泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

そして、「次」へ

2021-10-22 09:56:29 | 丹下一の泡盛日記

木曜日は再び高尾の稽古場へ。
個人的に大きな変化の季節にいる自覚はある。
こういう時は、年表を書き出してみることにしている。
どんな演劇作品を、誰と、どう創ってきたか。
個人史にそれ以外の項目は、ない。
そして、還暦を迎える直前からのこの2年間、幸せな突っ走りだったことがわかる。
演出作品は「Hamlets/ハムレッツ」ver.7~9をはじめ、
仙台での「キザハシ〜昨日はどこにもありませんよう」や、火曜日の朗読を含めて9本。
国立劇場の舞台に立たせていただいたり、新制作座の「泥かぶら」で九州、沖縄、島根を旅して。
再度の横浜ボートシアターにTSCのシェイクスピア朗読。
「平家物語」のワークショップも。
もちろんプレイバッカーズは、オンラインも含めてたくさん。
以前は、3年一区切りだったのだけど、この頃は2年で一区切りなのがわかる。
思った以上に濃くて幸せな2年間。
こんなにやったんだっけ、とちょっと驚く。
ご一緒して下さった全ての方に深い感謝。
次々に脳が上書きされていくから、とんでもなく時間が経っているように思うのだけど、
たった、2年なのだった。
されど2年、か。
20代、30代の2年はもっと長かったなあ。。。
そして、「次」へのイメージが湧いてくる。
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そして「ノスタルギガンテス3」ver.1 本番

2021-10-21 07:24:58 | 丹下一の泡盛日記

そして、火曜日は「ノスタルギガンテス3」本番。
朗読なので仕込みはほとんどなく15時入り。
基本はアトリエ第Q藝術の主催の朗読勉強会で、
本番を録音することになっているのだけど、
「こんな感じでやります」を聞いた劇場チームは急遽、録画態勢に。
ゲネプロ、平栗萌香、弾けた。
素晴らしい出来だった。
ので途中で止めようかと思ったけど、やめた。
一回「爆発」した、その次、を信じたからで。
本番は、その通りになった。
ただし、何故かブルートゥースが切れたりして、
音響はメロメロ。
スピーカから出なかった音が、スマホで客席後方から聞こえてきたり。
「発見」になった。
萌香は初めてのソロを素晴らしい集中でやり切った。
大満足。
そして、感謝。
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本番前に必ず来ることが

2021-10-19 10:35:59 | 丹下一の泡盛日記

高松の影響で何故か朝は紅茶。
子供の頃は砂糖を入れたミルクティーにトーストを浸して食べていた。
どちらかというとインド式、ロティチャナイ。
午後は朗読の稽古。
様々確認して音響担当も立ち会って通す。
何故か萌香が大きく崩れた。
そして、止めなかった。
本番で崩れた時にどう向き合うかのいい機会だ。
途中で止めてやり直せば、いい出来になることはわかっている。
それでは意味がない。
萌香は最後までやり通した。
さすがの根性。自分なんかよりもよっぽど腹が据わっている。
そして、20分トイレから出てこなかった。
この日は2回通すつもりだったのだけど、やめた。
夜の部も抑えてあった稽古場も10分の使用で「早引き」。
そして、中華屋へ。
美味しいものをたくさん食べる。
一人芝居や長い朗読は、稽古の途中で必ずこういう時が来る。
それが本番前日とは。
本番は必ずいい出来になると確信した。

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「朗読」の稽古

2021-10-17 08:39:28 | 丹下一の泡盛日記

土曜日は高尾へ。
新制作座の「野盗、風を走る」の稽古。
朗読劇として稽古が始まったのだけど、
久しぶりに稽古場に来てみると、もうほとんど本を持った「お芝居」になっている。
この日、最後の場面は本を離して、セリフを入れてくるように、と演出からお達しがあった。
よかった、この場面に出ていなくて。
ただでさえセリフ入れるの遅いのだもの。

例によって稽古の終了時間も遅れ、車で送ってもらい駅へ急ぐ。
夜は「ノスタルギガンテス」の稽古。
こちらも「朗読」。
だから言葉を発している限り、本は離さない。
そして、そこに書かれた言葉たちと向き合う。
その「向き合う」身体を丁寧にチェックする稽古になった。
もっとも、こちらは「演劇」で「お芝居」ではないからなあ。
今、この時代に「お芝居」を創ることの大変さを思わずにはいられない。
夜遅く、刷り上がった当日パンフレットが届けられた。
大満足。
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箏を使ってみたら

2021-10-17 08:19:03 | 丹下一の泡盛日記

色々あるけど、それでもちゃんと朝日が登ってきて一日が始まる。
そして再び横須賀の小学校へ。
トラブルがあって電車が10分くらい遅れる。
この頃やたらと「遅れる」感がある。
電車のスタッフさんたちは本当に大変だ。
プレイバックシアターを学び続けて22年目になった。
舞台俳優としても学んだことは多い。
そして、一般的な舞台では封印されて遠ざかっていた音楽に時折関わることでできるのもありがたい。

音楽室にあった箏を使ってみた。
初めて触った。
ことの音がすると子どもたちが「珍しがって」みんなこっちをみてしまうので、却下。
ピアノだと振り向かないのに。
日本の音楽教育は、こんな地平を目指してきたのか。
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久しぶりにノンアルの夜

2021-10-15 06:14:32 | 丹下一の泡盛日記

緊急事態宣言が解除されてプレイバッカーズの「いじめ防止授業」も次々と「解禁」に。
海が美しい高台の小学校へ。
午前中はアクター、午後はミュージシャン。

ものすごく久しぶりにピアノを弾いた。
コロナ禍で子どもたちの心は様々だろうけど、無事終了。
急いで都内に引き返し、兎にも角にもシャワー。
そして稽古場へ。

短い時間だったけどガールズ2人が揃い19日(火)の朗読の稽古。
台本の構造の説明も。
その後は来年の打ち合わせ。
久しぶりにようやくノンアルの夜。
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「ノスタルギガンテス」の稽古再開

2021-10-13 23:50:58 | 丹下一の泡盛日記

水曜日、朝の目覚めがいい。
このところ不眠に悩まされているのだけど、短い時間でも眠りが深かった。
「旅」のおかげだと思う。
自分の中が流れている感じがする。
体重はあまりに増えすぎてやばい。
だからこそ、ちゃんと食べたいものを食べておく。
料理も忘れていたものを思い出して食べたくなっている。
ほんと旅のない人生は考えられない。
午後は平栗萌香と「ノスタルギガンテス」の稽古再開。
この日は、テキストレジや方向性、当日パンフレットの校正など、ほとんど話すだけで終了してしまった。
たまには、こういう日があってもいい。
というのも、10月19日の朗読だけでなくその先、
12月11日(土)〜12日(日)のver.2も視野に入れてのテキストレジだったりするからで。
こういう話を具体的に彼女とできるようになったのかと、ちょっと嬉しいのだった。
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プレイバッカーズの旅、幸せに終了

2021-10-12 22:31:03 | 丹下一の泡盛日記
火曜日も「いじめ防止授業」。
午前中で終了。
地元チームのアクターとミュージシャンが、なかなかいい感じ。
この頃は地方のプレイバック人が急速に育ってきている。
うかうかしていられないね。
前日と同じうどん屋でゴボ天。幸せになる。
その後、かよさん(宗像佳代)の提案で海を見にいく。
シャワーが浴びられない時は、大きな自然に触れるのが一番。


空港へ向かうバスの中から、もう、うつらうつらし始める。
仕事をきちっと終わらせた喜び。
かよさんのコンダクティングの凄さに安心してアクターに専念できる幸せ。
プレイバッカーズの旅は、楽しい。
帰宅して、風呂、そして19日の朗読の件で打ち合わせ。
明日から稽古再開だ。
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ジャズの音に浸って、大兄を偲ぶ

2021-10-12 22:23:34 | 丹下一の泡盛日記
月曜日、高松市の小学校で「いじめ防止授業」。
自分も何度か参加している学校で。
午前と午後の2回だったのだけど、給食をいただくことは叶わず、
外のうどん屋さんへ。
やっぱり香川のうどんは美味しい!
午後、終了後ホテルの温泉に浸かりちょっと眠る。
夕方、テレビのニュースで授業の様子が流れたのを確認して、
諸々の作用を終えてから「出撃」。

こんな商売が!
証明書は肌身離さず持ち歩かんといかんなあ。

地元の天然のタイが五百円しない。
島根もそうだったけど、こういう物を食べ慣れている人たちの舌は肥えている。
東京での外食に迷う所以。

実は、この日は仙台の石川裕人大兄の命日。
ビールで献杯。
様々に思いを巡らすはずが店の親方に話しかけられて。
楽しい会話の時間になった。
その後、ほぼ毎回いくジャズの店に。

ウイスキーで飲み直し、キックの効いた音にひたる。

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1年ぶりの羽田空港

2021-10-12 22:15:39 | 丹下一の泡盛日記
日曜日、早朝に前夜ぶち込んでおいた洗濯機を回す。
そして、もう一度寝る。
ゆっくりのフライトでよかった。
で、午後羽田空港へ移動開始して、代々木駅で山手線が止まる。
停電!?
東京は、なんだかやばいなあ。
地下鉄を乗り継いで空港へ。
かよさん(宗像佳代)たちと合流。
なんとかよさんとリアルで会うのは、今年初めてだ。

1年ぶりのラウンジへ。

窓際の席からずっと晴れた空を眺めていた。
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