シニア4期生公演『シェアハウス ブルース』の話しがしつこく続く。後3日、だものね、宣伝しなくっちゃ。
先日の仕込みは異例だった。スタッフさんとの打ち合わせが、なんとその日の仕込み直前、てことは、打ち合わせが終わってすぐに仕込み、こんなのあり得ないよなぁ、他のホールでは。これまで数限りなくここで公演打ってきたからできることだ。そう、信頼関係ってやつだ。こちもホールの事情はわかっている。どこまでが許されて、どこからは手を出せないか、十分に心得ている。スタッフの方も、こちらのやり方はほぼ理解してるし、何より、任せる部分は任せても問題ないと思っている。なんせ、ホールのある部分に関しては、僕の方が詳しい部分だって少なくないんだ。
例えば、今回台上に敷いたグレーパンチ、その半端もんがどんだけあるかなんて、スタッフは把握していない。2階の隠し部屋?にどんな装置類がしまわれているかってことだって、こちらの方がよく把握している。そんな有様だから、お互い信じ合い、尊重し、理解しあって仕事している。
今回も、手薄な当方を心配して、空いた時間に紗幕のつり込みをやっておこうか、とありがたい提案をもらった。一瞬、お願いします、と出掛かったが、そこはやはり演劇学校、紗幕のつり込みだって授業だから、自分たちでさせてもらいます、とお断りした。
さて、仕込み、自分たちで、と胸張れたのには理由がある。シニア演劇学校の卒業生を中心にした菜の花座のメンバーが手伝ってくれることになっていたからなんだ。たかだか数年前に演劇の道に入った彼らだけど、次から次と舞台を踏んで、各種仕込み作業も手慣れたものだ。初めての経験に戸惑う4期生をリードして、黒パンチを舞台全面に敷き込み、
紗幕を吊り、立て込んだ装置の上をグレーパンチできれいに覆い、吊り物の千代紙パネルもさっさとつり込んでくれた。
演劇学校創設から4年、確実に地域の演劇力は高まっている。劇団が核になって、高校演劇部、シニアをバックアップする体制が出来上がりつつある。シニア演劇学校は、シニアの元気を掘り起こすこと以上の大きな成果を上げつつあるってことなんだよ。
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