泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「フクシマを思う」に出演

2024-06-12 09:44:36 | 丹下一の泡盛日記
月曜日、プレイバッカーズ「いじめ防止授業」が始まった。
久しぶりなのだけど会場に入った瞬間から身体が思いだしていく。
それにしても今の小学生は大変だ、と改めて思う。
もちろんプレイバッカーズを呼んでくださる先生方だもの。その現状にきちんと向かい合う方たちだ。
午後はびっくりの再会もあったりして素敵な一日に。
もちろん帰宅して真っ先にシャワー。火曜日の夜の準備を終えたら、ベッドに直行。明け方まで爆睡。子どもたち相手は最新の注意と思い切っての飛び込みが続くのでぐったりなのだ。
火曜日、再び川崎市の小学校へ。
ようやく「何か」が見え始めた感じがするところまで辿り着いた
午前午後ときっちりやって無事終了。
吉祥寺へ。
「フクシマを思う」は第30回から舞台監督でお手伝いさせていただいている。
この日はプレイバッカーズと重なってしまったため某盗撮写真家に舞台監督をお願いし、夜バラシの手伝いにでも、と考えていたところ。
主宰の金子あいさんから「朗読手伝って」とラインが来たのが日曜日に日付が変わった頃か。
出演者で参加することになった。
いつものことながら第1部の講演にはガツンとやられる気持ちになる。
「どうせ何も変わらないから」と黙っているうちに戦争が始まり200万人が殺され、始めた人たちはいまだにその水脈を保っている。
そんなことを繰り返して欲しくない。
東京に住んでいるだけで相当な放射能の被害を受けているはず。
第3部の音楽も本当に素敵だった。オーボエも素晴らしかったし、伴奏のピアノの「おと」の柔らかさにメロメロに。
普段聴いているスタインウェイは何だったのか、と”耳から”鱗。
舞台袖にいるとピアニストの背後から見る形になるのだけど、ちょっと小指で触っているだけのようなのにあんな音が出るなんて。
華奢な若い女性だけど、この人は両手の小指だけで「指立て伏せ」ができるに違いない。
ものすごい熱い拍手を浴びる端っこに立つことができて幸せに終了。
その後は夜の吉祥寺で「舞台監督」を務めてくださった盗撮写真家とビールお代わりたくさん。
コメント
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