ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

置農演劇部OG・OB会発足

2009-03-22 11:04:28 | 教育
 間違いじゃない、OGそしてOBなんだ。なんたって置農演劇部圧倒的に女が多いから。この序列にはこだわりたかったみたいだ。OG・OB会の発会式、思いがけずたくさんの卒業生が集まってくれた。30人弱。僕が置農演劇部に関わって10年、この間毎年5~6人平均で卒業生を送り出してきたから、総勢50~60人、そのうち半数近くが集まったんだから凄い。東京からわざわざ戻ってきた人さえいたくらいだから、改めて凄い。発起人の人たちのがんばりがよっくと伝わってくると同時に、やっぱり、みんな演劇部の三年間が濃密だったんだよ。忘れられない大切な思い出なんだな。中には途中で退部した人なんかも来てくれていた。これも予想外の驚き、そして喜びだった。みんな、精一杯部活に賭けたんだよな。演劇に熱中しただよ。
 
 一年一年、その時その時のメンバーが夢中になって、必死になって舞台作り、演劇部盛り上げてきたから、今の演劇部があるって話をした。昔の部員が下手で、今いる部員が上手になったなんてことはさらさらない。熱意だって変わらない。じゃあ、全国行ったり、東北連続出場ってどこがどう違うのよ。それは、蓄積ってことだと思う。
 
 例えば装置なんかの物作り。これは上手くなった。手際よくなった。先輩から基本技術を伝えられているから。日頃の活動姿勢やマナーこれもそうだ。実力上位校になるに従い、行動の機敏さや礼儀の正しさ自信にあふれた態度など、間違いなく身に付いてきている。例えばね、学校外の人からはつまらないことだって思われるかもしれないけど、女子部員のスカート、まくりあげて短くしてるのってまったくなくなったから。

 それと、これが大きいと思うけど、いろんな舞台やイベント出演手がけてきて、公演回数がやたら多くなったってことも違いとして大きい。なんたって役者は場数だから。年間25回以上も公演すれば、だれだってそこそこ上手くなるし、自信も付くってもんだ。で、この公演回数の増加にしたって、毎年毎年新しい取り組みや公演会場を開拓しながら蓄積されてきたものだ。あと、違いってことでは、僕が成長したってことかな、劇作的にも、部の運営者としても。

 まあ、そんな話を祝辞としてさせてもらった。でも、この会にはもひとつ隠された意図があって、それは、僕の定年を祝ってくれようってものだったんだ。ありがたい!嬉しい!感謝だ!でも、この手の催しは苦手なんだよ。なんか、ご苦労様でしたって言われると、あんたの出番は終わりだよ、後は余生、のんびり過ごしてよ、って感じてしまうわけなんだよ、ひねくれ者の僕としては。それと、後ろを振り返らない、常に前を向いて走る!おいおい、まだ走るのか?これが基本姿勢の僕としては、高校時代は良かったね、つらいけど楽しかったね的な感慨にふけるって趣味じゃない。だから、この会もできれば、OG・OBが顔を合わせ、演劇部の頃の元気思い出して、気合いを入れ直してまた新しい世界に飛び出していく、そんな集まりになってほしいと願っている。

 かつてのビデオに歓声を上げ、踊り継がれてきたダンスを、ハイヒール投げ出して踊り狂い、あっという間に時間が過ぎて、大騒ぎしながら、2次会のカラオケに繰り出して行ったOG・OB。この勢いで、それぞれに明日に立ち向かって行ってくれよな!
 



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