初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

土地価格に底入れ感

2005-09-21 09:22:39 | 株・いろいろ
 昨日発表の基準地価は東京23区で値上がり、主要都市でも底入れをみることができます。

 株式価格が一足早く動き出したのに続き、土地も長いトンネルからようやく抜け出そうとしています。

 不動産投信(REIT)と深いかかわりがありますが、土地価格にはどんな種類があるのでしょうか。

①公示地価:毎年1月1日時点調査、3月末公表。公共地の購入価格等広く使われる。
②基準地価:毎年7月1日時点調査、9月末公表。公示地価と半年のタイムラグ、補完的立場。
③路線価:毎年1月1日時点、8月末公表。相続税の評価基準となる。
④固定資産評価:3年ごとの1月1日時点、4月より公開。

 上記②は都道府県が調査し国土交通省がとりまとめて発表するもので、昨日のものはこれです。(この他の価格は後日述べます。)

 銀行の不良債権→担保不動産の流動化策→不動産の証券化→不動産投信等などについては、以前このブログで書きましたが・・・

 長かった“資産デフレ”と早くオサラバしたいものですね。
 

折角の紹介記事ですが

2005-09-20 18:17:15 | 株・いろいろ
 今日(20日)の日経紙夕刊「丸の内キャリア塾」Bページに、私ども証券学習協会が主催する「株式特別講座2日間コース」が紹介されました。

 折角の紹介記事ですが、この講座はすでに申込みは締め切っており、現在は白石茂治氏による10月15日の時局講演を募集中です。

 ただ、9月のテーマの希望が多いようであれば、次回を早めに開催しようと考えています。

http://www.npo-shoken.or.jpをご覧下さい。

 

信用取引その32・今の保証金率は15年連続

2005-09-20 14:18:11 | 株・いろいろ
 株式市場では○○年ぶりという数字がいくつもでている昨今ですが、委託保証金率30%で代用有価証券掛目80%というのは、1990年10月5日からで15年続いています。

 それが当たり前と思っている人が多いのじゃありませんか?

 現在の信用売残が1989年の4月以来の水準であることはこれまでに何度か書きましたが、そのころの保証金率がどの位だったと思います?

 委託保証金率は70%で代用有価証券掛目は60%ですよ。

 例えば、1000円の株を1万株(1000万円相当)現物で持っており、それを担保にすれば金額でいくらの信用取引ができるか。

 今は、1000万円×80%÷30%で2666万円相当の株の売買ができますが。

 89年4月だったら、1000万円×60%÷70%=857万円で3分の1しかできません。

 当時は規制、規制で保証金率はアップ、掛目はダウン。いかに過熱感が強かったかですね。

日々の株式情報

2005-09-19 10:25:05 | 株・いろいろ
株式関連の情報について何からどんな順番でとっていますか。

プロ級?のデイトレーダーの中には、毎朝三台位のパソコンを並べて情報をとっている人もいるそうですが、普通の投資家はそこまではできないし必要もないでしょう。

地域によってテレビのチャンネルも違うし、新聞も夕刊がなかったりとまちまちでしょうが、私の場合はこうしています。

朝テレビでNYの株式市場と為替相場を見ます。次に新聞を取り出して見出しに目を通し、後で読む記事にあたりをつけます。必要に応じてパソコンからもとりますが。

 私のは取引用というより知識アップデイト用?


信用取引その31逆日歩の利用?

2005-09-18 08:11:17 | 株・いろいろ
 先日、久しぶりにOさんに会いました。そのときのやりとりです。

 Oさん:「この間、ある銘柄を現物と信用で買ってね。」
 私:「・・・」

 Oさん:「そしたら、順調に値上がりしたので現物のほうを利食いをしたんだ。」
 私:「へ、信用の方を先に売らなかったんですか?」

 Oさん:「うん、その銘柄には逆日歩がついているから、貸し株料を払ってもその方が歩がいいんだ。」
 私:「んー」

 考えちゃいました。同一銘柄を現物と信用で買うってよっぽど惚れたんですかね。以前、このブログにも書きましたね。27.3%ダウンでゼロになるって。もっとも27.3%アップで倍になりますがね。

 それに値上がりしたら、ふつうは信用を手仕舞う(反対売買すること)のですが。信用の利益を確保して、あとは現物をもって株価の行方をみるってのがふつうという意味ですが。

 もっとも株式売買には理屈を超えたものがおおありですが。

投資信託22・不動産投信価格が安い

2005-09-17 09:31:28 | 株・いろいろ
 今朝の日経に「不動産投信指数 5ヶ月ぶり低水準」という記事が載ってます。指数の今年の高値は7月11日で、下落率は1割を超えていると。

 その理由・背景について、①価格上昇で利回りが低下した、②景気回復や株高などで、今後長期金利が上昇する見方が強い、③7月に4銘柄が新規上場したが価格低迷で人気離散のイメージ、④9月中間決算を控え、REIT最大手の地銀が売り先行させやすい、等々をあげています。

 今後は、「組入れ不動産の立地など物件の中身が問われ、銘柄ごとの選別色が強まろう」という見方を紹介しています。

 ここで、新聞にでていない私からの一言:いろいろな理屈とは関係なく、これまでのREITの動きの特徴のひとつとして、“株式相場の動きと反対の動き”をしています。

 株式相場が上がっているときはREITは下げ、株式相場が低迷するとREITが上げる度合いが強く見受けられました。

 興味のある方は確認してください。売り場、買い場探しの参考になるかも。

お金持ちがおおい!?

2005-09-16 10:04:53 | 株・いろいろ
 日銀が15日に発表した家計の金融資産残高は1433兆円と、最高になったそうです。

 いつもこの数字が発表になるとウンザリしてしまいます。
 
 いま日本の人口は概算1億2760万人(8月1日現在)、生まれたばかりの赤ちゃんも含めて一人当り1123万円。夫婦と子ども一人の3人家族だと3400万円近くもあるの?お金持ちがおおいなアーって思う?

 でも気を落とす必要はあまりないようです。

 金融資産といっても将来受取る企業年金も入っているようですし、それに借金だって引く必要あるでしょ。

 なによりも、このデータの“もっとも要注意点?”は、一部の大金持ちのウェイトがすっごく大きいことです。

 以前、“人口の0.4%の人が個人金融資産の3分の1を持っている”と本で読んだことがあります。

 データはちょと古いけれど、普通の人の平均は200万円弱。これならみなさん納得されます?

 

株式特別講座2日間コースは締めきりました

2005-09-15 17:25:32 | 株・いろいろ
 今月26、27の二日間、JASDAQプラザで行う株式特別講座は締め切りました。

 もともと少人数の講座ですし、ジャスダック証券取引所後援、マネックス・ビーンズ証券、松井証券協賛とみなさんのバックアップのおかげで、受講者が予定の人数になりました。

 20日の日経夕刊にこの講座の記事がでる由ですが、すでに締め切っちゃっていることは申し訳ありませんが、希望が多ければ第2回を計画することに・・・

 10月15日の時局講演の準備もすすめなければいけませんし。

 まずはお礼申し上げます。

週後半は資料作成で多忙

2005-09-15 09:01:27 | 株・いろいろ
 東証など取引所では、火曜日、水曜日に信用取引関連のデータを発表します。

 それを基にいろいろな資料・グラフなど作成しますが、今日から、来週27日の証券会館1階JASDAQプラザでの株式特別講座、10月1日のマネックス・ビーンズ証券の信用取引勉強会などで使用する資料を仕上げます。

 また、金融広報アドバイザー等研修会で使用する投資信託の資料も作成するのですが、これも8月末の数字が投信協会から発表されましたので、いよいよやらねばならず、今週から来週にかけて大忙しです。

 でも、常に新しい数字・情報を追いかけていきますと、株式市場の動きはもちろん、世の中の動きの変化が見えて楽しいですね。

投資信託21・銀行窓版5割超す

2005-09-14 10:30:01 | 株・いろいろ
 今朝の日経紙はそんな見出しで、銀行窓版の伸びを表現しています。

 昨日投信協会が発表した8月末の販売状況です。これまで私もこのことには触れてきましたが、投資信託は証券会社の商品から金融機関の商品に移行しつつあります。

 10月からの郵便局での販売に一層期待がもてる環境になってきましたね。

 株式投信の残高も33兆1718億円と、1991年6月以来の水準に達したことも報道されていますが、これも私がすでに書きましたように:

 株式が一株もはいっていない「海外の債券で運用する投信」も株式投信に区分されているものが沢山ありますので、「だから株式市場にとって追い風」と早合点はしませんように。