やろうぜ、熟年劇団!呼びかけ。さっぱり反応なし。まあね、ちょこっとブログで書いて、ぱぱっと、人が集まるなら、苦労はないけどね。だいたい、このブログを熟年が見てるかっていうと、う~ん、微妙!どころか、ありえねー!だろうしね。いや、だいたい、熟年に、ブログを見る習慣って、あるのか?都会ならともかく、ここらではねぇ。
先日、職場で熟年劇団結成なんてぶち上げたら、あっ、それいいですよ。人助けになります、ってどういう意味よ。その心は、今、暇な年寄りはパチンコ屋に入り浸っている。そして、たいがい大損する。そして、年金を使い果たす。そして、サラ金地獄に堕ちる。だから、熟年劇団ができれば、その内の何人かは、演劇で時間をつぶすので、地獄から救われる、って言う話しなんだけど、ほんと?
職場で反応が、もひとつあった。私、入りますよ、熟年劇団。えっ、ほんと?ええ、15年後!娘が大学入ったら、それまで有りますよねって、ありがたい申し出だけど、僕、生きてる自信ありません。
まっ、ブログは見てないかもしれないけど、見た人から話し聞いてとか、さらに、噂聞いたから、なんて、口コミで広がることを期待して、今回も、懲りずに書いている。
思いついたきっかけは幾つもある。蜷川さんや、流山児さんのすごいお手本は、恐れ多いばっかりだが、以前、NHKの海外ドキュメンタリー番組で、熟年のダンスチームの紹介が流れた。アメリカの話しだ。パートナーを無くして生きる意欲を失っていた人とか、プロとして活躍した頃が忘れられない人とか、ドラッグに溺れていた人とか、いろんな過去と現在を持った女性達が、ダンスチームを作り、厳しいレッスンを繰り返しながら、全国を股に掛けて公演しているという番組だった。
老齢だから、身体は思うように動かない。激しいステップも無理だ。でも、粋な衣装を手作りし、表情たっぷりのそのダンスは、老人ホームでもステージでも大喝采を浴びていた。観客の方が歳が若いのに、高齢者から若さと元気をもらってるんだ。リーダーはなんと、82歳の大学教授。
いいねえ、リズムに身を任せて踊るって。これって、人間の根源的な欲求だよね。それに、見られること。これもすごく重要。(『演劇の力だあ!本編③』かな?参照)他人から見られるから、しゃきっとするし、努力もするんだ。身体でも心でも、健康にいいわけだよ。そして、その健康を、見る人々にぶわーっと、放射していくわけだから、こんなにすごい奉仕活動ってそうはないと思う。
演劇だと、さらに、伝えたい思いや考えも表現できる。子ども達なんかには、ぜひぜひ、伝えておきたいことが、いっぱいある。これをじいちゃんやばあちゃんが、小言や繰り言でなく、せりふとして伝えることができるんだ。いや~、やっぱりすごいことだよ、熟年劇団は。
ということだから、僕が関わる熟年劇団はダンスをします。歌も歌います。できれば、ミュージカルも創ります。
あっ、いかん!こんなこと書くと、敷居がさらに高くなっちまうか?