ドッキリカメラ、というのがあるじゃないですか。芸能人や一般市民を騙すような。
僕はあんまり好きじゃない。
好きじゃないな、と思ったきっかけがあってね。ある芸能人が「催眠術をかけられる」というドッキリがあった。有名な催眠術師と言って紹介されるんだけど、実はこれがドッキリでその催眠術師は偽物。催眠術なんて使えない。でも、その芸能人は番組の企画を理解しているので、催眠術にかかったふりをする、というドッキリ。
うーん、これはちょっとなぁ、と流石に思った。
こういうのを観ちゃうと、例えば「この芸能人は番組のために空気を読んで、かかってもいない催眠術にかかったふりをする人なんだ」と思ってしまうじゃないですか。そうなると例えばこの人がグルメ番組とか出て「この料理はとっても美味しいですねー!」なんて言ったとしても「ホントかよ」と思いかねない。
そうするとこの人の芸能人としての今後の活動が心配になる。たった一回のおもしろおかしいドッキリでそういうのはどうなの?と思うので、この番組の時には途中で観るのを止めた。仮にヤラセだったとしても(それはそれで問題ですが)、ちょっとどうなの?と思う。
一方で、アメリカに「What would you do?(あなたならどうする?)」というTVショーがあるそうで。ラジオで紹介されているのを聴いて「ああ、こっちは面白そうだな」と思っていた。
紹介というのはこちら→「町山智浩 アメリカ人気ドッキリ番組『あなたならどうする?』を語る」
どういうドッキリカメラかというと、例えば、スーパーのレジで長い列が出来ている。その原因は会計をしている女性客。どうやら女性は日本で言うところの生活保護を受けているらしくて財布を覗いてみると現金が足りない様子。レジの店員は冷たく「お金が無ければ売れませんよ」と言っている。女性は「困ったわ、このミルクが無いと家にいる赤ちゃんが、、」なんてつぶやいている。。
という、お芝居をやる。お芝居なので、女性もレジ店員も役者。
さて、これを見掛けたのがあなたならどうする?というドッキリ。
この番組がいいな、と思うのは、「引っかかった人」つまり、この状況で何かしらのアクションを起こした人こそが本当に素晴らしい人だ、ということ。
普通のドッキリカメラって違うじゃないですか。引っかかった人はともすると間抜けに見える。
でもこの番組で引っかかる人は、この状況を目にしてさっとお金を差し出してあげたり、中には「この女性の会計をすべて私が払うわ」なんて言う人もいる。
一連の話が終わった後にいわゆる仕掛け人が出てきて「これはTVショーなんですよ」とネタばらしをする。引っかかった人に「なぜこんなことを(お金を出してあげたり)してあげたんですか?」と聴くと理由は様々。
「困ったときはお互い様だから」
「私も昔、生活保護を受けていたら大変なのは分かるの」
とかね。
いやいや、素晴らしい話じゃないですか。
もちろん、中には困っている人を観ても何もしない人もいて、たまにその人にインタビューしたりもする。顔にモザイクが入ってたりしてね。
個人的にはそっちはまぁいいじゃないか、と思う。それこそ、人それぞれ事情はあるだろうから、「何もしない人」ってのを一概に非難も出来ない。
何かした人、アクションを起こした人を称える方向だけで僕はいいと思う。
この番組が存在していることで僕が素晴らしいと思うのは、これを観ている人がなにか同じような場面に遭遇した時に「あれ?これTV番組じゃないか?」と思うんじゃないかな、と言うこと。もしかしたらカメラがあって撮られてるかも知れない。ならば少しだけ勇気を出してみよう、と思う人が増えれば素晴らしいね。
日本語字幕が付いているのもいくつかあるので貼っときます。
英語が話せないヒスパニック系の母子にいちゃもんを付けるアメリカ人男性、というドッキリ。途中の男性がとっても頼りがいがあって素晴らしい。
レストランに来たアフリカ系アメリカ人女性に失礼なことを言う女性店員というドッキリ。最後のほうの女性が素晴らしい。
コンビニで働くムスリム系アメリカ人男性に失礼なことをいう男性客、というドッキリ。こちらも最後の男性が素晴らしい。
ちなみにこの番組の司会者、ジョン・キニョネスさんのモノマネは僕、出来るんじゃないかな、と思って練習してます。「Hi, I'm John Quiñones. It's TV show!」というネタばらしの時のモノマネね。どこで披露するんだか分からないけど。
僕はあんまり好きじゃない。
好きじゃないな、と思ったきっかけがあってね。ある芸能人が「催眠術をかけられる」というドッキリがあった。有名な催眠術師と言って紹介されるんだけど、実はこれがドッキリでその催眠術師は偽物。催眠術なんて使えない。でも、その芸能人は番組の企画を理解しているので、催眠術にかかったふりをする、というドッキリ。
うーん、これはちょっとなぁ、と流石に思った。
こういうのを観ちゃうと、例えば「この芸能人は番組のために空気を読んで、かかってもいない催眠術にかかったふりをする人なんだ」と思ってしまうじゃないですか。そうなると例えばこの人がグルメ番組とか出て「この料理はとっても美味しいですねー!」なんて言ったとしても「ホントかよ」と思いかねない。
そうするとこの人の芸能人としての今後の活動が心配になる。たった一回のおもしろおかしいドッキリでそういうのはどうなの?と思うので、この番組の時には途中で観るのを止めた。仮にヤラセだったとしても(それはそれで問題ですが)、ちょっとどうなの?と思う。
一方で、アメリカに「What would you do?(あなたならどうする?)」というTVショーがあるそうで。ラジオで紹介されているのを聴いて「ああ、こっちは面白そうだな」と思っていた。
紹介というのはこちら→「町山智浩 アメリカ人気ドッキリ番組『あなたならどうする?』を語る」
どういうドッキリカメラかというと、例えば、スーパーのレジで長い列が出来ている。その原因は会計をしている女性客。どうやら女性は日本で言うところの生活保護を受けているらしくて財布を覗いてみると現金が足りない様子。レジの店員は冷たく「お金が無ければ売れませんよ」と言っている。女性は「困ったわ、このミルクが無いと家にいる赤ちゃんが、、」なんてつぶやいている。。
という、お芝居をやる。お芝居なので、女性もレジ店員も役者。
さて、これを見掛けたのがあなたならどうする?というドッキリ。
この番組がいいな、と思うのは、「引っかかった人」つまり、この状況で何かしらのアクションを起こした人こそが本当に素晴らしい人だ、ということ。
普通のドッキリカメラって違うじゃないですか。引っかかった人はともすると間抜けに見える。
でもこの番組で引っかかる人は、この状況を目にしてさっとお金を差し出してあげたり、中には「この女性の会計をすべて私が払うわ」なんて言う人もいる。
一連の話が終わった後にいわゆる仕掛け人が出てきて「これはTVショーなんですよ」とネタばらしをする。引っかかった人に「なぜこんなことを(お金を出してあげたり)してあげたんですか?」と聴くと理由は様々。
「困ったときはお互い様だから」
「私も昔、生活保護を受けていたら大変なのは分かるの」
とかね。
いやいや、素晴らしい話じゃないですか。
もちろん、中には困っている人を観ても何もしない人もいて、たまにその人にインタビューしたりもする。顔にモザイクが入ってたりしてね。
個人的にはそっちはまぁいいじゃないか、と思う。それこそ、人それぞれ事情はあるだろうから、「何もしない人」ってのを一概に非難も出来ない。
何かした人、アクションを起こした人を称える方向だけで僕はいいと思う。
この番組が存在していることで僕が素晴らしいと思うのは、これを観ている人がなにか同じような場面に遭遇した時に「あれ?これTV番組じゃないか?」と思うんじゃないかな、と言うこと。もしかしたらカメラがあって撮られてるかも知れない。ならば少しだけ勇気を出してみよう、と思う人が増えれば素晴らしいね。
日本語字幕が付いているのもいくつかあるので貼っときます。
英語が話せないヒスパニック系の母子にいちゃもんを付けるアメリカ人男性、というドッキリ。途中の男性がとっても頼りがいがあって素晴らしい。
レストランに来たアフリカ系アメリカ人女性に失礼なことを言う女性店員というドッキリ。最後のほうの女性が素晴らしい。
コンビニで働くムスリム系アメリカ人男性に失礼なことをいう男性客、というドッキリ。こちらも最後の男性が素晴らしい。
ちなみにこの番組の司会者、ジョン・キニョネスさんのモノマネは僕、出来るんじゃないかな、と思って練習してます。「Hi, I'm John Quiñones. It's TV show!」というネタばらしの時のモノマネね。どこで披露するんだか分からないけど。