スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

グローバルタッグリーグ開幕②&延長論

2008-04-07 20:07:11 | NOAH
 グローバルタッグリーグの開幕となった3月29日の後楽園大会。もうひとつ行われた公式戦は,メーンの森嶋・ヨネ組と秋山・力皇組の試合でした。
 これはおよそ1年前にGHCタッグの選手権として行われた試合の再戦。対戦はそれ以来。それに敗れて失冠した森嶋組には思うところあったようで,ゴングが鳴る前から仕掛けていき,いきなり派手な場外戦に突入するという一戦となりました。
 力皇選手は首の負傷で欠場していました。復帰したということは大丈夫だからとみていいとは思うのですが,やはり森嶋組はその部分を集中的に攻撃。力皇選手も攻めに回っている間はそうした不安というのを一切感じさせない試合振りではあるのですが,受けに回ったときにはやはり若干の不安を感じさせる内容でした。
 ただしそこは秋山選手がうまくフォロー。途中で森嶋選手が腕を痛めてしまうというアクシデントもあり,最後は無双→ラリアート→無双と繋いだ力皇選手がヨネ選手をフォール。リベンジを狙った森嶋組を返り討ちにし,好発進しています。
 この両チームは前半戦は余裕のある日程。次の公式戦は共に昨日で,秋山組は高山組に敗れ,森嶋組は田上組に勝ちましたので,この時点での勝ち点では並んでいます。

 明日は川崎記念の決勝です。並びは佐藤友和-有坂-杉浦で北日本,山崎-伏見-佐藤慎太郎の福島,荒井には神山で,木本は単騎。僕は山崎選手で。

 第一部定義六によれば,神は無限に多くの属性によってその本性を構成されます。また,スピノザの哲学では,事物が知性の外に実在する場合,その事物が形相的に実在するといわれ,逆に事物が知性のうちに実在する場合には,その事物が客観的に実在するといわれることはよく知られている通りです。
 そこで,もしも事物が客観的に実在する場合について論じるのが,スピノザの哲学における観念論であるということになります。第二部公理三により,思惟の様態のうちの,つまりある何かが知性のうちに実在する場合の,第一のものが観念であるとされているわけですから,これはこれでいいでしょう。そこで実在論とは,観念論ではないもの,観念論の範疇に含まれないものについて考えることを意味しますから,実際の実在論というのは,形相的な事物について論じるという意味になると思います。
 ところが第二部自然学①公理一というのは,物体についての論述です。物体というのは第二部定義一で示されているように,神の延長の属性の有限様態の名称ですので,今回のテーマを通して考えていくことは,厳密にいうならば実在論ではなくて延長論であるということになります。これはそもそも運動と静止というのが,延長の属性の無限様態であるとスピノザが考えていることからも,そうであるといえると思います。
コメント
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