スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

グローバルタッグリーグ広島大会①&結論の変更

2008-04-17 20:22:32 | NOAH
 グローバルタッグリーグ中盤戦の山場といえる広島大会は,12日に行われました。
 この日は公式戦が3試合ありましたが,そのうち最初に行われたのが田上・潮崎組と高山・佐野組の一戦。田上組は初戦で佐々木組に敗れた後,RO&Dに勝ち,森嶋組,丸藤組に連敗し,秋山組とは時間切れで勝ち点3。出場チームの中では最も力が劣ると思われ,実際に優勝戦線からは完全に脱落しましたが,展望で僕が本命と対抗に推したチームから勝ち点を上げ,リーグ戦全体をかき回しています。一方,高山組は佐々木組を降した跡,スミス組には負けましたが,秋山組に勝ち,森嶋組とは時間切れでここまで勝ち点5でした。
 潮崎選手が高山選手を意識しての試合。優勝戦線から脱落している潮崎選手としては,そうして自分をアピールしたいところではあると思います。しかし中盤ではふたりのキックを中心とした攻撃に捕まってしまい,一旦は高山選手の足を取ってキャプチュードを決め,田上選手に繋いでピンチを凌いだものの,終盤で佐野選手にムーンサルトプレスを決めた後の田上選手との連係攻撃に失敗。ここからは佐野選手のジャーマンから高山選手のニーリフト,佐野選手がうまくソバットを絡めながら,パワーボム,ダイビングフットスタンプ,ジャーマン,ノーザンライトボムの連発と怒涛の攻撃。潮崎選手の粘りは見事なものがありましたが,ついに力尽き,高山組の勝ちとなりました。
 これで得点を7まで伸ばした高山組が,消化試合数の差を考慮してもこの時点でのトップに。次の公式戦は20日に丸藤組とです。

 一般的に,論述の論理構成が正しいのであれば,そこからは正しい結論が得られるのでなければなりません。とくにスピノザの哲学においては,第二部定理四〇という重要な定理があって,このことは絶対です。また,単に第一部公理四に訴えたとしても,論理の前提というのはそこからの帰結に対しては原因にあたるのであって,一方で結論というのは前提から必然的に生じる結果なのですから,結論の認識は前提の認識に依存します。そこで前提の方が正しいのであれば,結論もまた正しいと判断せざるを得ないのです。したがって,第二の逆説の前提と結論との関係をみたときに,前提は正しいけれども結論は誤っているというのは,実は不条理なことであるということになります。
 そこで,前提の方はどうしても正しいと思われるわけですから,強引ではありますが,この前提からは正しい結論というのが得られる筈であるということを仮定して,もう少し考察していくことにします。実に,アキレスが亀に追い付き,また追い越すということは正しいことなのですから,もしも前提が正しいのであるとすれば,この前提からはその結論が得られるのでなければなりません。
 そこで第二の逆説を次のようにいい換えてみます。アキレスが亀を追いかけるとき,アキレスが亀のスタート地点Aに着いたとき,亀はそれより前のBにいる。次にアキレスがBに着いたとき,亀はそれより前のCにいる。以下,この関係が無限に続く。しかしアキレスは亀に追いつくことができる。
 このことを論理的に証明することができるならば,第二の逆説の前提が正しいということも証明できたということになると思います。
コメント
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