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スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

王位戦&第一部公理三

2006-08-04 22:40:09 | 将棋
 王位戦の第三局は先手の佐藤棋聖が勝って対戦成績を1勝2敗とひとつ戻しました。ここまで,昨年とまったく逆の展開です。
 相矢倉というのは難しくて,この将棋だと,後手の羽生王位が自分の守りの桂馬を先手の攻めの桂馬と自ら交換しにいくように指したのは僕には不思議に感じられますし,また,封じ手後の何手かの指し手の意味とかは,まったく真意を推し量ることすら僕のレベルではできないです。ただ,将棋そのものの展開としては,後手の飛車と角が終始働かずに終りましたので,おそらくその分だけ,先手がずっとリードしていて,最後まで押し切ったものと考えていいように思います。
 第四局は少し間を置いて,22日と23日に指されます。

 明日からGⅡの,ふるさとダービー富山が始まります。8日まで,4日間の開催です。

 またどうしようか迷ったのですが,せっかく第一部公理五について考え終えたところですし,同じ第一部の公理の中から,第一部公理三について考えていくことにしました。
 「与えられた一定の原因から必然的にある結果が生ずる。これに反してなんら一定の原因が与えられなければ結果の生ずることは不可能である」。
 この文章は第一部公理五とは違って,理解する上で難解な部分はないと思いますし,また,この文章の通りに理解して構いません。
 これはスピノザが物事を論理的に考えていく上で,基本的な原理として採用する因果論に関係する公理ですから,ある意味では,『エチカ』の全体の中でも最も重要な公理といえるかもしれません。
コメント
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