ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

今さらですが、

2009-03-07 22:56:45 | 演劇

 話しがあったとき、めんどくせーなぁって思った、ほんと。だって、今さらだもの。都会から移り住んだ置賜人って。もう、25年前だぜ、ねっ、今さらでしょ。そのころの感想聞かれたって、覚えてないし、人生の半分近くくらしてる置賜なんだもの、よそ者の目なんて、あるのかないのか。 

 そうそう、地元ケーブルテレビ(NCV)の取材のこと。断ろうかと思ったんだ。でもね、僕のことなんてどうでもいいけど、この取材利用して、少しでも置農演劇部や菜の花座やフレンドリープラザのこと宣伝できれば、それも意義あることかなぁって思い直して、受けることにした。そう、その取材が今日だったってこと。

 2時半からびっしり3時間、僕へのインタビュー、演劇部生徒の活動風景など、あわただしい中でも、じっくりと撮影していった。こっちの思惑としては、生徒の生き生きした様子をたっぷり撮ってほしいと思っていたんだけど、いざ、マイクとカメラ向けられると、うーん、しゃべっちゃうよねー!なんと、延々1時間!!地域への思い、演劇への熱い志、高校演劇の豊かさなど、滔々と語ってしまった。

 中でも、一番力を入れたのは、演劇の力ってことかな。演劇部で生徒たちがどれだけ成長し、どんだけ楽しく活動してるか、ってこと。それから、もっともっと地域の人たちが演劇の魅力と可能性に気づいてほしいってこと、語ってしまいましたねぇぇ、まじで。

 カメラは、部員たちの活動の様子も丹念に追っていたので、彼らの輝くような笑顔やはち切れるばかりのエネルギーがきっとお茶の間に流れることでしょう。番組担当の目黒さんが言ってました。生徒たち、本当に生き生き楽しく活動してますね!そうですよ、自分が表現出来るってこと、自分の場があるってこと、それが多くの人に認められてるってことなんです、人間、輝くんですよ。

 そして、感動しなくちゃ、演劇じゃ!楽しくなくちゃ、部活じゃない!!

 さあ、どんな番組に仕上がってくるんでしょうか、目黒さん、あなたの腕の見せ所ですよ、楽しみにしてますから、フフフフフ!なんじゃ?この笑い。

 

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さよならはダンスで!

2009-03-04 20:42:09 | 教育

 卒業式が終わった。最後の最後まで現役で活動してくれた3年生も、さすがに、これでお別れだ。って、思っていたいら、フレンドリープラザの柄本明一人芝居『風のセールスマン』(別役実さんの書き下ろし)も置農演劇部として見るって。それも、前々日の仕込み、前日の場当たり、当日のバックステージツアーまで、ぜーんぶ来るって言うんだ!こういう、演劇好きだったから、卒業ぎりぎりまで活動続けることができたんだろうね。

 それで、8日(日)は本番終了後なんと、作者の別役さんが来館されて、柄本さんとトークライブが予定されている。、誰か感想言ってくれる人欲しいってことだったので、迷わず卒業したてのカナミを推薦した。別役さんと柄本さんと、一緒の舞台に立てるなんて凄いことだものね。彼女にご苦労さんのプレゼントってことだ。

 そうそう、司会役は顧問Nが務めることになったから、こちらもお楽しみに。凄いよなぁ!大御所お二人の間に入って進行役やろうって言うんだから。この怖いもの知らずっていうか、傍若無人っていうか、天下無敵っていうか、ともかく、顧問Nのこの度胸は絶対素晴らしい!部員は絶対見習ってほしい!!いや、僕もだけど。

 で、送別会だけど、ここ数年、終わりたくない!止められない!と、ずるずる時間延長が傾向になっていて、とうとう今年は、3時間の最長記録を打ち立ててしまった。一年生はノリノリのダンスや歌、二年生は歌やギターデュオ?まで登場。さらにはゲームでも盛り上がり、締めは、一人一人のお別れの言葉。普段だと、30秒としゃべれない人たちが、5分6分と思い出、感謝の言葉を繰り出し続けた。

 じゃあ、アーチで送り出そうってことになったら、3年生、一緒に片づけするから、まだ居てもいいですか?って。結局、3年生が広げたアルバムに全員がコメント書きをして、名残りはつきぬまま、時間は刻々と過ぎていき、とうとう、最終列車の時間までもつれ込んでしまった。在校生は翌々日から学年末試験だって言うのに!!

 そして、昨日の卒業式。終わった後は恒例の玄関前ホールでの送り出し。去年も、何度も何度も手を取り合い、写真を撮り合い、抱き合って別れを惜しんだんだけど、今年はついに、ダンスになってしまった。1年生が、どうしても3年生をダンスで送りたいってラジカセ持ち出して、踊り始めたんだ。他の部の生徒でごった返す昇降口でだよ。そうなっと、もう、止まらない!止められない3年生!4人とも制服のまま、踊り始めちゃったよ。そう、いろんな機会に踊り続けてきたこのコモンホールで、3年間踊り続けた曲だもの、懐かしいよな。これが最後だもの、この曲踊るのも、学校で踊るのも、このメンバーで踊るのも!これでお仕舞いだもの!!

 そうだ、踊れよ!思う存分、気の済むまで!!

 間違いなく1時間!踊り続け、また、写真を撮り、また、お互いにお礼の言葉を述べあい、最後は演劇部しか居なくなった玄関で、ついにお別れの時となったのだった。

 そう、そんなに分かれ難い、ってことは、そんだけ、濃密なおつきあいだったってことだ。ぎちっと詰まった1年間だったってことだ。で、当然、ものすごく満足した高校生活だったってことだ。こんな切なく胸にこみ上げるような分かれと、胸一杯の充実感と、3年生、君たちはほんと!幸せだ。そんな君たちの感動の爆発に触れて、下級生も、そうだ!あそこまでやらなくちゃ!って思うんだよ。あの感激をあたしにも!って恋いこがれるんだよ。さあ、お別れだ!新しい出会いと心ときめく感動が待っている。もちろん、その前にはとんでもない忍耐と苦悩がどこまでも続いているわけだけどね。 

 

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