Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

喜怒哀楽のきわみ

2024年08月05日 | 映画など
ケルシー・マン監督
「インサイド・ヘッド2」を見る。
いや。あの。ディズニー&ピクサーの作品は
苦手というか喰わず嫌いだったけれど、
去年、仕事がらみでおもな作品を片っ端から見る機会があり、
夢も希望もないシネフィルのおっさんが見ても
いや、だからこそ見るべきだと思っている次第です。
なかでも「インサイド・ヘッド」はまごうことなき傑作。
続編があると聞き楽しみにしていたわけで。
そして、期待通りの面白さだったという。


ヨロコビ、カナシミ、イカリなど
主人公の少女ライリーの脳内にある
さまざまな感情がキャラクターになって、
彼女をコントロールしようとする。
その発想自体がユニークだし、
人間というものは感情に左右される生き物だと
いうことがあらためてわかるというか。

前作では感情キャラが4人だったけど、
今作ではライリーが思春期に突入。
あらたにシンパイ、ハズカシ、ダリー(だるい)
などの複雑な感情キャラが新登場し、
ライリーの脳内はてんやわんや(死語)。

脳内で起こる大騒動を
カラフルでファンタジックな美術と造形で
どこまでも観客を楽しませようとする作り。

メッセージも明らかだ。
どんな感情を発出させたとしても
それは全部ライリー自身であり、そんな彼女が
自分で自分を受け止める物語であることが示される。

すぐれた映画というのは
人間の喜怒哀楽が詰まっているものだけれど、
本作はまさに感情たちが所狭しと
スクリーンで暴れ回っている
面白さと楽しさでいっぱいだったのです。

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