浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

僕はスゴイダイズを応援しています

2011-02-07 18:23:44 | DVD、映画
映画「ジーン・ワルツ」を観てきました。

まぁとにもかくにも原作者、海堂尊のファンなんでね。映画のデキの話は置いといて。

スゴイダイズの話します。

冒頭、女の子が病院の待合室にいるシーンがある。そこでその子がカップのヨーグルトのようなものを食べてるんだけど、ばっちりそのパッケージに「スゴイダイズ」って書いてある。


これ。

待合室なんでまぁなに食べててもおかしい訳じゃないけど、自然か、と言われるとそうとも思えない。だって「スゴイダイズ」って文字がばっちり全面に映ってるんだもの、文字の所に指もかかってない状態で。

観てるほうとしては確実に気づく。

そしてその「スゴイダイズ」はもう一度出てくる。まぁどちらも緊迫したシーンじゃないから腹が立つほどじゃないんだけどね。

しかしさー今の時代にこんな宣伝方法ってずいぶん時代錯誤だと思うんだよなー。

そんなシーン観て観客が「あ、帰りにスゴイダイズ買ってこ」なんて思うと思ってるんだろうか。別に食べた人が「おいしー!」とか言ってるわけでも無いし。映画の中でそんなことやってたら更に印象は悪いだろうけどね。

少なくとも僕は「頭使ってない宣伝方法の会社だなー」としか思わない。だから残念だけど僕は今後も買わないと思う。

スゴイダイズはたぶんこの映画にお金出してると思うんだけどなんか別に得してるとは思えない。

これだけ、ネットが発達しプロモーション方法が進化した時代にこういう「映像に写しておけば良い」なんてプロモーション方法はずいぶん古い気がする。

たとえばバラエティ番組で飲み物のラベルにモザイクがかかってることがあるよね。これもその番組のスポンサーじゃない会社の商品が映り込んじゃってるからだろうけど。これもずいぶんアホらしい話だと思いません?
つまり製作者、あるいはスポンサーは「視聴者がライバル商品を観ただけでそれを買っちゃうかもしれない」って思ってる、ってことでしょ。いやいやそんなアホじゃないでしょ、我々。

なんだかなー、と思うんだよね。

一方、「あ、これはいいかも知れないな」と思ったのは間寛平のアースマラソン。

これは間寛平が世界一周したい、という夢があって、日テレ(だよね?)が番組にし、それにスポンサーが付いてる。それらスポンサーはアースマラソンのために商品を提供している。

トヨタが車を提供しているから走る間寛平をスタッフが伴走出来るし、ニューバランスがシューズやウェアを提供しているから走れる。

これに対して間寛平は本当に感謝してる。

そういうのを見ているファンはたぶんそれらの会社に高い確率でいい印象を持つよね。

こういうのってテレビとか映画におけるスポンサードの形としては結構いいんじゃないだろうか。

…とか言って僕「スゴイダイズ」ってここまでで結構書いてるんでいいプロモーションになってたりしてね。