スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

松戸記念&永遠と必然性

2006-08-22 21:29:34 | 競輪
 今日は松戸記念の決勝でした。四国の後ろは,加倉ー立花で折り合ってのレースとなりました。2分戦ということもあり,残り1周からは内の佐々木選手と外の村上選手で激しい先行争い。バックストレッチに入った辺りで村上選手が失速気味であったのか,番手の加藤選手が捲り発進。ところが後ろの萩原選手が離れてしまい,加倉選手がここにスイッチしました。するとその後ろの立花選手を捌いた兵藤選手が3番手に入り,直線はこの3人の争いに。結局外を踏んだ加倉選手が伸びきって優勝,中を割った兵藤選手が2着に届き,加藤選手は3着でした。なお,村上選手は9着。先行争いになったこともそうですが,この猛暑の中3日間先行していたので,多少の疲れが残っていたのかもしれません。優勝した福岡の加倉正義選手は長く一線級で走っている中堅クラスの選手。記念競輪は2003年の防府記念以来であると思います。
 王位戦第四局は後手の佐藤棋聖のごきげん中飛車になりました。対する羽生王位は▲7八金~飛車先の歩交換をするという最近ではあまり見なくなった作戦を選択。封じ手段階では後手の一歩損ですが,馬はできているし,持時間も1時間ほど多く残しているので,佐藤棋聖としては不満のないところではないかと思います。羽生王位の髪型がさっぱりしていました。

 スピノザは好んで永遠と必然性を等置します。これは,おそらくスピノザが概念としてではなく,ある事物の存在のことを永遠ということに関係しています。すなわち,Aの本性にAが存在するということが含まれているなら,Aの存在は永遠なわけです。で,これはいい換えれば,AはAの本性の必然性(法則)によって存在するということになるわけです。つまりAは存在するために,A以外の外部の原因を何も必要とはしないのです。ところで,事物の本性とは,それが矛盾を含むものでない限り,そのものの存在を定立はするけれども排除はしません。したがってこうしたものは永遠に,必然的に存在するということになるのです。
コメント
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