「森林づくり県民税」導入から約1年。
昨日で農政林務委員会が終了しましたが、私が質問した項目の内、その内容をいくつか報告します。
今日は、「森林づくり県民税」についてです。
この税の導入から一年が経過しようとしていますが、「みんなで支える里山整備事業」として行っている間伐は、今年度2,000haの整備目標に対し2末見込みで1,703haが進み、年度末の3月中には目標を達成する見込みです。
一方、森林整備を進めるため、区や集落などの地域が主体となり、計画の樹立や森林所有者の同意を得る活動は、今年度当初の計画面積の2,000haを超え2,500ha(森林所有者数で4,341人)となっています。
これは、予想以上に市町村や各地域の森林整備への関心が高まっていることを示していると思います。
また、税導入の時、議案に反対した議員が委員会に複数おりますが、そのことを忘れたのか、なぜか「森林税を使った整備をもっと積極的に行うべき」とか「里山周辺の農政にも税を使える様にすべき」と主張されたことから、こうした議員の皆さんにも理解が拡がって来たのかも知れません。
そこで、質問では税導入から一年が経過しようとしているが、今年度が終わった時点で里山の間伐等「森林づくり県民税」を使った事業について集約し、県民に説明責任を果たすためレポートを作成し報告して欲しい。
また、この税は平成24年までの5年間の税であることから、地球温暖化防止など環境の観点からも税を使った事業であることを、出来るだけ県民の皆さんの目に見えるよう工夫して欲しいと求めました。
この問いに、林務部長は「レポートを作成し報告したい。」「県民の皆さんの目に見えるよう工夫して行きたい」と答えました。
次回も委員会での主な質問内容を報告します。