スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

買戻し&実体と自己原因

2006-08-29 22:55:19 | 地方競馬
 ブリーダーズゴールドカップではタイムパラドックスが準備運動中にごく軽度の故障を発症して競走から除外されました。こういう場合,タイムパラドックスに関係する馬券は買い戻されます。これはルールですから,こういう場合には僕も買い戻しますが,いまひとつ腑に落ちないものを感じています。出走していれば的中したかもしれないからこういう措置が取られていると思いますが,~たらとか~ればとかいい出したら,ギャンブルなど成立しないように思うからです。現に,レースに出走さえすれば,落馬しようがアクシデントで競走を中止しようがレースの過程で大きな不利を被ろうが買戻しはされません。同じ理屈でいえばこれも買い戻すべきですが,でもこれを認めれば,出遅れなければとか,騎手がもっと上手く乗ればとかいくらでもいえるわけで,きりがないです。分かりやすくするために,勝つ馬を当てる(単勝)ということがギャンブルとしての競馬の本性と仮定すれば,出走できなければ勝てないわけで,その時点でその馬券は外れ,よって買い戻す必要はないというのが僕の考えです。もちろん出走を取り消したり,競走から除外されたら,その時点からその馬の馬券の発売を中止するのは当然だと考えますが。
 明日は大井アフター5スター賞があります。中心はロッキーアピール◎で,相手はコアレスタイム○,そしてベルモントファラオ▲で,馬の能力から判断する限りはこうなるのですが,いずれも高齢であるという点は気掛かりです,なのでブローザウインド△とベルモントソレイユ△も一応はあげておきますが,このあたりになるときりがなくなりそうです。
 また明日から王位戦の第五局です。昨日は東京で勝った佐藤棋聖ですが,明日からは徳島で対局です。

 公理三の背後に前提されているものが自己原因でなくてはならないということが,それがなぜ実体でなければならないということにつながるかの説明から始めます。まず,公理一の意味からして,自然のうちには実体と様態しか存在しないわけですから,前提されているものも実体であるか様態であるかのどちらかであるということになります。ところが,様態とはほかのもの(実体)のうちにあるもののことをいうのですから,様態の存在は様態の本性のうちにあるのではなく,実体の存在のうちにあることになります。もしも様態の存在が様態の本性のうちにあるなら,様態はそれ自身のうちにあるということになり,これは様態ではなくなってしまうからです。なので,公理三の背後に要請されるべきものが自己原因であるなら,それは実体でなくてはならないといえると思います。
コメント
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