たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

わからないことがわかるようになる≠しあわせ

2009-11-16 23:40:53 | Weblog
 ≪ねぇ、dipole(磁気双極子)の色は、何色だと思う?≫
 『うーん、オレンジかな。』
 ≪じゃぁ、Hopping(ホッピングポテンシャル)は?≫
 『そりゃ、緑でしょ。』

 色のイメージって、あるよね。俺の場合、数学の色は黄色だし、物理の色は青、化学は赤で、生物は緑。そんな話は、ここでも、すでにした。

 ≪ってか、意味わかんないけどね。≫
 『ふふ、理屈じゃないからな。』

 音楽となると、自然科学より、すごく特質的にでてきます。

 『例えばさ、ドは赤で、レは黄色じゃん?』
 ≪ごめん、全然、わかんない(笑)≫
 『なんか、イメージだって。だぶん、洗脳されてるのが入ってるけど。んで、ミは、緑で。。』
 「いや、ミは、オレンジだ。」

 せんせー。マジか。まさか、この話で入ってくるとは、思わなんだ。

 『えー、ぜったい、ミは緑ですよ。オレンジはファですよー。じゃぁ、ファはなんですかー?』
 「うーんと、紫かな。」
 『えー。ぜったい、ミは緑で、ファはオレンジですっ。って、根拠一切ないですけど(笑)。』
 
 <何の話してるのー?>
 『あー、先輩は、ミとファは、何色だと思います?』
 <ミは緑で、ファはオレンジじゃない?>
 『ですよねーっ。ほらー。』
 「いいや、ミはオレンジだ。」
 <ううん。Kちゃん、あってる。ミは、緑だよ。>
 ≪意味わかんない。(笑)≫
 『うん、だから、根拠はまったく、何も、無いんだけどね。』

 ってか、よくこんなくだらない話、つきあってくれるよな、俺の先生や先輩(笑)。

 絶対音感スイッチを入れた状態と音を色変換するスイッチを入れた状態で、音を聞くと、色が瞬間的に見える。でも、ずいぶん前にも言ったけど、こーゆう解釈って、本当につまんないんだよね。まだ、音名と色だけで、どーこーってほうが、面白い。
 あんまり、逐一、音を把握したくない。流れこそ、音楽だと思うし。

 だから、高速弾きに憧れた時があった。一見(いや一聞か?)すると、速くて、とても、一回じゃ把握できない音の連発。把握できないからこそ、そこにすげーもんがある気がして、面白い。
 有名な曲で、速くて聴けないスピードは、、ってーと、ELTのGrip!って曲の、キーボードソロかな。たいてー、うわー無理って思うのは、ギターソロの音が崩れた感じのとき(それも慣れはあるんですが)。でも、この曲はそうじゃなくって、あれだけメロディラインがはっきりしてるのに追い付けないないのも、あんまりないかも。もうひとつくらい、例を挙げときましょうか、ジャンヌのFeel The Windって曲のギターソロの最初のほう。
 速いのも確かにそうだけど、実は、どちらの曲も、音を少しづつ変えてループさせているような構成が、わかりにくくしてるってのがあるんですけどね…。
 って、解析できちゃった瞬間、その憧れの心は、奪われてしまう。。

 そういえば、まだ、歌うための音すらとるのが難しかった頃、何回もその部分を聞いて、
 『なんて、丁寧に、一つ一つ、音を掴まなきゃいけないんだっ』
 と思ったことがあったな。でも、問題が見えてしまえば、80パーセントは解けていて、それが分かった瞬間に、その不思議さも消えて行った。
 その一瞬、丁寧さがとても要求されるんだとしても、何曲も知ってくると、だいたいパターン。数をある程度こなすと、例えばアカペラで、音がとれねー、ってのはなくなる。
 それが、そうじゃない状況と比べて、面白いのか、と言われたら、ちょっと返答に困る。

 なんでも、どんなことでも、知るようになれば、解析できるようになれば、幸せっというわけでは無いらしい。
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最後の1秒まで大好き

2009-11-16 02:10:51 | Weblog
 このページで、最近まったく触れなくなってしまったけど、俺は音楽が大好きだ。
 もう、たとえ、すべてが無くなってしまったとしても、音楽を聴いているだけで生きる価値があると思うくらい好き。もちろん、自分の身体を使って、音楽を表現するのも好き。歌うのも、ピアノ弾くのも、ギター弾くのも、ドラム叩くのも、踊るのも、どれも凄くできるわけじゃなくって、中途半端なのが多いけど、でも、大好き。自然科学の100倍好き。漢文の10000倍好き。

 そんな、大好き、って気持ちに、理由や思想なんて、無い。

 最初っから自分が音楽できるから好きってわけじゃない。たぶんだけど、そもそも、音楽は、俺にはあんまり合わないもんだと思う。頑張っても評価されないシーンが多いし、実質的には意味がないし、基本的に不器用だしね。だから、思想的に感情を持っていくなら、あんまり好きなもんじゃない。
 だから、いつも、感情のが、先立つんだと思うんだけど。。確かに、思想から査定していて、それで感情を抱くこともあるけど、でも、基本的には、感情が先だよね。

 たとえば、好きな人が、この曲好き、って言ったとするでしょ?したら、当然自分もその曲を聞いてみて、自分も、その曲を好きになったりするじゃん?んで、俺の場合、たいてい、その事とは、ほとんど別になって、その曲を、もっと、本当に好きになる。
 それで、さらに時間が流れ、その人と上手く行かなくなっちゃったりすると、最初は、あんな曲、マジ、もう聞かねぇ、ってなるんだけど、どっかで、ふいに聴くと、うわーって、、どうしようもなくたまらない気分になって、もう一回、その曲を好きなる。また、1個、超えて、好きになる。

 もう、そんな、過程をも、ぜーんぶ、大好きっ。

 そう、よーわ、たいていの人なんかよりも、音楽のが大好きです(笑)。
 すげーいやな事があった時は、絶対に、音楽聞かない(not to listen)。いや、聴かない(not to hear)。だって、その想いが残っちゃう気がするし、音楽に失礼な感じもする。ふつーに、今日は上手くいかなかったなーって時は、聞くけどね。そういうとき、俺は、ダニエルパウターの、Bad Dayとかを聞きます。っま、まんまだし。

 でも、そんな大好きな音楽なのに、最近、あんまりちゃんと聞いてない気がする…。最近の曲も、そりゃ、人よりは、まぁ知ってるんだろうけど、昔はもっと、徹底的に知っていた。今や、EXILEのメンバーも全員言えない(明らかに多いからだけど)。
 なんてーか、音楽に対する、ハングリー感が減ったのも原因だよね。ちょっと前までは、youtubeもなかったし、好きなアーティストの新曲があると、一刻も早く、そして、一回でも多く、その曲を聞くために、タワーレコード行って、HMV行って、んで、もっかい別のタワレコ行ってーってやった気がする。今や、どーせyoutubeであるだろうってんで、一回しか行かないし(それでも、行きますけどね)…。この作業により、音感が上がっていたところもあったのにな。。

 CDもあんま買わなくなったしね。
 もう少し、音楽にお金を使いたい今日この頃ですが、なかなか…。

 いえいえ、でも、昔のがよかったとか、そー言いたいんじゃないんですよー。それにそれは言っちゃいけない気がするし。

 っあ、、これは思想か。音楽なんだから、感情で動くか。

 ちったー、昔みたいに、イイ曲、提供しろよ、頑張れよ、エーベックスっ!!

 ってね。
コメント (2)
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