Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

イジメられても爽やかで

2007年06月09日 | 読んでいろいろ思うところが
すえのぶけいこ『ライフ』を読む。
15歳の女子高校生・歩(あゆむ)が、
これでもかと徹底的なイジメにあう少女マンガだ。
ツタヤで10巻まで借りて、一気に読む。
たとえばイジメを扱ったマンガには、
岡崎京子の『リバーズ・エッジ』とかを思い出す(古いか)のだが、
今、イジメを扱うマンガを世に知らしめるとしたら、
思いっきりストレートな描写で、イジメの実態を
見せまくった方がいいのだろう。



巻が進むに従って、
イジメの加害者のナミのグループと主人公の、
いわば学内抗争に発展する。その描写の凄まじさ。
バイオレンス場面の線の力強さに目を見張った。
非常に陰惨なストーリーなのだが、
パワフルで直情的な描写が一種の清々しさを感じさせる。

10巻までしか読んでいないのだが、
この作品は、最終的にイジメの本質にせまろうとしているのか、
それともイジメの加害者と被害者の
戦いを描こうとしているのか。そこがわからない。
作者の意図はどこにあるのだろう。
17巻まで出ているようなので、続きも借りてみよう。



コメント
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