たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

センター試験2012

2012-01-16 02:42:58 | Weblog
 今年も大学入試センター試験が終わりました。余裕なくて、まだ、全然ちゃんと解いてないですが、今年も少しだけ講評しようと思います。もちろん、自分が好きな科目だけだけど。

 えーっと、その前に、、毎年思ってることなんですが、やっぱり、この試験、要らなくね?笑
 この発言をここで言うのも5回目くらいですが、やっぱ、今の少子化の時代、共通一次試験なんてイラねーよ。そんなに管理するの大変かなー。確かに、早稲田大学や慶應義塾大学といった大学の受験会場ってのは、人がうじゃうじゃしてて、センターしろよ、って思うこともありますが、まぁ、別に、東大や京大がそうなったところで、さしてどうでもイイ話な気がします。
 それよりも、こんなくだらない、おおざっぱな配点の試験で、受験生の気質なんて何もわからないのに重要視されてているほうが問題で、SPIと同じくらいダメな試験だと思う。二次試験だって実力みれてない、ダメな試験だって思ってるくらいなのに、センターなんて対策次第すぎるわ。
 あ、この注意も5回目くらいですが、国立医学部は別ね。医療系では、センター試験で高得点をとれるかどうか?ってのは最適な試験だと思います。理由は、どっかに書いてあるから、探して。

 まぁ、こんなにセンターをディスるのは、俺が苦手だからだけどね。笑
 センターのために頑張らないと得点できないからイライラしてるだけです。だから、無勉で9割とれるリスニングは、最高だと思ってるし。

 まず、英語。
 第1~3問は特に大幅な変更は無し。第1問のアクセント問題の形式が少し変わりましたが、前に戻った感じですね。
 第4問Aが各予備校、難しいと評価されてるようですが、まぁ、そこまで難しくは無いんだけどなー、って感じ。季節によって含まれる水分量が変わる影響による木材の形状変化についての文章。35番目の解答は足し算するだけだし、36番目の解答で、paintedとunpaintedを見分けられてるかさえ気が付いてれば大丈夫だと思うんだけど。。
 第5問がいつもよりなげー。時間マネジメントができてるかどうかで、その後の勝敗が分かれる気がする。
 第6問は、受験生が取り扱いやすい文章だと思う。抽象的だけど、理系にとってはさらに読みやすい。やる気でないことは先延ばしにしちゃうよねー、って文章。procrastinationの意味は前半の(1)に書いてあるし、難しい単語も少ないし、段落も支持されててラク。第6問に時間かけなくてイイ分、第5問が長いのでしょうか。。

 数学。
 1Aも2Bも、図形問題が難しい、ってのが、各予備校の評価です。平面図形は大学受験では一番大事だからねー、って思ってたんですが、2Bのベクトルは空間かよ。じゃぁ、簡単じゃん、できるだろっ。
 確かに1Aの図形と計量の範囲は、後半、幾何の性質を使いそうなので(あとでちゃんと解いておきまーす)、厄介っぽいですが、空間ベクトルは、絶対に得点出来なきゃダメ。高校範囲に限れば、空間座標は簡単なのしか出ないし、かなりやることは決まってるので、出来なかったなら反省しないとね。ちなみに1Aも、内心や外心とその関係性について、まとめておけば、さして、だと思うんだけど。っぱっと見た感じなので、計算してみたら、違うかもだけどさ。

 理科。
 物理と化学が簡単になってると思います。化学は、昔もっと難しかったぞ、マジで。今回は俺でも答えられる問題がかなり多い。物理は、、まぁ物理学科出身なので、毎年、何が難しいのか正直わからないんですけど、簡単じゃね?第1問の数値計算がめんどくさそうなのと、最後の問題の熱力学は確かにややっこしいけど、ゆっくり熱や温度の定義を思いだせばわかるし(その時間は十分あるはず)、受験生なら対策してるはずだから、うーん。

 そして、今年は、なんといっても、社会科。内容は全然知らないんですが(倫理だけほんのちょっとわかるけど)、なんでも、今回は、受けられなかった人もいたとか。配布ミスはお話になりませんが。
 今年から、公民1科目の人も、地歴1科目の人と同様に、2時間目からだったんですが、それが影響して、試験が受けられなかった人がいたらしい。どういうことかというと、例えば、世界史と倫理政経がどっちもできて、どっちか点数が良かったほーを出そう、って思ってた子が、勝手に当日、やっぱ倫理政経だけにしよー、ってな感じで、2時間目から教室に入ろうとすると、入れない。2科目受験と登録した人は、1時間目からいなきゃいけないのよね。ってか、よーく考えればそりゃそうで、そんなこと許してたら、問題流出しまくるじゃん。

 だーから、お前ら、レールに乗っかり過ぎなんだよ、勝手なこと、特異的なコトをするためには、自己責任と実力がかなり必要なんだよ、って思いますが、受験生は真面目だからそういうことは非常に自分が悪かったと反省してるんだと思います。
 これを本当に教訓にしなきゃいけないのは、むしろ、大人のほうで、来年度から専修教員免許取得者になる俺からみると(えっへん)、教育側に問題があると思います。こんな程度の状況の変化で、こんなにも混乱になっちゃうなんて教育がダメダメ。これくらいの自己勝手さをもった行動について、1人ひとりがきちんと行動できるような教育方針にしていなく、ただ、レールに乗っかってればあなたたちは幸せなの、みたいな、教育してるからいけないんだよ、バーカ。

 『結局これ図形の問題じゃないですかー、だから、あえて、複素平面で解いてみたんですけど、ここから先が上手く計算合わなくてー。』
 《あのなぁ、高橋、とりあえずベクトルの範囲なんだから、まず安牌で無難な、ベクトルでちゃんと解いてみないと。それで、それから、複素平面で解いてみたら、とっても良いことだけど。》

 正統法で行くと、いつも勝てない誰かがいたからって、常に別解で解きたがっていた俺に、ちゃんと教えてくれた。無難なことをきちんとやってからじゃないと、特異的なことは認められない、ってね。
 っま、当時から、そう教えてくれる先生はいたけど、レアケースだよね。

 えーっと、話がそれましたが、まぁ、今年はこんなもんかな。また解いてみて何かわかったら、センターの記事を書こうと思います。
コメント (5)
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