ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

脱穀初回、なんとか終了!

2023-10-16 10:24:46 | 米つくり
ほんと、本当に、綱渡り状態なんだ。
雨降り2日、晴れ日2日、この繰り返し。少ない晴れ間を狙って、かけ替えも済ませ、次の次の好機を逃さず脱穀をする。
スマホの天気予報は欠かせない。最低二つのお天気情報は見比べる。まっ、大して違いはあるわけないんだが、少しでも望みに近い方を信じたりして。溺れる者は藁をも掴む!
待ってたよ、晴れ日2日、いよいよ、脱穀のチャンス到来!
ここさえ乗り切れれば、今年の米作りもすべて片が付く。年中お休みの年金ジジイだから、平日、休日関係ないんだが、都会に出てる息子が手伝ってやるから、ってことだし、土日の晴れ間を待ち望むしかない。
よしっ、今週は行けるぞ、土日!
二日間あれば、半分以上終わらせられる。頼むぞ、天気。
なんて願いが思い通りに聞き入れられるわけはない。土曜は大丈夫だが、日曜は雨降り予想。うー、この一日を逃すわけにゃいかんぞ。
朝からさっさと取り掛かれば少なくとも1反3畝のコシヒカリと2畝のヒトメボレ扱き方終わらせられるぞ。
朝からガンバ!
って、そうはいかない秋の晴れ間。
晴天なら付き物の朝霧、深っ!
こりゃ夜露防止でイナ杭に掛けたビニール合羽?外せないじゃないか、もう。霧吹き飛ばされて、お日さんが顔を見せるまで待機だぜ。
被せたビニールの外側も内側も水滴!

10時、よしっ、霧晴れた、作業開始!

ばりばり行くぞ、って、そうは思惑通り行くもんかい。水口近くの稲束、背丈は低い、実りは未熟、脱穀機を通しても籾は離れず、通過後結束も上手く行かない。一度通した稲束を何度も機械に通して扱き直す効率の悪さ。
苦戦続きで、あっちゃ昼過ぎだぜ。
未熟イネをどうにか扱き終えて、丈の長いほれぼれ稲束に入って、さぁスピードアップ。だが、ここでまたもや一悶着、まっ、いつものことだけど。結束機に動力が伝わらないぞ!動いたと思えば、すぐに止まる、いったんクラッチを切って入れ直すと動き出す、参るなぁ、手間のかかること。止まるってことは多分動力を伝えるベルトが痛んできてるんだよな。なんか嫌な音まで発し始めた。
頼む、止まるな!あと少し、最後まで持ってくれっ!
異音は故障寸前の悲鳴に変わりつつあったが、お願いの念力通じて、最後まで扱き終えた。
男手一人の手伝いはさすがに助かる。例年だと後日回しになる杭の片付けもすべて終わらせることができた。重い籾袋、23袋も!の運搬も若さにゃかなわない。大いに助かった。ほんと、力無くなったものな。
次の脱穀は、2日間雨降りの後の晴天2日、雨でイネが濡れないようにビニール合羽を着せて、作業すべて終了した。
やっぱり5時半だっ!
コメント
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