泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

Girlsが「Tarkus」を弾くのが流行なのか!?

2013-04-03 14:44:37 | 丹下一の泡盛日記
エマーソン、レイク&パーマーの「Tarkus/タルカス」は中学生の時から何かあるとついつい聴いてしまう大好きな曲の一つ。
16歳でようやく購入したレコードは今でも大切に持っている。
高校生の頃、この曲のイントロを年上の知人が弾いているのをきいて驚いた。
耳でコピーするのが当たり前の時代。
そして、こんなすごい曲を弾けるなんて、と思った。

その「タルカス」を9歳の女の子が弾いているのをユーチューブでみた。
それも一人ではない。
それらの映像に海外のプロのミュージシャンがコメントしている。
「自分は5歳のときから音楽やってるが、こんな曲を教えてくれる先生はいなかった。「タルカス」はすでに古典になっていると思うから、どんどん広めていくべき。それにしてもガールが「タルカス」を弾くのが日本でははやっているのか!?」と。
全く、同感。

高校生の頃から自己流のピアノで遊んでいたが20代前半に「役者になりたいならやめろ」と言われて信じてしまった。
不器用で「できない」方が役者にとってよい、とのことだったが、多分その人自身が「不器用/できない」だったからにすぎない。
今はプレイバッカーズのパフォーマンスで時折ピアノを「触って」いるが、左どころか右の4、5指でトレモロができた自分が信じられないレベルなので「弾く」ではなく打楽器として「触る」または「叩いて」いる。
そこまでもどるだけにも時間がかかった。
なのであのまま続けていたらなあ、と思うことしきりだ。
40歳からこっちは、そうやって封印されてきた音楽や美術の「趣味」を復活させる時間でもあった。

今の子たちはいいなあ。
「タルカス」だけじゃない「Karn Evil #9」なんかもじゃんじゃん弾いている。
(ブラスバンドの映像まであった)
今では音の造りがわかるので、それほど困難ではない部分もあることは理解している。
(「アクアタルカス」のキャタピラーなパーカッシブ・ハモンドが大好きだったりするんだけどね♪)
むしろ曲のイメージがすごい、と思っている。
「タルカス」や「Karn Evil #9」、キース・エマーソンのピアノ協奏曲第1番(これも大好き♪)などを聴くと1本の舞台に触れたような気持ちになる。
コメント
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