スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

サンタアニタトロフィー&第一部公理五まとめ②

2006-08-02 23:01:27 | 地方競馬
 今晩の大井第27回サンタアニタトロフィーは,道中は最後方に控えていた的場文男騎手騎乗のボンネビルレコードの末脚が直線で爆発,前を行く馬を並ぶ間もなく差し切って優勝しました。快勝といえる内容でしょう。ペースを緩めずに1番枠から逃げたベルモントソレイユが2着に粘り,3着争いは僅差となりましたが,3年前にこのレースを制しているコアレスハンターが,僕が期待したエイシンチャンプを抑えています。
 勝ったボンネビルレコードはまだ4歳。南関東の馬の中ではトップクラスの仲間入りを完全に果たしたという感じで,今後は全国レベルでどこまで戦えるかがこの馬の真価を問う場になりそうです。

 明日から王位戦の第三局が始まります。挑戦者の佐藤棋聖は2連敗していますから,ここも落としてしまうようだとタイトル奪取はほぼ絶望的となり,負けられない一戦です。

 後の定理を証明するために,第一部公理五に訴えるケースはそれほど多くありません。『エチカ』全体においては,第一部公理五はそれほど重要な公理ではないのです。なので,『エチカ』を読むにあたって,ここで躓いてしまうのはつまらないことです。そのわりに,この公理のスピノザの文章は難解ですから,次のように暫定的に理解することを僕は推奨します。
 もしもAとBに,思惟の属性以外に共通する属性がない場合には,Aを認識することによってBを認識することはできないし,逆にBを認識することによってAを認識することはできません。仮にこのように考えたとしても,これは公理として成立するでしょうし,後にこの公理に訴える例(たとえば第一部定理三)に照らし合わせても,この解釈の方が分かりやすいと思います。
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