初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

貯蓄・投資・投機のちがい

2008-07-21 09:21:00 | 株・いろいろ
 「貯蓄」と「投資」と「投機」はどう違うのでしょうか。

 私は次のように意味づけしています。

 「貯蓄」とは、「元本を維持しながら“貯めていく”という資産運用です。

 「投機」とは、「マネーゲームと割り切って、短期的にハイリターンのみを追い求める資産運用です。

 そして「投資」とは:

 “資金に働いてもらい、積極的にリターンを追及する資産運用”なのです。

 そう、私たちは「投資」ができるようにならなければいけないのです。

 私たちが保有している資金を、ただ貯めるだけでなく、かといってマネーゲームに費やすのでもなく、

 正しく“働いて”もらうことが必要です。

 

日常生活における悩みや不安

2008-07-20 09:48:12 | 株・いろいろ
 みなさんは、日常生活で悩みや不安をお持ちですか?

 内閣府は毎年「国民生活に関する意識調査」を行なっています。

 その中の「悩みや不安を感じているか」という設問をみますと:

 最近15年間、「悩みや不安を感じている」という人がどんどん増えているのです。

 昨年の調査では「感じている人」が7割、「感じていない人」が3割を割るくらいに減っています。過去最高なんです。

 しかもその特徴は:

 中高年の悩みや不安は「老後の生活設計」のウェイトが高く、

 若い世代では「今後の収入や資産の見通し」のウェイトが高い、ことです。

 どちらも“将来の経済的な豊かさ”に不安を持っていることであり、

 こんな状態では、“今”「いい仕事、いい生活」ができませんよね。

 といって、何もしないでこのままの生活を続けていても事態は改善しません。

 私たちは、生活を変える行動を開始しなければならないのです。

 

 

“初心者のための株式講座”の準備 

2008-07-19 11:39:06 | 株・いろいろ
 昨日で大方の学校の1学期が終わり、今日から楽しい楽しい夏休み。しかも今日から3連休。

 今朝、陶芸(素焼きの窯入れ)があって、つい近くまで出かけましたが、道路はものすごい渋滞でした。

 子ども達にとって楽しい夏休みですが、大人にとても“有意義なサマー”でありたいですね。

 横浜市山内地区センター主催の“初心者のための株式講座”が8月2日(土)から4回シリーズ(16日のみ休み)で始まります。

 第1回目は私が担当します。

 私は大きく分けて3っつのテーマで話そうと準備しています。

1.なぜ、いま株式投資が大事なの?

2.株式投資の魅力とリスク

3.株価を動かす経済などのいろいろな要因を知ろう

 それぞれのテーマについて、必要な最新データを集め、準備しましたので、明日からその内容を書いてみたいと思います。

リバランスということ

2008-07-18 15:55:38 | 株・いろいろ
 機関投資家はもちろん個人投資家にとっても「リバランス」は大事な投資調整手法。

 リバランスとは、たとえば:

 1000万円の運用資産があって、50%(500万円)を株式に、残りの50%(500万円)を別の金融資産(債券や現預金)にしていたとします。

 その株式が4割(200万円)値上がりし、全体の資産が1200万円(株式700万円、その他500万円)になったとき、

 運用資産に占める株式の比率は58.3%となります。

 それをもとの比率(株式50%→600万円)に戻すとすれば、100万円分(700万円-600万円)の株式を売却し、それを他の金融資産(債券や現預金)にまわせばいいのですね。

 これをリバランスと言うのです。

 株が下がったときも同じです。

 ですから、

 海外の機関投資家が運用する資産のうち、「アメリカ株がおおきく下がり、日本株が現状維持だったとき」、

 「日本株を売って、アメリカ株を買い、リバランスをする」という調整が行なわれることがあるのですね。

 ということも知っておきましょうね。

 

空売り規制

2008-07-17 09:32:24 | 株・いろいろ
 アメリカの株式市場で、空売りの規制が強化されました。

 「必ず株の裏づけがなければならない」というものですね。

 思い出します、わが国の空売り規制を。

◎平成10年10月15日東証
 「空売りを行なう場合の明示と確認」「空売りを行なう場合の価格規制」など

◎平成13年12月21日金融庁
 「空売りへの監視上の対応」「空売りへの規制上の対応」など

◎平成14年2月8日金融庁
 「価格規制の強化」など

◎平成14年2月26日金融庁、(3月19日日本証券金融)
 「株貸出料の引き上げ」

 つぎつぎと強化していって、ついに!

 平成14年2月26日金融庁は、「空売り違反の証券会社四社を処分」しました。

 デフレで苦しんでいたわが国で、「総合デフレ対策」の一環としての“規制”ですが:

 本来、「自由であるべき市場に規制を加えることの可否」についてはいろいろ議論はあります。

 今回のアメリカはどこまで続くのでしょうか。

株価と信用取引の買残

2008-07-16 09:29:27 | 株・いろいろ
 昔から?日経平均株価と信用取引の残高、とりわけ買残との連動性はとても高いのです。

 つまり株価が上げる時には買残は増え、株価が下がるときには買残は減少します。

 「上がるから買う、買うから上がる」「下がるから売る、売るから下がる」ということですね。

 1年位前の昨年8月3日に買残は4兆3805億円ありましたが、

 今年の5月2日には1兆7223億円まで減少しました。

 その間日経平均株価は4000円以上の下げ。

 その買残が7月4日に2兆2065億円まで増えてきたので、相場は少しは上向くかナ、と期待?・・・・

 しかし先週末(7月11日)現在、また少し減って2兆1467億円・・・・

 うーん、たしかに地合いはよくないですね。

分かり難い原油価格

2008-07-15 13:26:28 | 株・いろいろ
 物価高や景気減速など諸悪の根源?のひとつに“原油高”がありますが・・・・この“原油高”なるものは分かり難いですね。

 現在の“原油高”指標はニューヨークのマーカンタイル取引所における“先物価格”がリード?していますが、

 この先物価格は、実際に原油が欲しくて買っている人の割合がさっぱり掴めません。

 ここまで価格が上げてくる過程で、いろいろ言われましたが・・・

 どれも当たっていませんし・・・・

 ただ、半分以上の人は、“原油先物”を“金融商品”として投資しているらしいということだけです。

 過去にも原油が上げたことがありますが、そのほとんどは:

 “スポット価格”と言って、「石油会社が長期契約以外に、一時的に特定油種の不足に対応して調達する価格」でしたから、

 実際に必要とするもの、だったのですね。

 今は、主力が「金余り→資金運用」の対象として・・・・ですから、

 よくわからないのですね。

 

猫とネズミの香立て

2008-07-14 10:41:54 | 陶芸
 今、製作が終わって窯入れを待っている猫と、

 現在製作中のネズミです。

 二つとも“香立て”です。

 猫は口(タバコの辺り)から煙がでますが、

 ネズミはどうしようか、思案中です。

 私が子どものときは、「猫とネズミ」の組合せについては、いろいろな話?がありましたが、今はどうなんでしょう?

 こうやって並べるととても親しい間柄に見えません?

英、4歳からの金融教育

2008-07-13 07:55:04 | 株・いろいろ
 1980年代、老大国といわれ経済成長鈍化に悩んでいたイギリスが復活したのは“金融ビッグバン”でした。

 その後の経済の復調ぶりは素晴らしいです。

 そのイギリスでの先日のニュースには思わず目をみはりました。

 “英政府は、金融当局と協力し、総額2750万ポンド(約58億円)を投じて学校で4歳から金融知識を学ばせる3ヵ年計画を導入する”と発表したものです。

 そうなんですね。金融・証券の知識は低年齢から教育することで“感性”が養えることができるのですね。

 私達がNPO法人証券学習協会を設立して、中・高の学校から証券知識を学ばせる教育に手を差し伸べたのは、まさにその必要性からでした。

 残念ながら成果は見られませんが・・・・

 イギリスでは誰が発想し、誰が実行に移しているのか・・・・

 その国の経済の先行きに大きな影響を及ぼすのですがね。

6月の投資信託概況

2008-07-12 09:47:10 | 株・いろいろ
 きのう投信協会から6月の投資信託概況が発表になりました。

 世界的に株価が冴えない中ですから、投信の状況もいまひとつです。

 その中の株式投信をみると:

 設定が1兆4854億円、解約と償還合わせて1兆2251億円で、差し引き2603億円の純増でした。

 こんな環境でも資金純増が続いているのはさすが?です。

 追加型株式投信のスタイル別では、国際株型とファンドオブファンズが7600億円、7200億円の純減と大きくマイナス。

 いちばん増えたのは外国債券で運用する毎月分配型で、2900億円近い純増でした。

 株式投信全体の純資産総額は、相場の影響を受けた運用減が2兆3016億円もあったので、マイナス2兆413億円となってしまいました。