ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

いいよなあ!音楽は!!

2009-02-14 21:14:06 | 演劇

 川西町フレンドリープラザ主催の第5回東北学生音楽祭、終わった!お疲れ!!そう、びっちり1日ステージ係だったから。ほぼ、9時間立ちっぱなし。まっ、椅子やら床やら座ったっていいんだけどね、なんか、舞台人としてのプライドがね、裏方は、いつだって舞台に何かあれば、即、対応!って緊張感でいたいって思うんだよね。なので膝も腰もぎこぎこになったけど、最後まで頑張り通した。もちろん、部員たちも!!まっ、こんな年寄りの繰り言はどうでもいいんです。

 音楽はいいよなあ!!っていうのが今日のつくづくの感想なのです。例えば、今日出演したバンドには、昨日初めて全員が集まって練習したなんてバンドとか、インターネットで集まったバンドとかがあって、これが結構楽しく演奏しているわけだ。さらに、メンバーによっては、あっちのバンド、こっちのオーケストラと何度も顔を出しては演奏している人なんかも随分いて、ほんと、フリーで、どこでも楽譜さえこなしてればOKって気楽さがある。

 さらに、今日のパフォーマンスでは、始めて何度かの練習で『聖者の行進』の演奏ができたなんて人たちも登場したりして、しかも、そんなど素人の人たちが観客から結構暖かく迎えられたりする。これって、絶対、音楽の特権だよね。

 しかも、たくさんの人がたった半日の催しに集まれて、楽しめるってのも、凄い。それだけ多くの人が出演すれば、当然観客も集まるわけだ。親戚・縁者・知己・友人、ごそっと来てくれるからね。実に!実に!!も一つおまけに、実に!!!羨ましい。っていうのは、演劇なんていう七面倒くさいものでぐだぐだやってる者から見てのことだ。

 だって、そうでしょ!演劇だったら、せいぜいやれたとしても半日3団体だよ。それだって、高校演劇みたいなやりかただけだ。普通の劇団だったら、まあ、半日一本の上演が精一杯だろう。しかも、出演者は5,6人だったり、下手すると一人とか二人なんてことだってあり得る。とすると、縁故の観客なんてたかが知れているってことになる。

 さらに、演劇は、音楽のようにきままに楽しむってことがあり得ない。だって、感覚だけで受け止めるものじゃないから。リズムに乗って楽しむってないから。頭、くっきりすっきり、難しい顔で迎え撃つしかないってのが演劇だから、これは絶対不利!見に来てもらうのなんて、義理で攻めたって、容易なこっちやない。

 さらに、さらに、音楽のように、あるジャンルが一同に会するなんて、こともまずほとんどあり得ない。劇団ごと、やってることは千差万別だから。だいたい、創り上げるのに、最短でも1ヶ月はかかるから。今日のコンサートのように、初めて出あったメンバーがわずか数分のリハーサルで本番では目一杯楽しむ、なんてこと、できっこない。

 あーあ!なんだって、演劇なんかに進んでしまったのか?!

 そんなこと、落ち込んでみてもしかたないので、演劇部には演劇部なりの楽しみ方って言うか、使い道っていうものがあって、今回はその部分でおおいに成果があがった。

 まず、ダンスで出演させてもらった。SING SING SINGを踊らせてもらった。一部にわか仕立てのメンバーがいたことと、編曲が普段使っているCDと違っていたために、ちょっとミスってしまったけど、まあ、楽しく華やかに色を添えられたので、いいでしょう。

 それにフィナーレでは、打楽器メンバーが講習してもらえたし、ダンスメンバーは客席中走り回って発散できたから、これはこれで、絶対花丸だった。しかも、一緒に演奏したアフリカンパーカッションのグループにはジョイントの誘い?なんかも受けてしまったし、さらには、さらには、3年生も最後の活動を楽しんでくれたようだし、まずは、実り多き音楽祭だった。受け取った課題は、この音楽の気楽なノリを、演劇の世界にどう行かせるかってことなんだね。

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