言っていた。確かめたわけじゃないが、50,60の手習いって方は少なくないのかもしれない。踊りなど、若い頃から続けているって人もいなくはないが、伝統芸能、文芸となると、目覚めるのにはそれなりの歳月が必要だってことだろう。

 とすれば、芸文協会メンバーの高齢化は当然のことなのかも知れない。先端産業でバリバリやってたシニアたちが農業や園芸に戻ってくるのと同じこと、ロックだダンスだと騒いでいた若い奴らだって、年取ればそれ相応に渋みを加えて、やれ、詩吟だ、やれ、舞踊だ、やれ川柳だと落ち着き所を見つけて行くのだろう。そうそう、詩吟愛好者の伸びは凄いものがあるらしく、ここ置賜でも吟道岳鷹会は数百人の会員がいるって話しを聞いた。そして、今日の会も開会を祝ったのは吟詠三題だった。

 さて、出会いは新しい道を開いてくれる。以前からぼんやりながら温めていた、演劇と舞踊のコラボレーション、なんて言うと格好いいが、要するに大衆演劇を一緒に作りましょうって話しだ。菜の花座も、見に来てくれる人たちだけ相手にしてないで、フレンドリープラザに来たこともないって人たちを惹きつける舞台作らないとね、という芸文会長のアドバイスをいよいよ形にしようと思った。舞踊を取り込んだ物語、テーマはじいちゃんばあちゃんがすんなり受け入れてくれる人情もの、こういう舞踊ショーみたいな芝居を作りたいと思って、藤柳流の美香次さんにお願いしてみた。

 と、なんと、あちらもぜひやりたい、これまでもストーリー性のあるものを複数で踊ったりもしてきた、もっとしっかりとした芝居の中で踊ってみたかった、と大賛成してくれた。おお、なんとなんと!頭の中にもやっと漂ってたアイディアが一気に姿形を現した。うん、これいいぞ!美香次さんにはいつか、なんて言ったけど、やるなら今年だ。菜の花座若手も殺陣がやりたいっ!って叫んでいたことでもあるし、立ち回りから踊りから、ほろりとお涙頂戴から、お笑いから、できればダンスなんかも、やれるものは何でも取り入れて、一大エンターテイメントを繰り広げようじゃないか。観客たくさん呼び込んで、二日間の公演なんてことになれば最高だ。

 狙いは12月公演、夏前までに構想まとめて、台本書いて、盆明けには稽古に入って、クリスマス当日の公演!よしっ、これで決まった。文翔館創作劇場やっぱり予選落ちだったし、くよくよしてねで、今年の目玉はこれだこで。

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走る?走らない?尻蹴っぽってくれるのは、ちゃちなことなんだよ。

2016-02-08 08:46:26 | ランニング

 走んなくちゃなぁ、シーズン明のフルマラソンまであと1ヶ月!冬だ、雪道だって言ってらんないんだよ。ジムで走れるのはせいぜい10km、長いとこ2,3本走っておかなくちゃ、って思うんだけど、うーん、寒い!体強ばってる!気持ち沈んでる!そりゃ、この冬の異常気象で、道路には雪はないよ、天気も時折陽ざしが差して青空ものぞいてるよ、でもねぇ、やっぱりねぇ、などとぐじぐしぐじ。

 ええーいっ、軟弱者め、走らんかい!無理矢理気合い入れて外に飛び出してみた。

 風、強っ!西風がびゅんびゅんと木々の梢を揺らしている。止め、止めだな、この風じゃ、押し戻される。風邪ぶり返すかもしれん、うん、今日は、止め。さっさと諦め、ストーブガンガンの暖かぁぁぁい部屋に戻った。ああーっ、暖けぇぇぇぇ!

 テレビをつける、おっ、そうか今日は大分別府マラソンだったか。さすが、一流選手は速い、いい走りしてるもんだなぁ!なんて感心してたら、後方、一般参加者の様子も映し出された。やってるやってる、じいちゃん、ほら頑張って、だめでしょまだ20km地点だよ、半分以上ある、ここからが辛いだから。と、タイムを見たら、なに!なに!なに!1時間23分!!!!てことは、このよぼよぼじいさん、サ、サ、サブ3ランナー????ま、ま、まさか、もうほんと、くたくたのよれよれ、なのに、サブ3!

 いかん、あの高齢にしてあの姿、あの記録!西風強っ、なんてふざけたこと言ってられないよ。やっぱり走ろうか?でもなぁ、九州と東北、気候違うしなぁ、と、どこまでも逃げ腰、及び腰。走る、止める、走る、止める・・・・・・

 で、最後の決め手は、おおーっ、そうだ!ネックウォーマー買ったんだった。まだあれ着けて走ってないぞ、せっかく買ったのに。シーズン外れ特売で4割引で手に入ったColumbiaのネックウォーマー、ランニングのために買ったて言うのに、一度も着けずにシーズン終了、それはないぞ。よし、走る!ぜったい走る!使い初めだ。

 まっ、なんとか10km越えればいいかな?でも、寒いし向かい風ひどいから、8kmに負けておくか、調子しだいだな、無理するな、大いに弱気のスタート。走り出した時は差していた陽ざしも、すぐに雲に閉ざされて、6km過ぎには暴風、強風!真っ正面から雪が吹き付ける。ああ、もう、だから、冬の天気って嫌なのよ!今更戻れないでしょ、ここまで来たら。幸い、お気に入りネックウォーマー、しっかり首もとをガードして、体温が奪われることはない。まっ、この先北向きに進路を変えれば、少なくとも向かい風だけはおさまるわけだから、と言い聞かせながら8km通過。おおーっと、晴れてきた!お日さん、ぴっかり顔出して、ああ、これはもう春の陽ざしだ。帽子を脱ぎポケットにしまう。ネックウォーマーは、取りたくなかったけど、ウェアの中に熱がこもり始めて、仕方なく、これも脱いで、走る。

 さ、ここで、東に向きを変えれば、15kmコース。でも、なんかもっと行けそう。せっかくだから、あと2,3km行っちゃおうか。さらに北に向かって走り続け、うーん、いいなぁ!足にも呼吸にも来てない。よしっ、どうせなら、ハーフ、行っちゃえ、行っちゃえ!ねっ、こうなるんだよ、ついつい気が大きくなって、距離を伸ばす。そして、最後にバテバテで苦しむ。自分のお調子者ぶりをあざけりながら、ゆったりペースでぐるっと大回り。ラスト4kmの上り坂も辛いながらも、足が攣ることもなく、息が上がることもなく、走りきった。

 21.43km 2時間7分59秒。5分58秒/kmのペースだった。

 走り終わってみれば、まずは、このやったね!気分の達成感、いいもんだなぁ。冬と風邪引きのブランクにもかかわらず、ほぼ、昨年並みの走力が維持できてるって、これにゃ安堵だぜ、自信だぜ。そりゃそうだよ、若い奴らにゃわからんが、高齢者にとっての1年は、墓場に向かう大きな一歩なわけだから、すり減ることなく現状維持できたってことは何よりの喜びなんだ。

 これで、3月フルマラソンに向けてトレーニングを踏み出せたってことも、うふふよしっ行けるの気分だ。そして、この心地よい疲労感!軽い筋肉痛!体が喜んでる。これは走った人間にしかわからない。で、多くのランナーはビールを傾けるわけだ。で、僕は・・・・・

 地元の人向けにコースを紹介。ぶどうまつたけラインの我が家→馬頭ファミマ→浅川音羽学園→置賜駅→旧NEC→高畠高校→新高畠中学→亀岡→高畠3中→金襴後藤酒造→我が家。

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ごちそんぐDJ、いただきます!

2016-02-07 09:06:14 | アート・文化

 今日はNHKの回し者だ。お勧めするのは、ごちそんぐDJ!知ってる?そう、見たことある人は、今ごろっ!とか、なんだ古くさい!とか捨てぜりふ吐きかけてスルーでもパスでもして欲しい。

 毎週月曜の19:50~19:55(再放送は23:50~55)に放映されてるお料理番組?だ。テレビ番組欄にも載らなかったするし、へんな時間帯だから、見逃してる人多いんじゃないかな。そうそう、人生デザインU-29ってユニークな若者お仕事挑戦ドキュメントのすぐ後で放送になる。こっちも19:25からって半端な開始時間でこれも気軽に寄っていけない理由の一つかな。U-29から続けて見るのもお勧めだけど、たった5分でもチャンネルを合わせる価値は大ありだ。

 その日のお料理を、ラップに合わせつつ作っていくって番組。まず、料理とラップって組み合わせが、おっ、その手があったか!の驚きものだ。しかも、その歌詞が材料を擬人化したり、食材から妄想を膨らませたりととてもユニークで、しかも、ゆるい!

 出演者、つまりラッパーにしてお料理教室先生は、「DJみそしるとMCごはん」。あっ、これ一人のグループ!?だから。愛称は「おみそはん」。これまでのラップのイメージを見事にひっくり返してくれる。それっぽいのは、斜めに被った野球帽くらい。あの薄汚い無精髭はないし、当たり前だ女だもの、あのずっと地べたをはいずり回ってたみたいなよれよれのダボダボ衣装も着ていない。そんじょそこらの、流行について行けない、いや、ついて行っても勝負にならんからそのまま普段着で通してるお姉ちゃんって感じだ。顔だってほぼすっぴん?で、ニキビの痕だって見つけられそう。八重歯とかえくぼもめんごいねっておじさんたちには気に入られはしても、ラッパーの格好良さとはほど遠い、てか、ほとんど対極だ。そしてラップ、あのどこの言葉かわからん、J-ラップ特有のきどった節回しや口調、アクセントとも無縁、歌詞はすべて完璧に聞き取れる。ちゃんと料理のレシピになってる。しかも、面白い!

 これだけでも十分にそそられるのに、最近はストーリー性を取り込んできていて、これまたユニークだ。先月は、赤ちゃんのお尻が柔らかですべすべで噛みつきたい!って欲求からフルーツ大福作りに入って、最後は赤ちゃんの母親と一緒に大福頬張って終わるってシュールにしてリアルな物語になっていた。次回は明日(2月8日)、けんちん汁を作ってくれるって、楽しみだ。ぜひ、見て欲しい!って思ったから、今、この予告、お先棒担ぎブログを書いている。

 こんなお料理ラップをユーチューブにアップしたのが、その筋の人たちの目にとまって、この番組制作に行き着いたってことだ。僕も、食育子どもミュージカルで同じ手でデビューを狙ったけど果たせなかった。どうでもいいことだけど。この放送時間帯から見て、若者たちにもっと料理に親しんでよって意図で作られてるとは思うんだけど、どうも、子どもたちと一緒の方がいいんじゃないかな。若いお母さんと子どもと一緒にリズムを刻みながら美味しいおやつや料理を作る、いいねぇぇぇ。

 ともかく、このゆるーく楽しいラップ、音楽としても大いに可能性有りだな。

 

 

 

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毎日アップで1年経った!

2016-02-06 08:39:50 | 暮らし

 続けてみっか、ブログ記事毎日アップ、なんて気まぐれ起こしてから、気がつけば1年過ぎてた。あれっ?そう言えば、去年の2月くらいからじゃなかったかな?毎日書こうって思ったの、てくらいに自然と過ぎていた。日々書いてアップするのが、ごくごく当たり前のことになってるからなんだろう。ともかく、今じゃ、何か書いて更新しないと落ち着かない。朝、これ書いて、ようやく一日がスタートするって感じで、流行の言葉で言えばルーティン化しちまったってことだ。

 過去ブログをチェックしてあら探しする人、いないかそんな暇人、いるとまずいからあらかじめ白状しておくと、3回、計6日ほどお休みした日がある。一つは、翌日がまる一日忙しいので、前日にここに下書きして、翌朝仕事の前にアップの操作だけしたら、なんと、前日の記事になってたって時。まさか、下書き保存した日が、更新の日になるなんて、考えもしなかった。

 次は、公演の前日と当日。前日は朝から仕込み、照明、リハ、ゲネプロと夜中まで目一杯だし、本番当日は、終われば打ち上げで、これまたブログアップは無理!それでも、夏の菜の花座公演も仙台シニア全国大会やコント大会はやりくり算段頑張ったんだけど、シニア4期生公演だけは、もう公演そのものが手一杯のお手上げ状態で、とてもとてもブログで憤懣を吐き散らす暇さえなかった。そして、12月、これはgooブログからのパスワード変更要求で、完全に迷路に踏み込んでロスした3日間。て事情なので、毎日アップって言い切っちゃっても、許されるんじゃないかな。

 よくも書くことあるもんだなぁ!って言われもし、僕自身も感心する、が、けっこうあるもんだネタってやつは。人間一人、生きてりゃさぁ、ねえねえ聞いて!とか、これぜったい可笑しい!とか、くそっ、腹立ってしかたねえぜ!ってことが日々何かしらあるんじゃないかな。暮らしのことや家族のことや仲間のことや仕事のことや世の中、政治、安部首相!いやいやテレビドラマとか映画へのつっこみだって、ちょっとばっかし明智小五郎の注意力、古っ!で見つめれば、きっと見つかる。

 そう、このちょっぴりしつこく見渡すって習慣、これがすっごく大切で、この一年たしかにいただきやした!、ってほくそ笑んでいる。読んでくれなくたって書けばいい、じゃあ僕は続かない。それは日記の世界で、僕にはぜったい無理。ブログはやっぱりたくさんの人に読んでもらってなんぼ!だよ。儲かるってわけじゃないけど、読んでくれる人がいるから励みになる。だから、ありきたりの日常の一コマをどう切り取るか、どう盛りつけるか、けっこう懊悩しつつ苦悶しつつやけっぱちになりつつ、書き続けている。このブログってやつ、僕の武者修行、鍛錬でもある。見る目を鍛え、伝える力を養う場だと思っている。

 なーんて、マジに振り返ってるけど、実は呆け防止!が最大の目的だったりして。

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予告!シニア4期生卒業公演

2016-02-05 09:23:13 | シニア演劇

 フレンドリープラザシニア演劇学校4期生、いよいよ卒業公演に向けて、ラストスパートだっ!

 

 今年は、大サービス!の一大冒険!たった6人でコント2本の上演だ。『満腹食堂体育館』と『真夜中くせ玉便』、後者についてはすでに詳しく書いた。前者についても近いうちチラ見してもらうつもりだ。6人が2チームに分かれて、ってことは、3人でコント1本に取り組むってことで、これは、演劇手習い中の彼らにとって相当重い卒業課題になりそうだ。まっ、せっかくの演劇学校、やりきったぜ!の達成感、これで演劇人!の充実感で終わってもらうためには、このくらい高いハードルが必要なんじゃないかな。2月からいよいよ稽古、本格化する。

 卒業公演の見物って言やぁ、各自の得意芸披露だ。今年はけっこう芸達者がそろったので、こっちも大いに期待できる。『シェアハウス ブルース』でクライマックスをサックスで盛り上げたHさん、今度はギターで弾き語りだ。何曲だって、何時間だってやりますよ、って自信満々、意欲満点のステージは、もしかするとエンドレスになるかも。介護職の経験者Oさんは、お客さんと楽しくゲームをしたいと、これまた張り切っているし、井上ひさしさんを歌った詩吟の朗誦もある。事務局Gさん、4年目の今年は幕末維新講談を止めて、「外郎売り」を披露するとこちらも息巻いている。その他、大人紙芝居とか、ギター伴奏で歌声喫茶?とか、ぞくぞく魅力的な出し物があがってきている。

 今年も、いつも通りホールの舞台上に、舞台も客席も設える特設舞台だ。観客との距離わずかに1m!近っ!これも卒業のための越えねばならぬ大きな試練となる。入場料はもちろん無料、誰でも見てもらえる。ただし、客席は100席限定なので、お早めのご来場を!いつもほぼ満席ですかね。

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