初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

投資信託(16)一層の企業努力を!

2005-09-01 11:40:52 | 株・いろいろ
 投信販売の郵便局参入で、いろいろなことが起きそうな気がします。

1.取扱う郵便局員には、猛烈に?勉強してほしいということ。投信を取扱うためには証券外務員資格をとる必要がありますが、その試験で苦労をしていると聞きます。

 でも大事なことは試験に通ることではなく、「どのくらい投資家のために役立つか」の知識です。私も現役時代に沢山の投信販売をしましたが、「お客さんに投信を買ってもらう」のはとても難しいものだったという記憶があります。

 銀行員でも投信販売が嫌で泣いたという話も聞きました。誤解しないでください。「投信という商品はいいものもいっぱいあり」なのですよ。販売が難しいということです。

2.まだ地方の銀行などでは投信販売をしていないところが沢山残っています。郵便局も直ちに全ての地域で販売するわけではありませんが、地域によっては、どっちが先かの問題はありますよね。

 すでに金融機関がやっている地域でも、「家族構成から資産内容まで把握している特定郵便局が販売開始すれば」金融機関にとっては脅威になりますね。

 まだやっていない金融機関は勿論、脅威を感ずる金融機関はあらためて対策を講じなければなりません。

 コンピューター投資や、研修などの人的投資等、企業努力は欠かせません。