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豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

日経平均株価の銘柄入替え

2005-09-06 10:03:27 | 株・いろいろ
 日経平均株価に組入れられている225の銘柄は、毎年10月に定期的な見直し・入替えが行われますが、今年の入替え銘柄が昨日発表になりました。

 この定期的な見直し制度は2002年から行われたのですが、大きな議論を呼びました。(それまでは、組入れ銘柄の合併や倒産など上場廃止が主でした。)その議論とは:

1.銘柄を入替えると、“指数としての連続性が失われる”ではないか、という意見。

 銘柄入替えが2002年4月末に行われたとき、前と後に大きな価格断層が起きて、指数連動ファンドの運用者が参ったのは事実です。

 入替え後はIT銘柄のウェイトが高まったのですが、ITバブル崩壊で日経平均株価は「しなかった時」にくらべて下げ幅が大きく、景気回復→株価高のバロメメーターとしていた宮沢大蔵大臣がカンカンに怒りました。

2.日本経済の実態をより正確に反映させるためには、そのときの相場に相応しいものを組入れてこそ連続性がある、という見方。

 たしかに1949年から半世紀以上もそのような観点からの銘柄入替えはしていないため、日本経済の実態からはやや離れた?かも知れません。

 これは当然日本経済新聞社の言い分です。そして今年も発表されたのです。

 皆さんはどう思いますか。