ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

跳んで跳んでシニア6期生公演!

2017-11-27 08:45:40 | シニア演劇

 ありえねぇぇぇ!話しだよ。本番10日前でも動きが決まってないとか、そこからぶっ通しで本番突入とか、前日仕込みも役者は隔離してとことん稽古とか、当日午前中もほぼ2回のゲネとか、ぎりぎりまで追い込み、追い詰めた。

 シニア役者たちには本当にむごい仕打ちだった。2週間前にゃ菜の花座、秋田三種町行ってたし、10日前には地元中学校の芸術鑑賞引き受けてたし、さんざっぱら放ったらかしといて、最後に締め上げて辻褄合わせしたわけだから。すまん、本当にすまん!

 そんな無茶は、切羽詰まった日程だけのことじゃない。たった二人の6期生に、ベテラン並みのセリフ量と出番を振ってしまっんだもの、彼らが苦しんだのは無理もない。だって、まったくの初心者が、一人50分近くの出番なんだぜ。1時間10分の舞台の8割近くだ。こりゃどう見たって無理、無理、無理ぃぃぃぃ!でしょ。

 助っ人に入ってくれたシニア修了生だって、場数を踏んでるってわけじゃないし、それに、なんたって、主役は6期生二人なわけだから、辛いのは分かっていても、この重い荷物を担ぎ切ってもらわにゃならんのさ。

 案の定、本番直前のゲネは大混乱!セリフはあらぬ彼方にぶっ飛ぶし、役者たちはナビが壊れて立ち往生!挙句は同じ個所を2度も周回するサービスぶり。あちゃぁぁぁ、こりゃどうなんの?!本番直前に厳しい言葉はぶつけたかぁなかったが、緊急事態、昼飯喰ったら、すぐに最後のセリフ合わせをしろ!って、命じた。これ以上初舞台役者追い込んでどうすんの?って不安は大きかったけど、気持ちのゆとりよりも研ぎ澄ました頭脳を保ってもらうことに賭けた。

 本番、やはり、跳んだ。大丈夫か?相手役。ドギマギしつつ話しをつなごうと必死で考えてる。その間、永遠に近い数秒間。乗り越えた。よしっ、よく頑張った!その調子。その後も、11あるシーンにそれぞれ1,2個所は跳んで跳んであっちこっちに不時着しつつそれでも舞台は墜落せずに目的に着陸した。その間、自慢のギャグ、与謝野晶子はアンドロイドだった?もスルーされちまった。残念!でも、仕方ない、許そう。

 で、ラストのダンスは強烈だったからねぇ、これで救われた部分は大きかったな。終わり良けりゃすべて良し!ってことさ。おっと、それだってミスなく上手に踊れたってわけじゃないぜ。使った音楽と、何より衣装の思い切りが勝負を引き寄せたね。目いっぱい露出した女たちと精一杯気取ったちょい悪ジジイ、これがダンスに完璧にフィットした。

 シニアの目標は、生き直し!再出発!この芝居のテーマを見事に表現しきったエンディングダンスだった。言うまでもないが、シニア役者たち、誰にも納得、満足の笑みが満面にこぼれていた。

 

 

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