浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

広いんだね、アメリカって。

2016-11-10 09:33:26 | ニュースから
いやー、驚きました。

大統領選。

会社で仕事していて、ちょこちょこネットで開票状況を見ていました。

あのさ、ちょっと話変わるけど、やっぱりこういう開票状況はいいね。最近の日本の選挙だと開票率2%くらいで「当確!」とか出るじゃん。ああいうの僕ちょっと納得行かないんだよな。そりゃちゃんと出口調査した結果なんだろうけどさ、2%で当確ならもう選挙なんかやる意味ないじゃん。

その点、大統領選は最後の最後まで結果が分からなくてドキドキしました。

改めて感じたこと。

あのね、僕はアメリカに住んでる友達がいわゆる普通の一般的な日本人よりは多い方だと思う。アメリカに住んでる日本人の友人もいるし、アメリカ人の友人もいる。

そういう人たちが口をそろえて言うのは「トランプを誰が指示しているんだろう?少なくとも自分の周りにはいないよ」ということ。

そういうこともあるし、もちろん個人的にもいろいろなニュースを目にして「うん、トランプは無いだろうな」と思っていた。

それがこの結果ですからね。。驚きました。

この僕の予測の誤謬から思ったことはふたつ。

まず、「僕の知っているアメリカ人じゃないアメリカ人が実は大多数なのかもしれないな」ということ。つまり僕の知っているアメリカ人というのは日本(外国)に多少関係があったりする人。なにせ僕と知り合いなくらいだからね。でも、そうでないアメリカ人、外国人の友人なんてそんなにいなくて、外国のこともあまり知らない人が大多数なのかも知れない。(非難してるんじゃないよ、日本人にだって海外に行ったこと無い、海外のことなどまるで知らないって人も多いだろう)

つまり、「僕の知らないアメリカ」というのが実は真のアメリカなのかも知れないな、と思った。

もうひとつは「Hidden Trump voters」、つまり「隠れトランプファン」の存在。トランプはキャンペーン中、かなり過激なことを言ってきた。それはどう贔屓目に見ても「ポリティカリー・コレクトネス」、政治的正しさからは遠いものだった。

普通の人から見れば「さすがにそんなこと言っちゃダメだろう」と思うようなことを言ってきた。だから「トランプ?ちょっとヒドイよね」と言うのが良識ある大人のスタンスだろう。

だけど、どこか心の中に「とは言え、よくぞ言ってくれた」ということを感じていた人が多かったのかも知れない。

だから、周囲の人には「トランプ?ヒドイよね」と言いつつ、心の中ではトランプを支持していた、という人が多かったのかも知れないな、と思っている。

まぁ、とにかく広いね、アメリカは。