たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

Exonuclease活性を抑制するような力こそ?

2012-01-19 02:00:38 | Weblog
 何かの仕事が仕上がったら、誰かにチェックしてもらうと間違いが少なくて済む。チェック機能をもたせることは重要なシーンでは必要不可欠だ。

 チェックしてもらうとき、多くの場合は、専門家に頼むことが多いと思う。英語だったらネイティブの人、科学だったら博士号を持ってる人、受験だったら先生、それぞれの分野のプロに頼むと間違えることは少なくなるけど、専門性が上がれば上がるほど、ある一定ライン以上の信頼を持てる人にチェックをお願いした方がイイ。それが、実質的にその人じゃないとダメなんでも、信頼関係を持っていないなら、お願いしないほうが賢明だ。
 なぜなら、信頼関係を取っ払ってチェックしてもらっても、どーせ、自分の気持ちに対してなのに、どこか即物的で他人事になってしまうからだ。

 信頼している人であれば、その指摘が間違っていると思った時に、どんどん発言していくことが可能だし、より良い知の獲得となりやすい。そうそ、多くのことは今や1人では出来なくなってるんだから、科学みたいな批判や客観によって成り立ってるモノをやる上では特に、一番大切なのは信頼関係で、周りにどれだけ優しくできるか、なんだよね、すべては客観性を上げるために。
 これは科学に限らず、結構いろんなとこに言える。

 だけど、こういう堅いことばっかりじゃなくて、ディフェンスじゃなくて、むしろ、これらの校正機能を悉く撥ね退けるような力が働く時こそが、本当に欲しいモノが得られたりするのかもしれない。
 客観視は確かに大事なんだけど、主観的になれなければ、真実とかホンモノとかは、得られないのかもよ?

 相対座標系よりも絶対座標系のが正しいって、誰が決めてんだよ。今、そこで観えてることが、感じているありのままが、そのまま本当である可能性のが全然大きいことのが多いのに、その当たり前さを信じられないのは臆病すぎじゃね?

 …って、当初、生物系に進もうと思った1つの要因を、ここ最近、忘れがちだったかなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする