泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

夢見るアルゼンチン♪

2011-07-08 18:33:20 | 丹下一の泡盛日記
昨夜は妙に冷えた。
なんか喉の調子がイマイチで困る。
お弁当作って朝からお出かけ。

自分にとっては驚きの話を聞いた。
その中身は書けないが、愕然とする。
日本社会は本当に崩壊するのではないか、と思う。
震災や原発人災でここまで疲弊しているのに、まだ「頑張れ」と言うのか、と危惧している。
自分の身体も結構被爆してるんじゃないのかとも思いつつ、逃げるところなどどこにもない。

アルゼンチンタンゴの映画に刺激されて、一気に南米に行ってみたくなった単純なわし。
実は、10数年前にアルゼンチンはブエノスアイレス公演の話(だけね)があった。
大使館の人まで紹介されて話だけは、した。ただ、遠くに行きたいのが大抵は自分だけだったので立ち消えになってしまった。
その後も日系人社会と出会う企画などただただ飲み会の席での夢物語が続いている。
2003年に静岡で開催したプレイバックシアター世界大会にはアルゼンチンからファシリテーターが来日。
自分は彼女の分科会に参加した。
アルゼンチンでは軍事政権時代の後遺症が消えていないことなどを聞いた。
今の厳しい状況から脱して、いつか必ず行ってみせるさ♪

娘2は秋にパリに行くらしい。
バイトで稼いで、そして倹約の日々。
いいでないの。そのまま帰ってこなくたっていいんだぞ。
あ、大学だけはちゃんと卒業してね。

品川駅で本番終えたかみさんと合流し帰宅。
かみさんも自分の話を聞いて「なにそれ!」。
経済的に崩壊しGNP第2位から転落したアルゼンチンを支えたのは文化の誇りだった。
例えばタンゴは植民地国家のアルゼンチンにとって欧州の影響を受けていないオリジナルの文化。
「チーム・ドラゴン」っていったいなんだ!?
文字はもとより福神漬けからわらじまで中国から取り入れてきた日本。
英語は「敵性語」として禁止したけど中国語を禁止しなかったのはなぜだろう?
そして南京を占領した日本の軍人は競い合って漢詩を詠んだ。
なんで和歌じゃないのかねえ。短歌でも長歌でもいいじゃない。
ならばパールハーバーの奇襲攻撃に成功したんだから、ソネットでもつくりゃよかったのに。
そして、戦後はひたすら「欧米化」をめざしてきた日本にとって、今、根幹となるよりどころはあるのだろうか?
やっぱり駅から(だけでなく)立ち食い蕎麦屋が消えるってのがいけないんじゃないのかなあ。
コメント
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