桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

法務省要請

2009-12-10 | Weblog
今まで、何度も法務省に要請に来た。受刑者の処遇改善などが主だったが、何時でも地下の部屋とも待合室とも判らない場所だった。ところが、今回は20階。広々とした会議室に通された。なぜだ!
多分、民主党政権で死刑廃止を主張する千葉大臣になり、救援会の会長にも会うなど、トップの姿勢が変わったせいだろう。
政治は国家の根幹に響くのだと、改めて知る法務省要請だった。
法務省の入口には、人権週間の大きな看板があった。人権を守るべき法務省だが、かなり人権を守るに遠い組織だと感じているが、少しは変わるかも知れないとも思いながら帰って来た。

総務省前宣伝

2009-12-10 | Weblog
今日は人権デーでの活動で、外務省要請やら法務省要請やらが行われた。
昼には、総務省前で日本の人権状況を訴えながらビラ配布をしたが、この場所は、余りビラは受け取らない。何しろ、総務省の建物には警察庁が入ってるし、東に行けば警視庁がある。そこに出入りする連中が多いせいで無視は当たり前、敵意を露骨に示す人も少なくない。
決して個人は攻撃していないつもりだが、悪く言われれば腹が立つかな。でも、裏金作りの税金泥棒は事実ならば、その裏金作りが組織を腐らせているのも事実。
ビラを配りながら哀しい人の群れを見ているうちに、この連中が変わらなければ日本は変わらない。この連中を帰るために頑張るしかないと思った。