スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

小田原記念&すべての因果関係

2006-08-13 19:55:10 | 競輪
 小田原記念の決勝は4分戦だけにやや出入りの激しい展開になりましたが,最終的に主導権を取ったのは吉川選手。これを山田選手が叩こうとしたのですが,出口選手の牽制もあって出きれず,このラインの3番手を追走していた堀選手が3番手を確保していた荒井ラインの3番手に切替えました。最終バック手前から後方の市田選手が発進。しかし合わせるように出た荒井選手と小野選手ともつれるような感じになり落車。結局,前段の2車を楽に捲りきった荒井選手が完全優勝(4日間とも1着)。切替えていた堀選手が直線は内から伸びて2着。外にいった小野選手は3着でした。
 優勝した佐賀の荒井崇博選手は,ヤンググランプリGⅡは優勝していますが,今回の調子を維持できるようなら,GⅠの優勝にもそろそろ手が届きそうです。記念競輪は5月の大垣記念以来です。

 この時期は公営競技は稼ぎ時。明日からは函館記念です。

 そして明日は盛岡競馬場でクラスターカップがあるので予想します。このメンバーであれば中心はアグネスジェダイ◎です。負かすとすればトウショウギア○でしょう。力は衰えた感じですが,盛岡は得意としているディバインシルバー△,格下ですがオフィサー△,あとコアレスデジタル△まで。

 AからBが生じるのが必然的であるからといって,一般に一定の原因から必然的に結果が生じることには必ずしもなりません。自然(思惟の属性も含めて)のうちには,AからBが生じるだけではなく,CからDが生じ,XからはYが生じというように,それこそ無限に多くの原因と結果の関係があるのであって,それらすべての因果関係の間に必然性があるのでなければ,一般に原因と結果の間に必然性があるということにはならないからです。
 したがって,これを否定するためには,たったひとつだけ,原因と結果の間に何の必然性もないということを証明するだけで十分なのですが,実際には,偶然とは必然性に関するある認識の不足であるというスピノザの主張の前では,それすらも困難なわけです。したがって,とりあえずは,無限に多くあるそうした因果関係のすべての間に,何らかの必然性があるということを認めておくことにします。
コメント
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