泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

歌舞伎座で凄いものを観た

2021-10-25 23:56:38 | 丹下一の泡盛日記
本当に自分の心の重たさにうんざりする日々。
深く考えずにさくさく行きゃあいいものを。
まあ、そうしてこなかったから今も好きなことを続けていられると考えている。
お昼ご飯を食べて、投票へ。
15年ほど前、ある地方都市のイベントに参加していた時、
いくつもの企業から一人ずつ派遣されて参加している(業務命令で)人たちが、
「このままで大丈夫」みたいなことを口々に話していて唖然としたことがある。
そんなわけない、と。
会社が、ではない。
乗っている船ごと沈んでいくに違いないと恐ろしかった。
今、日本という船はギリギリのところでようやく浮かんでいるように見える。

午後は銀座へ。
去年もアップしたのだけど、ライオンはまだマスクをしていた。

「春琴抄」でご一緒した辻本みず希ちゃんが出演するというので。
もちろん女優なんだけど、なんで歌舞伎に? 
と面白がってやってきたのだった。
舞台の方は、かなりはちゃめちゃな歌舞伎らしい1幕目。
なるほど、これは女優の方がいい。
みず希ちゃん、「くにゃん」の倒れ方が素敵だった。
またご一緒させていただきたい女優さんの一人。
そして2幕目の人形ぶりが、すごかった。
圧倒された。
コロナ禍でまだ客席は、空席が目立つ中、
役者たちが、どれほど気合を入れて舞台に立ち向かっているか。
素晴らしい時間に立ち会うことができて、大きなエネルギーとともに帰宅。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする