スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

クラウンカップ&前提と結論

2008-04-16 21:13:43 | 地方競馬
 川崎はここのところ開催がなく,今週が2月の終り以来。この開催から夜の開催に突入。最初の南関東重賞が今晩のクラウンカップでした。
 先手を取りたい馬がわりと外枠に集中。そんな中で2番枠を引いたモエレラッキーの逃げ。ハルノシンゲキ,ヴァイタルシーズ,モエレマジックマン,ブライトフェースと外の馬が追う展開。前半の800メートルは49秒1。もう少し競り合うことを予期していたのですが,速目のミドルペースといったところに落ち着きました。
 3コーナーを回ると逃げたモエレラッキーが自然と後ろを離していき,ハルノシンゲキは後退し,ヴァイタルシーズが上がってはきましたが,こちらが追っているのに対し,モエレラッキーは持ったままで,この時点で勝負あり。結局6馬身もの差をつけて逃げ切ったモエレラッキーが優勝。ヴァイタルシーズが2着を確保。3着は2頭の接戦でしたが,内を回ったブライトフェースが,中団から追い込んだギャンブルオンミーを抑えました。
 優勝したモエレラッキーは北海道デビューでデビューから2連勝。大井転入後も2勝を上げていて,これが通算5勝目。南関東重賞は初制覇。ここ2戦は強い相手に負けていて,その経験が生きたともいえますが,逆にいえばメンバー弱化に助けられたともいえ,評価は難しいところ。船橋の張田京騎手は昨年の大井記念以来となる南関東重賞制覇で,クラウンカップは一昨々年のブラウンコマンダー以来となる2勝目。大井の久保與造調教師は初のクラウンカップ優勝です。
 2着のヴァイタルシーズと3着のブライトフェースは,離されはしたものの,逃げられなくても大崩れしなかったのは収穫。この2頭も強い相手に負けていた馬で,今日は上がり馬の出番はありませんでした。

 僕たちが経験的にそう思い込んでいる事柄自体が誤りであるか,論理自体の中に誤りがあるかのどちらかではあるといっても,この第二の逆説に関しては,どちらであるのかははっきりしています。アキレスが亀を追いかけていけば,いずれは亀に追い付き,また追い越すことははっきりしているのですから,論理自体の中に何らかの誤りがあるのでなければなりません。そこでこの第二の逆説の論理構成を,さらに詳しく検証してみます。
 第二の逆説は,論理の前提と,そこから得られる結論の部分から成り立っています。このうち,結論の部分に誤りがあるということははっきりしています。したがって当面の問題は前提の方にあるということになります。
 そこで,亀が進み始める位置をAとし,アキレスが走り始める地点をXとするならば,アキレスが亀に追いつく前にAに着かなければならにということ,このことは正しいように思えます。次にこのとき,亀がAにはいずに,Aより前のBにいるということ,このことも正しいように思われます。そこでこのことから,アキレスがAで亀に追いつくということは不可能であるということになります。
 しかし同様のことを繰り返していけば,これはB地点にも妥当であり,アキレスがBに着いたときには亀はさらに前のCにいるでしょうから,Bでアキレスが亀に追いつくことも不可能で,さらに同じことがC地点に関してもいえ,これは無限に続いていくことになります。
 したがって,いかに結論が誤っているとはいっても,前提となっている部分の論理構成に関しては,むしろゼノンのいっていることは正しいのではないかと思えるのです。
コメント
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