スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

峻峰剱賞&ふたつの意味

2006-08-06 21:37:09 | 競輪
 峻峰剱賞は道中7番手の平原ラインが前を取った小嶋ラインを抑えると,渡部ラインがこれを叩いて先行。中団を取った平原選手が1コーナーを過ぎた辺りから早くも発進,大塚選手のブロックをものともせずに捲りきり,結局,平原選手の番手の佐藤選手が交わして1着,平原選手が2着に粘りました。このライン3番手の坂本選手が離れ気味になり,渡部ラインの3番手から佐藤選手にスイッチした感じになった紫原選手が直線も外,外と踏んで3着に食い込んでいます。
 7番手に置かれた小嶋選手は見せ場も作れませんでした。

 明日は王座戦の挑戦者決定戦があります。勝ち上がったのは佐藤棋聖と深浦八段で,これは昨年と同じ組み合わせ。昨年は後手になった佐藤棋聖が一手損角換りで制しましたが,羽生王座に3連敗してタイトル奪取はなりませんでした。対戦成績は佐藤棋聖からみて11勝8敗。直近は佐藤棋聖が4連勝しています。

 第一部公理三には実はふたつの意味があります。
 ひとつは前半部分の,原因が与えられれば必然的に結果が生じるという意味で,もうひとつは後半部分の原因が与えられなければ結果は生じないという意味です。
 実際,このふたつは違う意味なのです。というのは,もし,原因が与えられれば必然的に結果が生じるなら,原因が与えられなければ結果は生じないということがそこから出てきますが,原因が与えられなければ結果が生じないからといって,原因が与えられれば必然的に結果が生じるということにはならないからです。
 そこで,僕はこの公理の前半部分についてそれを強い意味の因果論といい,後半部分については弱い意味の因果論ということにします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする