委員会初日
3月6日(金)は、午前7時半から弁政連長野県支部や県弁護士会と県議会各会派代表や幹事長との朝食会があり出席しました。
弁護士会等とは、こうした懇談会を行うのははじめてですが、大変有意義であり、今後も何らかの形で行うことになりました。
この日のテーマは、
(1)長野県の消費者行政の充実の施策について
(2)裁判員裁判の実施に伴う長野県における取調の可視化について
(3)県下各警察署の接見室の増設について
この中で、弁護士会からは、国の「地方消費者行政活性化交付金」による「消費者行政活性化基金」を造成させるため県は約2億9千万円の交付金を申請しましたが、この基金の使途が相談員など人件費に使えないため他に様々工夫している県もあるとの提案や、現在県内の各警察署の留置施設は面会室が1つしかなく、被疑者・被告人の弁護人との接見交通権は、憲法34条の弁護人の援助を権利の中核をなす重要な権利であるにも係わらず、一般面会の方も含め「接見渋滞」となっている。
裁判員裁判の実施に伴い5月21日から、被疑者国選の対象事件の範囲が拡大されるため、被疑者段階で弁護人が選任される事件は約10倍になると言われており、栽培員制度の施行により被告人等との接見時間の確保がなお必要なのに、このままでは、「接見渋滞」が一層激しくなり、権利がなお奪われることになる。
等々が説明されましたが、大変勉強になりました。
午前10時から行った会派の団会議で、この懇談会の内容を報告するとともに、今議会では総務委員会での審議を深め、今後、国への「拘置所の増設を求める意見書」の提出や、県に対する提案活動を行うことにしました。
午前10時30分~午後4時40分までは、私の所属する農政委員会が行われましたが、この日は一日中議案説明で、昼食後は眠気をこらえるのが大変でした。
それでも、説明された議案で「ここは聞かなければ」と思う疑問の箇所には、蛍光ペンで印を付け、そのページには「附せん」を貼りました。
気が付いてみると机の上の「附せん」が、終わりそうです。
でも、私が3時半頃の委員会休憩時に「眠いですね。でも目をつむっていても、説明はちゃんと聞いていますから」と言うと、多くの理事者が笑いました。
そこで、「ちゃんと附せんは付けているでしょう。」と言うと、理事者の一人が「では、こっそり附せんを抜き取ります。」と言い、また周辺は笑いに包まれました。
週明けの9日(月)は、残りの附属資料が行われた後、各委員の質疑が行われます。
私は、「附せん」が抜き取られていない限り、その疑問点を質すともに、特に農業の担い手対策について質問したいと思っています。
ところで、この日は、昼食休憩時の各委員会の記念撮影の合間や委員会終了後、今議会に提案されている議案や請願等について、各会派や関係者と様々な対応に追われました。 この内容については、後に報告することになると思います。
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