スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

炎の七番勝負&2021年9月の通院

2022-03-15 19:06:48 | 将棋トピック
 藤井聡太の棋士デビューとAbemaTVの将棋チャンネルの開設が組み合わさった追い風というのは,炎の七番勝負のことです。これは2017年4月から放映された番組。収録はもっと早かった筈ですから佐藤が新会長に就任した後に企画されたものなのか,その前に企画されていたものであったのかは分かりません。チャンネルの開設が2月でしたから,開設後に企画されたのだとすれば,佐藤が会長となった後の企画だったことになります。
 番組の内容は,藤井が7人の棋士と対戦するというもの。相手は増田康宏,永瀬拓矢,斎藤慎太郎,中村太地,深浦康市,佐藤康光,羽生善治という錚々たる面々でした。デビューしたばかりの棋士を主役とする,これほど大掛かりな企画というのは異例で,その意味でかなり思い切った決断だったと思います。企画としては考えられる内容ですが,将棋連盟がこの企画にゴーサインを出したのは,僕にとっては意外でしたし,英断であるようにも思えました。
 僕は最初にこの企画を知ったとき,無茶なことをすると思いました。僕は藤井どれほどの棋士であるのかということを見誤っていたために,将来的に大成する棋士であるのは疑い得ないとしても,すぐにこれだけの棋士との対戦となると,善戦するのも難しいのではないかと思ったからです。藤井の師匠である杉本昌隆は,藤井が7連勝しても驚かないと言っていましたが,この時点で藤井にそれだけの力があると理解していた将棋ファンはほとんどいなかったのではないでしょうか。
 藤井はこの企画で6勝1敗という成績を修めました。これで僕は,本当にすごい棋士が現れたのだということを知ったのです。おそらく多くの人も同様だったと思います。藤井はこの時点で公式戦では負け知らずでしたが,棋士として実績を出していたというわけではありません。その実績の何もない棋士が,この企画によって大きく注目されていくことになり,この後の一つひとつの実績を積み上げていくさまを目撃することになったのです。中学生で棋士になったプロは過去にもいましたが,その棋士が世間的に注目されるようになったのは,何らかの実績をあげてからでした。仮にこの企画がなくても,藤井は最多連勝記録を達成しましたから,早い時点で注目の的にはなったでしょう。ただ,戦った相手という観点からすると,デビュー以来の連勝記録より,炎の七番勝負の方がより衝撃的でした。この企画により藤井は将棋界だけでないスターとなったのであり,このスターの誕生が将棋連盟の大きな追い風となったのです。

 この日の午後は内分泌科の通院でした。
 病院に到着したのは午後2時15分でした。中央検査室では5人の患者が採血の順番を待っていました。ですから僕は先に採尿を済ませ,注射針の処理もしてから採血をしました。
                                   
 この日は血糖値測定器を持参するのを忘れてしまいました。よってこの日はサマリーは受け取ることができませんでした。ただ測定器には記録は残っていますから,次回の診察のときのサマリーには,今回の期間分の記録も出てくることになります。なので僕のように概ね月に1度の通院をしているのなら,1度くらいは持参するのを忘れてしまっても,大した問題が生じてしまうというわけではありません。
 この日は診察が開始になったのが遅く,午後3時40分でした。前述したように,中央検査室にも多くの患者がいたわけですが,中央検査室の状況と内分泌科の混雑度合いは,必ずしもリンクするわけではありません。とはいえこの日は両方とも混んでいたわけですから,そこに何らかの関係はあったかもしれません。
 HbA1Cは6.7%と,8月の通院のときと同じ値になっていました。これは僕としてはかなり良好な値です。サマリーは出ていませんでしたが,低血糖の発症がほとんどなかったことは僕自身が分かっていました。ですから注射の量を変更する理由は何もありません。現状の措置を継続することになりました。そしてほかの異常は何も出ていませんでした。この日も臨時代行の医師による診察でしたが,10月になると主治医がこちらに戻ってきます。なのでこの臨時代行の医師の診察は,これで最後,というか僕にとっては8月と9月の2回だけで終了になりました。ただし前にもいったように,この臨時代行の医師は,今年の4月,つまり来月から主治医となる予定です。
 薬局にはインスリンも注射針も在庫がありました。おくすり手帳が一杯になってしまいましたので,新しいものをもらいました。以前は薬剤が印刷されたシールを帰宅後に僕がおくすり手帳に添付していましたが,今はおくすり手帳を薬局に持参していくようになりましたから,この添付も薬剤師がやるようになっています。帰宅したのは午後4時45分でした。
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