スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

チバテレビ賞&第一部定義八

2006-08-20 23:24:01 | 競輪
 松戸記念の2日目優秀として争われたチバテレビ賞,並びは予想とちょっと違って,関東が結束して,伏見選手が単騎でした。
 ここは村上選手が打鐘からかますような感じで先行。正面で後続が少し離れたところを6番手の伏見選手が捲り上げて,向正面で3番手に入りました。ここから今度は太田選手が捲り発進したものの3番手付近で一杯となってしまい,結局,村上選手をフルに利用した加藤選手が楽な感じで1着,村上選手が2着に粘り,太田選手に乗った兵藤選手が3着を確保しました。
 加藤選手は昨年のグランプリを制しているほどの選手ですから,この展開であれば勝って当然。また,村上選手もかなり復調してきているとみてよさそうだと感じました。伏見選手も単騎のレースでは今日の結果も致し方ないのかもしれません。

 ここで第一部定義八を紹介します。
 「永遠性とは,存在が永遠なるものの定義のみから必然的に出てくると考えられる限り,存在そのもののことと解する」。
 スピノザの哲学では,ものの定義というのはまずそのものの本性を意味します。したがってこの定義の意味は,もしもあるものの本性(定義)に,そのものの存在が含まれていれば,そのものの存在のことを永遠という,ということになります。つまり,スピノザにとって永遠とは,ある概念ではないのです。もしもAの本性に,Aが存在するということが含まれている場合には,Aそのもののことを永遠とスピノザはいうのです。
 僕はこの定義が,ここでの問題を考えていくためのひとつのヒントになるだろうと考えています。
コメント
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