スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

戸口の雑感⑩&副反応

2022-03-05 19:10:52 | NOAH
 戸口の雑感⑨の最後のところでいったジャンボ・鶴田とのシングルマッチについては,馬場が絶賛してくれたと戸口は語っています。これ以降,大木金太郎と戸口がタッグを組んで戦うとき,戸口が決勝のフォールを取れるようになったそうです。この当時は3本勝負が多かったですから,これは3本目に戸口がフォールを奪って試合に勝つようになったという意味です。3本目を取る方がチームのリーダーであるという暗黙の了解があるということを僕は知りませんが,最後に試合を決めるということは,観客に対して大きなアピールとなるでしょうから,これは戸口にとって大きかったことなのでしょう。戸口はやっとそうなったと語っていますから,このことには大きな感慨を抱いていたものと考えられます。
 戸口は鶴田の長所については,無尽蔵のスタミナだといっていることは⑨でいいました。一方の短所については,試合中に無駄にアピールをすることだったといっています。戸口からするとこうしたアピールはヒールがやって,観客にブーイングを求める行為であるという認識があったようです。天龍の雑感⑪で,鶴田は相手を見下すところがあったといっていて,こうしたアピールもそれに含まれている可能性がありますが,そのことで鶴田を否定する根拠というのは,天龍と戸口の間で相違があったといっておくべきでしょう。
 なお戸口は,試合後であればヒールでない選手がアピールするのは構わないともいっています。試合中に観客に媚びるのはベビーフェースの選手がやることではないというのが戸口の認識なのです。さらに,鶴田の長所は同時に短所でもあり,相手が10で戦っても鶴田は7でしか戦わないことがあったといっています。このあたりは天龍の考えと似通っているようですが,戸口はアスリートとしてはそれは凄いことだと一定の評価を下していますので,やはりふたりの認識には差異があるとみておいた方がよいでしょう。ただ,プロレスラーであるならば,それを顔に出してはいけないといっています。たとえ7の力で戦っているときでも,9か10で戦っているように見せるのがプロだと戸口は考えているのです。ただそれは鶴田のプロレスの師匠にあたる,馬場とかドリー・ファンク・ジュニアの責任が大きいと戸口は思っているようです。

 僕は平熱が高い方です。新型コロナウイルスが流行し始めてから,37.5℃以上の発熱がある場合には,家で待機することが推奨されていました。僕は仮に37.5℃の発熱であれば,自宅に待機するかどうかは別として,普段と変わらずに生活を送ることができます。いい換えればこの程度の熱だと,自分が発熱しているという感覚はありません。このときは発熱しているという感覚があって熱を計測したのですから,38.5℃と計測されても驚きはありませんでした。というかそのくらいはあって当然だろうくらいに思えました。
                                        
 僕は食事の前にはインスリンを注射します。このときは昼食前でした。もしも何も食べられないようであれば,インスリンを注射するのは危険です。ですがこのときは食事は摂れそうでした。とはいえ実際に食べ始めてやはり無理だったということになっては大変ですから,先に食事を摂り,食べ終えてからインスリンを注射しました。食事が摂れるくらいでしたから,解熱剤も飲んでいません。熱が出たのはワクチンの接種による副反応であるということは分かっていました。ということはそれが治まれば熱も自然に下がるということも分かっていたわけです。日常生活に支障を来しているわけではないので,解熱剤を飲むまでもなかったといったところです。
 夕食前の血糖値は206㎎/㎗でした。このくらいの値は普段でも出ることはあります。とくにこの日は午後は家に滞在していた,つまり運動らしい運動をしていませんから,高くなりやすくなります。とはいえこの時点でも37.9℃の熱がありましたので,副反応が治まっていたというわけではなく,血糖値にもその影響はあった筈です。
 就寝前には292㎎/㎗と,また血糖値が高くなっていました。ただし熱は37.5℃まで下がっていましたので,1日を通して運動が不足していたということの方が影響を与えていたかもしれません。
 8月6日,金曜日。この日の朝の血糖値は99㎎/㎗で,平常の値まで戻っていました。同時に熱も36.1℃まで下がっていました。前述したように,僕は平熱は高い方なので,これは僕にとっては低いくらいです。つまり副反応が出たは5日だけでした。
コメント
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