泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

久しぶりに「平家物語」に触れる

2013-04-29 02:38:04 | 丹下一の泡盛日記
昨夜はシアターΧへ。
この頃、ここに来ることが多いのはなぜだろう?
笠井賢一さんが「能塾」というワークショップをやっていて、その「発表会」のゲネプロ。
これ「発表会」のレベルではないぞ。
だって坪井美香ちゃんや渡部美保、戸室加寿子さんの女優陣に加え橘政愛さんと設楽瞬山さんが楽師で客演。
能舞台での「古事記」チームがずらずらと並んでる。
贅沢過ぎ~~。
お題は「平家物語」。
1985年、京都での「建礼門院」(自分は楽師で参加)が10年続き、その後、千賀ゆう子さんの「平家物語」ワークショップの教室を手伝っていた。
「古事記」の前は「平家」だったのだ。(「平家物語」を原文でさんざん読んでから「古事記」に出会っていった)
なので「平家」は今も続けているの? という質問があった。
そして「え、今やってないの!? もったいない」という反応は当たり前と言うべきか。。。
橘さん「手が空いてるなら手伝ってよ♪」。
だよなあ。京都の舞台の合戦場で自分が担当していた音を橘さんが出しているんだもん。
そんなわけで、もちろん原文の台詞は全部わかるし、なんか色んな思いが渦巻いてしまうのでありました。

ロビーには先日のポーランド劇団のチームが。
久しぶりにポーランド人と話した。(日本語で!)
日本語上手だなと思っていたら、やっぱりワルシャワ大学出身でO先生の生徒だった。

7月に久しぶりに東京でやると決めてから、なんだか大きな渦が一回転してもう一度出会いはじめたような気がしている。
不思議に(予定はそれなりにあるのだけど)毎日何かが飛び込んでくる。
夏ごろに振り返ると、ずいぶんと「遠く」まで来たなあって思っているかもしれない。
コメント
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